雀士、雀傑の初心者向け!雀豪以上になるための抑えるべきポイント!

1.はじめに

このnoteを見ていただいた方は初めまして、REKI(レキ)と申します。

私自身は雀聖2と上手な方からしたらまだまだヘタクソですが、最近私設リーグでの牌譜検討時に、相手に自分の考えを伝える機会が増えたため、このようなnoteを書いてみました。

雀士や雀傑で苦労している人雀豪1にはなれたけどすぐ雀傑に戻っちゃう人は以下のポイントが出来ていないことが多いので、確認する意味でも見ていただけると参考になると思います。

2.配牌の良し悪し

まず、配牌の良し悪しについてですが、これを正確に判断することが麻雀というゲームにおいて一番大切であると、私は考えます。
上級者の方は大体この手は "〇点" ぐらいと具体的に算出できると思いますが、雀士や雀傑の方はまずこの手が良いのか悪いのかをざっくりで良いので判断する必要があります。

配牌の良し悪しを決定づける要素は基本的に3つあると思います。


(1)速度

この項目では、1番手で聴牌できる手かどうかを考えます。
どのような手が速い手なのかというと、配牌の平均シャンテン数は約3シャンテンなので、基本2シャンテン以上の手は速い手と考えられます。また、役牌の対子や暗刻がある、タンヤオにまとまっているなどの仕掛けが出来る3シャンテンの手も速いと考えられます。

(2)打点

この項目では、高い手(満貫以上)を目指せるかどうかを考えます。
どのような手が高い手なのかというと、単純にドラが2枚以上使える手やホンイツや三色などの2翻役を無理なく目指せる手などが高い手と考えられます。

(3)形

この項目では、最終的に聴牌したときにどれだけ良形聴牌ができるかできるかを考えます。配牌時の話なので100%良形なるかは分かりませんが、聴牌時に大体両面以上の待ちが残れば良形の配牌であると考えられます。



上記に示す3項目のうち、一般的に2つ以上を満たしていれば良い手と考えられ、1つも満たさない手は悪い手と考えて大丈夫だと思います。
また、1つだけ満たしている悩ましい手は、点数状況などからどっちよりの手かを考えましょう。

そして、配牌の良し悪しを判断出来たら、良い手は么九牌(1・9・字牌)を残さずブクブクに手を進行していき、悪い手は么九牌(特に字牌)を残してスリムに進行するのがお勧めになっています。

以下に配牌の例を示します。
みなさんもこれが良い手かどうかを考えてみてください!




これらの配牌の良し悪しを順番に考えてみたいと思います。

①の配牌は、速度は2シャンテンなので〇、打点はドラドラあるので〇、形は愚形もありますが良形聴牌する可能性がかなりあるので△~〇と考えられるので、良い手と考えられます。そのため、8sなどを切ってしまう人もいると思いますが、しっかりこの手は西を切りましょう。

②の配牌は、速度は4シャンテンかつ仕掛けれないので✕、打点はドラ1枚だけなので✕~△、形は愚形ばかりなので✕と考えられるので、悪い手と考えられます。そのため、字牌を切らず1mなどを切るのがお勧めです。

③の配牌は、速度は3シャンテンだが仕掛けれないので△、打点はドラ暗刻なので〇、形は愚形ばかりで✕と考えられるので、良い手とも悪い手とも決めにくく難しいです。この時は、北を切って真っ直ぐ行っても良いですし、1m切ってスリムに構えても良いと思います。
一応、私の優先順位は点数状況によりますが、打点>速度>形なのでこの手なら北を切りそうです。

④の配牌は、速度は2シャンテンなので〇、打点はドラも手役も難しそうなので✕、形は現状愚形しかないので✕~△と考えられるので、③と同様良い手とも悪い手とも決めにくく難しいです。そのため、西切っても1p切っても良いと思います。
一応、私の選択を参考程度に述べておくと、上記にあるように優先順位が打点>速度>形なので、この手なら1p切りそうです。

上記のように③と④は打つ人が何を大事にするか(点数状況や守備型なのか攻撃型なのかなど)によって選択が変わったりするので、こういう難しい手でミスなく打つことを気にするのではなく、①や②のような手でミスをなくすことが雀豪までの道のりの中で最も大切になると思います。

3.押し引きの判断

配牌の良し悪し正確に判断できるようになったら、次は押し引きの判断です。この配牌の良し悪しと押し引きの判断がある程度できるようになれば、銀の間、金の間なんて簡単に突破できるようになります(多分)!

