見出し画像

【オーバーウォッチ2】ダイブ構成の大黒柱。ウィンストンの使い方、立ち回り方を教えます。

こんにちは、リマークスです。私のメインロールはサポートなんですが、オーバーウォッチ1の待ち時間の長さの関係でタンクも実は得意だったりします。今回は趣向を変えてウィンストンの記事でも書いてみます。

ウィンストンは難易度は★★☆(★2)だけあって、使いこなすには一定以上の知識や理解が必要になってきます。どのタイミングで飛んでいくか、誰をターゲットにするか、敵からヘイトを集めた状態でどうやって耐えるか、離脱するタイミング等々、何も考えずに使えるヒーローではありません。しかしウィンストンを使えるようになると、真正面からぶつかり合うだけではなく、オーバーウォッチにおける搦(からめ)め手で攻略する武器を手に入れられますよ。

ウィンストンの立ち回りはヒットアンドアウェイ

ウィンストンの基本行動は下記①~④とシンプルです。
①敵陣へジャンプ・パックで飛び込む
②(必要時に応じて)バリア・プロジェクターを張る
③ハラス(嫌がらせ)を行いアビリティ使わせたり、あわよくばキルを狙う
④味方本陣へジャンプ・パックで帰ってくる


ウィンストンを使用する上で攻撃して生きて帰ってこれないと、味方からは「ウィンストンを変えてくれ」と間違いなく言われます。昨日、チャットで味方が言われていました。逆に帰ってこれると「よしよし、よく帰ってきたね〜、えらいぞ〜。いまヒールしてあげるからね」とサポートからすごく喜ばれます。とくにアナからはULTゲージをモリモリ溜められるので、手厚いヒールを貰えるでしょう。ウィンストンを使うなら神風特攻隊ではなく、生きて帰ってくることを必ず頭に入れておいてください。これができるかどうかで、自身はもちろん味方からもウィンストンの練度が分かると言っても過言ではありません。

【基本】ジャンプ・パック先は敵サポート陣へ

前線のタンク、左右にダメージ、最奥にサポートが位置している場合が多く、ウィンストンがサポートにハラスすることで2つの恩恵があります。

①敵サポートのヒール供給が止まり、前線を下げる(エリアを奪える)可能性がある

サポートがウィンストンからハラスを受けると、ダメージやタンクへのヒールができなくなる、もしくはヒール量が下がります。前衛のタンク、後衛のサポート、その中間にバリア・プロジェクターを置いたとしましょうか。サポートからタンクへヒールするにはバリア・プロジェクターを壊さないとヒールの射線が通らず、タンクやダメージは敵ダメージから攻撃されていてもヒールが来ない、薄く感じます。ウィンストンからサポートがハラスを受けている時、敵タンクやダメージは目の前のダメージと交戦するか、前線を下げてサポートを守るかの二者択一を迫られます。後者の前線を下げた場合、相手にエリアを渡すことになりウィンストンの目的はほぼ達成されたも同然です。

ちなみにこの何度もハラスを受けるサポートはストレスを感じ、めちゃくちゃ疲れます。目の前のウィンストンをさばくのに必死になるあまひ、タンクやダメージからは「ヒールこないぞ!ヒールしろ!」といわれ、サポートは「ヒール欲しいならカバーしてくれよ!!」とケンカの火種になりかねません。ウィンストン、実はメンタル攻撃もしているんです。

②あわよくば1ピック(1キル)とれる

敵サポートの視点からすると自身の2倍以上の体力を誇るタンクから攻撃を受けていて、1対1では勝てるはずがありません。タンクやダメージの心配よりも、自身の心配をしないとデスしてしまう状況なわけです。とくにアナやゼニヤッタは移動アビリティがなく、自衛するのに必死になります。
オーバーウォッチはデスの重みが戦況を左右するほど、非常に大きいです。特にタンクやサポート(メインヒーラー)を落とされると、ドミノ倒しのように一気に不利になります。だからフランカー(トレーサー、ソンブラ、ゲンジ)はまずメインヒーラーから落としにかかるのがセオリーとなります。

【応用】ジャンプ・パックで敵スナイパーにハラスをしかける

ウィドウ・メイカー、ソジョーン、ハンゾー等、スナイパーが猛威を振るっている時(スコアやキルログで確認)、体力が200しかないダメージやサポートからするとヘッドショット1発で即死するため、ヒールをまわすまわせないどころの話ではありません(ヒールすら無意味)。そのまま凄腕スナイパーを放置すると、いくらウィンストンが本陣へ帰ってきても「あれ?サポートは?」⇒キルされている。「味方は?」⇒キルされている。生き残っているのが実はウィンストンだけなんて悲惨な状況もありえます。ドラゴンボールで例えるならクリリンが「こ、こんな時、悟空(ウィンストン)がなんとかしてくれたら・・・」と願っているのと同じ気持ちです。

