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【コラム】キャリアオイルも用途に合わせて使うと面白い!

精油を混ぜるキャリアオイルにもそれぞれ特徴があります

精油は、基本的に原液そのままを使うことはできないため、肌に塗布する場合はキャリアオイル(=植物油)やそのほかの素材に希釈して使わなければなりません。
キャリアオイルのキャリアとは、「運ぶ」という意味です。
水に溶けにくい性質をもつ精油は、油性のオイルに混ぜ込むことで、精油の成分を肌の下まで運ぶことができます。

キャリアオイルには植物を原料とした、植物油が使われます。
それぞれ特徴があるので、目的に合わせて使い分けるとより効果的ですよ♪

使いやすいものをいくつかご紹介します!

ホホバ油

アロマテラピーで使う植物油といえばこれですね。しょっぱなから王道の紹介ですみません。汗
精製したもの、未精製のものと2種類ありますが、特に精製したものはどんな肌質の人にも安心して使用できます。
「カバーリングオイル」とも呼ばれ、皮膚へ浸透させるというよりは、皮膚の上をカバーする効果に優れます。
アメリカやメキシコの先住民はこのホホバ油を強力な太陽の熱から肌を守る目的で使用しました。
抗炎症作用をもつため、例えば夏の肌ケアとして、ホホバ油+ラベンダー精油を使っても良いでしょう。
単体では粘度が高かったり匂いがキツかったりして使いづらいキャリアオイル(後で少し紹介します)と、ホホバ油を一緒に混ぜることで使いやすくするという使用方法もあります。

スイートアーモンド油

これも割とメジャーなキャリアオイルです。アロマトリートメントやマッサージに幅広く使われています。
浸透しやすく、ほどよく伸びも良いので使いやすいです。
保湿効果や肌を柔らかくする効果があるので、お風呂上がりのケアとして、皮膚修復作用を持つ精油(パチュリやフランキンセンス、パルマローザなど)を混ぜて、ボディに広範囲に塗るのもオススメです。
また、ある研究データではメラニン生成を抑制する効果があるとのことなので、紫外線を浴びすぎた日のケアにスイートアーモンド油を選択すると良いかも!
ただし原材料がバラ科なので、アレルギーのある人には使用禁です!!(ナッツや梅、あんずなど)

マカデミアナッツ油

人の皮脂に含まれるパルミトレイン酸という成分が含まれ、肌なじみがいいオイルです。皮膚に含まれる脂肪酸は年齢とともに減少するので、加齢肌やその予防に効果的です。
原産地はオーストラリアで、アボリジニが伝統的に利用してきた歴史をもちます。精油にも言えますが、昔から使われてきた歴史のあるものって、個人的に結構好きなんですよね・・・笑
SPF効果も持ちます。乾燥の強いところにここぞというときに使う、というよりは日常使いにオススメです。

アボカド油

オレイン酸を豊富に含み、ビタミンAやEなどの各種ビタミン類も含むオイルです。もう、アボカドって食べる方でも栄養高いじゃないですか。それ肌に塗るとかいいことしかないでしょう。(個人の感想)
浸透しやすく、皮膚を柔らかくする効果が高いですが、粘性が高く香りもちょっと独特なので、上記にあげた使いやすいオイルにちょっと足すという使い方が良いと思います。
それか、かかとや肘などポイント使いなら単体でもいけるかと思います。
ところでアボカドって和名で"ワニナシ"って言うってご存知でした?ワニのような肌をした梨という意味の英名"アリゲーターペア"からついたそうな。へーーー。

オリーブ油

食用の方が有名ですね。
イタリアでは昔から美容オイルとして利用されています。
肌を柔らかくし、炎症を抑える効果があるため、乾燥の強いところや軽度の湿疹などに効果的です。例えばストレスで湿疹や痒みが出た肌へ、鎮痒作用をもつジャーマンカモミールやローマンカモミールを混ぜたオリーブ油でケアしてもよいでしょう。
ポリフェノールなど抗酸化作用のある成分も含むオイルです。
これも粘性が高く独特の香りを持つので、使いやすいオイルに少し混ぜて使うことをオススメします。
化粧用のオリーブ油って薬局でも売ってるんですけど、昔、クレンジングに使うと肌に負担がないって聞いて使ってたことありますが、まあギトギトになってあまりよい感触でなかったです・・・。
個人の好みですが、わたしは使いやすいオイルとぜひ混ぜてほしいなと思います。
個人の好みですが^^;

忘れがちな使用期限に注意!

ひとまず5種類、ご紹介しました。
他にもたくさんの種類のキャリアオイルがあり、アロマ雑貨ショップの他、ネットでも簡単に買えます。
ネットの場合、サロン向けにも取り扱いをしているサイトで購入するとより安心だと思います。お値段も上で紹介したものだと250mlで2000円前後とかかな。(全身や部分使いで1回10〜20ml使うとして12〜25回程度使えます)

食用にもなる原料からとれるオイル(ナッツ系とか)は、肌に長期間にわたって使用した場合、原料のものを食べたらアレルギーを発症してしまった症例もあります。ひと昔前はオイルの精製が甘かったから、とか色々説はありますが、不安がある人はそのオイルは避けたり、なるべく1種類だけを使い続けないようにしたりしてください。

また、キャリアオイルには使用期限がありますので、うっかり過ぎてたということに注意して使いましょう・・・。


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