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◇寺院散歩17◇日蓮宗 慈性山安立院 蓮華山東之院

今月は池上本門寺から少し離れた所にある塔頭寺院の安立院と東之院を訪ねました。

この日はあいにくの雨でしたが、到着した時間から雨が上がりました。少しだけ日頃の行いが良かったのかもしれません。
まずは安立院へ。

安立院
池上の寺めぐり スタンプラリーの案内板

元応2年(1320)以前の創立。開山形善院日澄。九老僧日澄が自ら汗して造った坊で、本門寺裏門前にあり、上の坊と称した。大正14年鬼子母神堂建立。 昭和12年本堂改築。昭和20年4月戦災で焼失、この時庭の泰山木に焼夷弾が命中し二つに裂けてしまうが、その後この泰山木は生命をふきかえし、一つの根から幹が二本の夫婦泰山木のような姿となっている。本堂は昭和46年に再建。

安立院のウェブサイトより
白が基調の本堂
きれいなお庭
敷石も斬新
喚鐘

ちょうどお邪魔した時は御住職(?)が本堂をお掃除されていたようで、会釈だけして失礼させていただきました。

続いてお隣の東之院へ。

東之院

弘安5年(1282)の創立。開山蓮華阿閣梨本応院日持。開基慈善院日悟。江戸末期に本門寺総門の外、本成坊の前にあった玄理坊(旧称辻之坊)と、本門寺東の谷の覚蔵坊(後に自性坊となり廃寺)の東隣にあった東之坊が合寺し、東之坊の跡地で東之院となる。東之院の地は六老僧日持の屋舗跡の庵室であった。玄理坊は貞享年中(1684~7)に受性院妙玄日理尼の建立で、開基は慈善院日悟。昭和20年の戦災ですべて焼失、昭和35年62世の代に本堂・庫裡、昭和50年63世の代に書院・庫裡を再建し、昭和55年に本堂増改築の時に現在の一塔両尊及び日蓮大聖人ご尊像を奉安。

東之院のウェブサイトより
池上の寺めぐり スタンプラリーの案内板
本堂
隣の安立院が見えます。
門の紋様が素敵です!
門だけでなく門柱や塀も現代的です。

本門寺の周りには多くのお寺があります。
池上の寺めぐりはそのお寺を周るスタンプラリーです。

池上本門寺の周辺には多くの塔頭(たっちゅう)寺院があります。本門寺を含めた日蓮宗24ヶ寺は「朗師講(ろうしこう)」い呼ばれています。「朗師講」とは本門寺の第2世 日朗聖人の徳を偲び、その恩に報いるための講会(こうえ)という意味で、現在でも毎月1日に24ヶ寺が集まって報恩法要を行なっています。「池上の寺めぐり 朗師講スタンプラリー」は、朗師講24ヶ寺を歩いてまわり、池上の町の歴史と伝統にふれる小さな旅をしてもらおうと平成14年より実施しているものです。以下略。

不変山永寿院のウェブサイトより

各寺院が経費を分担しているので冊子は無料で、池上の各寺院や町の店舗に置いてあるそうです。
私は知らなかったので今度いただいて参ります。

安立院の向かいにある路地

住宅に囲まれたお寺で、静かな環境です。
大田区にはこのような立地のお寺が多くて、グーグルマップがないと、今回もたどり着けなかったと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
来月もご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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