スナイパーは基本的に高所に位置取り、ダメージやサポートの1ピックを狙ってきます。その高所にアクセスしやすいヒーローの1人がウィンストンのジャンプ・パックなんです。しかしウィンストン自身の火力はとても低いため、高所から降ろす、あわよくばキルを狙う程度の認識でOK。相手に(スナイパーとしての仕事を)させない、やりにくくする、ピック変更を促すことが目的だからです。

ウィンストンで絶対にケンカを売っていはいけない相手達

ウィンストンがいくらタンクで体力が多かろうと、ぜったいにケンカを売ってはいけない相手はたくさんいます。これから紹介する相手はあくまで「お互いの体力が満タン」、「お互いが1vs1」、「所持アビリティのみで勝負した場合(ULTはなし)」の前提条件のもと書いています。他ロールの介入だったり、ヒールされる、瀕死であれば等といった他条件は考慮していないものとしてください。あと実戦の場合(5vs5)も加えて説明してあります。

vsタンク

ウィンストンvsハルト、ウィンストンvsザリア・・・パターンはなんでも構いませんが、いずれのタンクであっても勝てません(断言)。タンクはタンクで見るべきだと言わんばかりに、ウィンストンで敵タンクの真正面からビリビリしている人がいますが、無意味どころか相手のULTゲージを溜めさせている利敵行為につながる恐れがあります。
なぜかというとウィンストンのメイン射撃は60ダメージ/秒(2022年11月24日現在)しかないため、ウィンストンのメイン射撃よりも相手タンクの与ダメージのほうが上回ってしまうのです。半沢直樹までは言いませんが、手痛いしっぺ返しをくらってしまいます。
実戦の場合、相手タンクのULTゲージの増加、相手にアナがいた場合70ヒール/0.5秒(2022年11月24日現在)によりウィンストンのダメージ以上にヒールされた挙句、ULTゲージを溜めさせ「ナノ・ブースト」を打つ回数が増えてしまいます。とくに「ナノ・ブースト」はULTを上げやすく、このULT1つで戦況を変えられるほど強いので、相手からすると美味しい展開といえます。

vsバスティオン

タンクキラーその1。バスティオンはオーバーウォッチ2で強襲モードに時間制限を付与されたとはいえ、圧倒的な高火力はいまだ健在です。ウィンストンで真正面から当たるとあっという間に溶かされ、バスティオンからすると、気持ち良い体験を提供させてしまうでしょう。
実戦の場合、サポート付近の後方や高台に位置取りしていることが多く、サポートを狙いにジャンプ・パックで飛び込んだ先で返り討ちにされます。ウィンストンではどうにもならない、相性最悪な相手なので素直にピック変更しましょう。バスティオン相手にウィンストンで真っ向勝負は「長篠の戦い」ぐらい無謀です。ましてやデスしてからのヒール要請連打は恥をかくだけなので、絶対にやめておきましょう。

vsリーパー

タンクキラーその2。リーパーのメイン射撃のショットガンは至近距離で戦うウィンストンに全弾ヒットさせやすく、おまけに与ダメージの35%を回復(2022年11月24日現在)するパッシブスキル持ちです。リーパーがメイン射撃を当て続けていればダメージとは思えぬほどのタフさを誇るのに対して、ウィンストンは残念ながら死神に狩られる側です。

実戦の場合、リーパーがローム(裏取り)する入れ替わりに、ウィンストンで敵のサポートにハラスしにいければ、リーパーと対面する機会を減らせ仕事をできます。しかしリーパーがサポートに強襲するウィンストンを警戒や護衛して待ち伏せされると、話は変わってきます。リーパーのULTゲージを溜めさせ、ウィンストンはなんの仕事もできず「飛ばねぇゴリラはただのゴリラだ」になりはてます。

最後に

ウィンストンをうまく使いこなすコツは弱い者いじめをするヒーローです。でかい図体している割にやっている行為は弱い者いじめをして、いじめぬけばいったん逃げ帰るのを繰り返すオーバーウォッチ界でいちばんの嫌われ者ソンブラの立ち回りと実は似ているんです。
(ちなみにオーバーウォッチ1のドゥームフィストが嫌いすぎて、ソンブラばかり使っていました。また別記事で特集を書く予定です。)

ソンブラはハックからの攻撃後に対象を倒し切れなかった場合、1発2発被弾すると自身がデスをされまいとロケーターで即離脱するため、継戦能力が低いのです。ソンブラの最大の弱点と言えるのが、この継戦能力の短さです。継戦能力が短いとソンブラがいない時間、前線は一時的な人数差不利が発生しています。しかし対するウィンストンはジャンプ・パック使用後に再使用されるまでの時間(クールタイム)、体力が多いため余裕をもってハラス可能です。そして体力が減ったら帰ってこれる分、継戦能力が高いといえます。
タンク同士でぶつあり合うのもオーバーウォッチですが、敵チームを撹乱させるのもオーバーウォッチです。ウィンストンをピックプールに加えると、よりオーバーウォッチ2を楽しめると約束します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?