RSIのMA化+別時間標記
こんにちは、レめん(@cris_crypto)です。今回は機能性をアップさせたRSIについて書いていきます。下記の画像が使用している時のものです。
今回のRSIの機能変更点は
・平滑化を目的としたRSIの10種MA化
・2本のMAの差のヒストグラム
・別時間軸の標記可能
RSIは本来俊敏性が高く、逆張りの初動をつかむのに適しているインジゲーターです。しかし投資において俊敏性は諸刃の剣であり、大いに騙しに引っかかりやすくなります。それを改善するためにRSIを平滑化させ、RSI本体と複合することで騙しに対応し、さらにはINやOUTを明確化することができ投資戦略の幅を広げます。ここでいうRSIの平滑化とは、単純に移動平均線に当てはめるということです。
今回作成したものは公開してありますので、TradeingViewのインジゲーター検索より「RSI_rmn」とお調べください。
さて、今回の変更点について詳しく解説していきます。
〜〜〜〜〜1つ目〜〜〜〜
平滑化を目的としたRSIの10種MA化です。これは単純にRSIにSMAやEMAを当てはめることが出来るということです。オレンジの線がRSI、黒い線がショートMA、緑の線がロングMAとなります。
MAの初期設定はSMMAにです。別のEMAやDEMAに当てはめる場合はインジの設定からできます。
初期設定がSMMAになっている理由に関しては、RSIは俊敏性が高いため、俊敏性の高いMA(EMA系など)と組み合わせると同じ挙動になりやすいため、MAの中でもより平滑化に優れているSMMAにしています。
各平均線の説明は下記になります。
SMA:単純移動平均線
EMA:指数平滑移動平均線
DEMA:二重指数平滑移動平均線
TEMA:三重指数平滑移動平均線
WMA:加重移動平均線
VWMA: 出来高加重移動平均線
SMMA: 平滑移動平均線
HullMA: ハル移動平均線
LSMA: 最小二乗移動平均線
ALMA: ARNAUD LEGOUX 移動平均
MAの種類を変えた時の違いの一例になります。通貨や時間軸、また自分との相性によって変更することをオススメいたします。見やすくするため、2本のMAのみを表示しています。
また2本のMAは設定により長さの調整や非表示にもできます。
〜〜〜〜2つ目〜〜〜〜
2本のMAの差のヒストグラムです。これは2本のMAの差をヒストグラムにて表示しています。
つまりヒストグラムの動向を見ることで、現在どちらに相場の勢いがついているか判断が可能です。
このヒストグラムに2本のMAの位置などを複合して検証すれば、次に動くタイミングを計る一つの指標として使用できます。
またヒストグラムが0ラインにいるときは、2本のMAがクロスしたときであり、つまりゴールデンクロスとデットクロスを示します。
設定により非表示も可能です。
〜〜〜〜3つ目〜〜〜〜
別時間軸の標記可能です。
下の画像は15分足チャートに2時間チャートを適用したRSIとMAになります。
このように短時間チャートに長時間チャートを適用したRSIが標記できます。
設定方法は、インジゲーターの設定から入り、画像のように現在設定中の時間足をつかいますか?」のチェックを外します。そして好きな時間足を入力します。
〜〜〜〜終わりに〜〜〜〜
このインジを使うことによってRSIを使った攻め方が増えると思います。通貨や状況に応じて使い分け、検証を繰り返すことによって1つの武器になります。
さらに追加してほしい機能や、改善点修繕点などの指摘がありましたらDMをいただければと思います。
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