見出し画像

◇寺院散歩26◇真言宗智山派 海岳山大乗院 長遠寺

今回の寺院散歩は大田区馬込の長遠寺です。
梅雨の晴れ間の暑い日に行ってきました。

長遠寺は都営地下鉄浅草線の馬込駅と西馬込駅の中間にあります。バスはJR大森駅西口より、「荏原町駅入口行」長遠寺前下車すぐです。

御本尊は不動明王。御府内八十八ヶ所霊場8番札所、玉川八十八ヶ所霊場72番札所、馬込不動、もと馬込八幡神社、湯殿神社の別当。

真言宗智山派の寺で、別称:馬込不動。寺伝によると、天仁元年(1108年)の草創で、馬込村字堂寺にあったが、 火災に遭い、文亀2年(1502年)に、現在の地に移った。仏像として、区指定文化財の木造十一面観音菩薩立像(通称「鎌作り観音」)等がある。なお、木造十一面観音菩薩立像は公開されていません。

大田区HPの新大田区百景より
バス停を降りるとすぐ目の前
お隣りの信用金庫と共用部の駐車場
山門を潜ります
大きな樹です
屋根の形は反りが少なく厚みを感じます
別の角度
正面
半鐘
十一面観世音菩薩立像について
本堂から墓地方向
墓地の前
庭園
六地蔵尊
手水舎(使用停止中)

寺伝によれば、天仁元年(1108)宥尊の草創で、馬込村字堂寺にあったが、建武年間(1334-38)に兵火で堂宇を失って衰えた。その後文亀2年(1502)現在地に移り、元禄年間(1668-1704)快慶によって諸堂が修復された。現存の本堂は文久元年(1861)に宥円が再建したもの。明治初年までは馬込八幡神社など12社の別当を勤め、また大井来福寺以下9寺を末寺としていた。なお現在内陣に合祀している十一面観音は、もと目黒行人坂光雲寺の本尊で、神亀元年(724)行基(668-49)の作といわれ、同寺が明治初年に廃寺されるにおよんで当寺に移された。
「新編武蔵風土記稿」には村の旧記に定海という僧が、当寺を草創して後、元弘2年(1332)に寂した、と見えるからこの人が開山であろう。
いま寺で開山としているのは定尊である。この僧の事暦や寂年を伝えていないので、いつの頃とは言えないが、中興の僧であろうか。のちに元禄年間快慶が住持した頃、当寺を再興して檀林寺格としたので、この人を中興開基しているとある。

大田区の寺院より
お隣の馬込八幡神社
長い年月を感じさせる木の鳥居です
こちらにも大きな樹
立派なお宮です

長遠寺の本堂の中にも上がらせていただきました。堂内の造りもとても素晴らしいものでしたが撮影はしませんでした。

第二京浜から長い坂を登るのはつらかったので、公共交通機関のおすすめは最初に記載しました大森駅から荏原町駅入口行のバスです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
次回の寺院散歩もよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?