以下に、聴牌時、2シャンテン以下の時、1シャンテンの時の3つの押し引き判断の一例を示したいと思います


(1)聴牌の時

聴牌なら大体押しが優位になると思います。例えば、1000点の手でも先制聴牌出来ているなら、相手の上がりを潰す、供託を手に入れることができると言ったメリットがあるため、聴牌の時は大体押し有利になると思います。

(2)2シャンテン以下の時

2シャンテン以下なら大体降りが優位になると思います。なぜなら、2シャンテン以下の時に、相手のリーチに押して上がれるケースなんてほとんどないからです。たまに、相手からのリーチが速すぎたせいで完全安牌がないから2シャンテン以下でも押す人がいますが、基本はそのような場面でも気合で降りましょう!

(3)1シャンテンの時

1シャンテンの時は難しく、色んな条件(受け入れ枚数、点数状況、打点など)で押し引きが変化します。例えば、打点が満貫以上あり、両面両面の1シャンテンなら押し返しても良い手だと考えられます。ただ、巡目が遅く、ツモが残り数回の3段目なら降りが優位となっていきます。このように、1シャンテンの時の押しても良い条件は、価値ある手を上がれるかどうかが大きく関わってきます。そのため、価値ある手か判断つかないときは、段位戦(ラス回避ルール)につき基本降りましょう!


上記のように1シャンテンの時の押し引きは難しいので、雀士や雀傑で苦労している人は聴牌時、2シャンテン以下の手の押し引きのミスを無くしましょう!

4.意識するべき役

ここで、意識するべき役を紹介したいと思います。基本的に手役は狙わず、手に素直に打つのが良いですが、ここで紹介する2つの役はしっかり意識して打ちましょう!


(1)立直(リーチ)

この役は全ての役の中で最強だと私は思います。リーチのメリットは、裏ドラを見れる点、相手の手を曲げさせれるかもしれない点など様々あります。そのため、手が良いときは手役を追わず、最速リーチを目指しましょう!

(2)混一色(ホンイツ)

この役はリーチに次いで強い役だと私は思います。ホンイツのメリットは、仕掛けても2翻なので悪い手でも高打点にしやすい点や字牌を抱えながら進行できる都合上安全牌を持ちやすい点など様々あります。そのため、この役は、悪い手の時こそ真価を発揮します。


上記に示す役は、役の強さ・便利さランキングがあるなら余裕でtier1になると思います。そのため、良い手の時はリーチ悪い手の時はホンイツを意識しましょう!
また、一応私の中のtier2を紹介しておくと、断么九(タンヤオ)役牌(自風、場風、白、發、中)です。この2つは、この役単体だけだと安いけど、リーチやホンイツと絡みやすいため、お勧めとなっています!
正直、この4つの役以外は知らなくても段位戦の成績にあまり直結しないと思うため、まずはこの4つの役を意識していきましょう!

5.さいごに

ここまでかなり基礎的なこと述べてきたので、「このぐらい分かってるよ」って言う人もいると思います。ただ、細かいことを覚えることも大切なんですが、その細かいことは実戦で出会う確率が低いことが多いため、このような基礎的なことの高精度で出来ることが、一番段位戦のポイントに直結すると考えられます。難しい微差の選択を突き詰めるのは、雀豪2以上からでも遅くはないと思います。
そのため、まずは基礎をしっかり固めて、金 - 玉ループを抜け出しましょう!
また、自分もまだまだ未熟なため、間違っていることを書いている可能性もあるので参考までに見ていただけると幸いです。

ここまで色々と書いてきましたが、麻雀は楽しく自由なゲームということを忘れず、ゆっくり上達していきましょう!


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