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手創り好き待望の"雑司ヶ谷 手創り市"


2020年3月から休止していた「雑司ヶ谷 手創り市」が2022年10月にやっと再開した。
この手創り市は、豊島区の鬼子母神と大鳥神社を会場に手作りのアクセサリー、焼き物、雑貨などクラフトとパン、焼き菓子、ジャムなど食べ物が100区画以上の出店があり、毎月第3日曜日は多くの人達で賑わっていた。

都電荒川線ユーザーの私も手創り市がある日曜は早起きをして、よく訪れていた。
ちょっとした掘り出し物を見つけたときの喜びもあるし、何も買わなかった時もシュールな刺繍の小物や美味しいそうなパンの焼き具合を見て、心がホッコリしていた。

鬼子母神

なので再開される、と聞いて行ってみた。感染対策を講じながらも、以前と変わらずあのホッコリできる場がそこにはあった。
そして17年続いて、自然と人が集まる魅力がこの手創り市にはたくさんある。

1.手作り話で盛り上がる

出店の様子

とにかく手作りのありとあらゆるモノが並ぶ。美大出身のデザイナーによるアーティスティックな小物から、職人技が光るガラス工芸、レザークラフト、和装の小物、洋服など。
買わずとも作り手であるお店の方が、どんなプロセスでそのモノが生み出されたかお話してくれる。素材や加工の仕方、デザインのモチーフなど。そして他のどんなものと組み合わせるのがお勧めか、とか使うシーンの話も。手作りの話は面白いし、私も以前手作りでアクセサリーを作った話などすると盛り上がる。
隣のお客さんがお店の人と話してるのを聞くのも楽しいし、出展者同士がお互いの手作りに興味津々で作り方を話しているのもまた、楽しい。

2.参道からどこか原風景を感じる懐かしさ

鬼子母神参道
境内にある上川口屋

都電荒川線の鬼子母神前を降りるとすぐに参道の入り口が見える。大きなケヤキの樹が参道を覆い、通りに入ると涼しさを感じる。ケヤキの葉の隙間から空が所々見える。通り沿いには住宅や商店が並び、ごくありふれた街並みだ。その先に境内があるのだが、ここにもケヤキが強い日差しを遮ってくれるので、長居するのに丁度いい。
そして鬼子母神の名物が、昔ながらの風貌が残る駄菓子屋「上川口屋」だ。透明のケースに入ったカラフルなお菓子や何かが吊るされていたり、ジブリ作品に出てきそうな味わいと懐かしさを感じる。

3.ここでしか出会えない1点もの

手作りの良さはひとつひとつデザインやカタチが微妙にちがったりして、その中から自分の好みによって選ぶ楽しさだと思う。過去にパンとコーヒーをモチーフとした真鍮のアクセサリーやカタチの歪な磁器のイヤリングなど気に入って買い、今でもよく使っている。
宝探しのようで探す楽しみがあるし、もしかして私に見つけられるのを待っていたんじゃないか、という出会いもある。

そんな自分だけの1点ものに出会えるのが手創り市だ。

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