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◆1分で読める小説◆  一筆がき

今日は、このくらいで止めておこうか。
いや、あともう一つだけ、描いておこう。

最近、一筆書きに凝っている。
そう、一本の線でいろいろな図形を描くのだ。

最初は、幾何学図形が多かったのだが、最近は、生き物を一筆書きで描く事に凝っている。
デザイン的にもユニークな絵が描けるからだ。
モチーフは、いろいろある。
動物の尾を渦巻き状にしたり、羽を描くのも面白い絵が描ける。
いろいろな生き物の形状をアレンジしていくのが楽しい。
休日の唯一の楽しみだ。

もう、300ほどは、描いただろうか。
あと、何個の絵がかけるだろう。

そろそろこの星の赴任期間が終わる頃だ。
私がこの星を去っても、絵は残るだろう。

しかし、この荒涼とした大地に描いた巨大な絵を見る者はいないだろう。
しかも、地上からはこれらの絵の全体像を見ることはできない。
残念ながら、上空からでないと確認できないのだ。

この星の住人は、この絵の存在を知ることはないだろう。
彼らは高度文明をもっていないため、空から見ることはできない。

これらの絵は「ナスカの地上絵」として、これより3000年後の1939年6月、アメリカ人考古学者により発見された。


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ふじまる

ショート小説をつくっていましゅ。
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