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YOASOBI原作小説⑤「ハルジオン」

YOASOBI楽曲「ハルジオン」の原作小説になる
橋爪駿輝さん著書「それでも、ハッピーエンド」を紹介します。


⚠ネタバレ含みます。

「それでも、ハッピーエンド」のあらすじ

とある美大を卒業し、あなたは有名な広告代理店に、私はその下請けの下請けでイラストの制作会社に入った。
入ってからは、ただ早起きし、満員電車に乗り、上司から注意され、残業する。
そんな毎日の時間があなたとの時間を壊していく。
やりたくもない仕事をし、その内、家から出れなくなっていった。
スマートフォンに保存された写真を見ながら楽しかったあの頃を思い出す。
そう、わたしたちは「ただの」元・恋人。
あんなに一緒に居たのにもう今は居ない。
引きこもりになってから突然、親友からの電話があり、久しぶりに外へ出る。
その親友は個展を開いててそれを見に行く。
親友は私が描いた絵の最初の鑑賞者。
そう言えば、元・恋人も褒めていたな…
もう一度描こうかな…

「ハルジオン」歌詞全文

ハルジオン

考察

どこにでもある日常生活を描いた1コマ。
楽しかった大学生活を卒業し、念願の仕事へ就いたが、現実はそうでもなかった。
やりたくもない仕事をし、注意され、それが毎日。
こんな経験は誰しもあると思います。
引きこもりまで行くのは少ないと思いますが、
最初は思い通りにはいかないものです。
まずは目の前の事をやってみて、それから考えれば良いのかなと…
まだ若いからやり直しは出来ますから。
もしかしたら、違う仕事が自分に合ってると思うかもしれません。
この物語の場合は、元々付き合ってた人と同じような仕事に就いたのだが、すれ違いが続いて結局、別れる事に。そして、引きこもり…
しかし、人生の転機はどこかで来ると思います。
この場合は、親友からの電話で久しぶりに外へ出てみたら、再び絵を描いてみたいと思うようになりそこからちょっとずつ変わる。
人生どこでどうなるか分からないから、諦めずに前へ進めば大丈夫って事です。
この物語のタイトル「それでもハッピーエンド」は、2人の関係としては終わってるが、過去に戻れないからこそ、戻れない日々の続きを歩いていく、失くしたはずの未来へ繋いでいく。
だから「それでもハッピーエンド」なんですね。

最後に、「ハルジオン」のMVを載せますので、聴いてみて下さい。


YOASOBI小説集は5作品が収録されています。
今まで投稿した物はこちらをご覧下さい↓


YOASOBI楽曲の原作になっている小説は、下記の「モノガタリードットコム」で読めます↓

興味ある人はご覧下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。