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【BOF:NT】初めてポップン譜面を制作した話

皆さんこんにちは。れめです。

音ゲーの譜面、皆さんは作ったことありますか?(唐突)
僕は脳内でいくつも作ったことはあるのですが、実際に作ったことは一度もないです。。

しかし、ひょんなことから譜面を制作するという初めての人生経験を得ることになった……ということを書くためだけに生まれたnoteです。
(もしかして初めての人生経験を得ることがnoteを書くモチベになっている……?)


▼まずはこれを見てください


☆・゚:*:゚おためし版*:・'゚☆


☆・゚:*:゚フルバージョンも見てね*:・'゚☆


聴きましたか???
ここまで聴いていただき、ありがとうございました。
インプレや感想、随時お待ちしております!

インプレはこちらへ↓

感想は私へ直接でも、上記チームリーダーのアカウント(@reanisz_music)、上記URL(BOF会場)、Youtubeのコメント欄、どこでも大丈夫です!


(残りはチームメンバーの自慢と譜面製作記です)

▼DONBRA CO.LTD. のチームメンバー紹介


■Reanisz(レアンくん)

担当:チームマネジメント全般、作曲(喋喋喃喃、citrine)、譜面制作 etc…
なんでもできて、すごい。
なんでもできる故になんでもわかりやすく答えてくれたり、こちらが困っていそうなことを先回りしてレクチャーしてくれたり、レスポンスが早かったり、なんでもできることを活用して細かいフォローに回ってくれたり…
チームのために常に動き回ってくれた、我らが誇るリーダーです。
ちなみに喋喋喃喃の歌詞はレアンくんが考えたんですけど、めっちゃ乙女全開で良いですよね~~~(ニッチャニッチャ)

■Shimomura(しもむら)

担当:作曲+イラスト(珊瑚郷)
曲作れる←普通にすごすぎないか?
リアル仕事がデスマーチ気味みたいで若干納期が怪しかったですが、なんだかんだクオリティを落とさないまま間に合わせられて本当によかったね…
謎の隠れ博識なので、𝘼𝙗𝙮𝙨𝙨𝙖𝙡 𝙩𝙧𝙖𝙙𝙞𝙩𝙞𝙤𝙣(深海の文明)という発想から物語と曲を紡ぎだせるのも、しもむらならではの発想力だなあと思います。

■ko_nyaku(こにゃ)

担当:イラスト(喋喋喃喃)、BGA制作(喋喋喃喃、citrine)、Notion大使
𝐊𝐀𝐌𝐈𝐄𝐒𝐇𝐈その1
え、まあ、こんぐらいはやりますけど…なノリで商用レベルの成果物を生み出してくるので本当にすごい、基礎知識レベルがあまりにも高い、しかも納期バリバリ余裕で守ってくるぐらいスピードも速い…
楽曲ももちろんそうですが、それを最大限に引き立たせるようなイラストとBGAを制作した彼女の功績も目を見張るものがありますね。(誰目線?)

■zacuel(ざくえる)

担当:衣装デザイン(喋喋喃喃)、イラスト(citrine)
𝐊𝐀𝐌𝐈𝐄𝐒𝐇𝐈その2
キラキラして夢いっぱい楽しいハッピーなイラストを描くのはこの人~~~~!!!!Very Mecha Kawa…..
衣装やイラストを考えるにあたりとても苦しんでおられましたが、悩みに悩みぬいた結果こんな良すぎるものを世に生み出してくれてデカい感謝と涙が止まりません。

■kelvin_konbinat(けるびん)

担当:BGA制作(珊瑚郷)、GitHub大使
1から動画制作ソフトを触ってみたとは思えないクオリティのBGAを生み出すのはこの男~~~~~!!!!Very Sugosugi…
『やるからには全力でやる』と言わんばかりのスタンスで見ごたえ抜群のBGAを作ってきました。空き時間も常に動画制作ソフトについて勉強しており、物事への取り組み方については尊敬が止まりません。
尊敬……リスペクト…………リスペクトといえば、彼が初めての音ゲーであるDJ MAX RESPECT Vを触った件のnoteがメチャクチャ良いので是非見てください。音ゲーマーみんな読んだ方が良いです。

■ya_ti_n(やち)

担当:譜面制作(7Key, 14Key)
DPうますぎ代表(?)
SPもその辺の人なら軽くなぎ倒せるレベルでbeatmania IIDXへの理解度が高いプレイヤーなので、譜面制作もちょちょいのちょい…かと思いきや、意外と色々悩んでいる姿を見たような気がします。
それだけ愛情が籠っている彼の譜面を是非お楽しみください。

■Rfiv(とふ)

担当:譜面制作(7Key, 14Key)
音ゲーなんでもうまいし頭がいい←すごいね
唯一(?)譜面制作の資料を探し出し、頭脳派プレイを見せつけてきました。
そんな彼の生み出した譜面は全体の構成を意識したような作成方法で生み出されておりますので、リズムに乗りやすいこと間違いなし。
ちなみに本人の生活リズムは相当意味不明です。

■Favslater(かいわれ)

担当:譜面制作(7Key, 14Key)
なんかゲーム全部うまい←すごいね2
超高難度(Insane)譜面メインで担当。
全白、サイレント銅◆、ギタドラ虹ネ、ウデマエX…と、ゲームうまおの名を欲しいがままにしている彼の作った譜面を是非お楽しみください。
全然関係ないですが、かいわれと顔を合わす度にお互いゲラゲラ笑う体質なので、Win-Winの関係を築けています。

ちなみに上3人は当然のように両皆伝です。マジで何?

■reme(れめ)

担当:譜面制作(9Key)
少し前に姉が結婚し、実家に帰り辛さが日に日に増しています。
また、自室でゴロゴロしてたら突如鼻血が噴出する出来事が最近起こり、🌺人現場みたいな布団で毎日寝ています。


▼譜面制作記

■全体的な部分

そもそも音ゲーの譜面はなぜ存在するのか。
私は『曲の"ノリ"をより強く楽しむため』だと解釈しています。

付随して『曲の良さを引き出す』『楽器を演奏した気分になる・演奏者に加わった気分になる』『それによって楽器への理解が深まり、知見が増える』『良い曲に出会える』等もあるとは思いますが、ノリノリになって気持ちが良いというただ1つだけの理由で、音ゲーという文化は何十年もかけて今まで続いてきたものだと認識しています。
(※フルコンボを狙う楽しさ・スコアを競う楽しさ等は、"音ゲーの楽しさ"というよりは"ゲームの楽しさ"だと思うので一旦除外)

✨音ゲー豆知識✨
音ゲーのルーツは『パラッパラッパー』説が有力だそうです。


ということで今回の譜面制作にあたり、ノリノリになって楽しんでいただくために私は以下の点を意識しました。

主旋律は絶対に配置する、大きめの音やバス等も積極的に拾う

(突然の自分語り失礼します)私は中学生の頃吹奏楽部に所属してまして、トロンボーンを演奏していました。

和音を奏でながらリズムを刻んでいくのがトロンボーンの基本的な役割なのですが、承認欲求がまだ強かったあの頃は『高い音が出せる楽器ばっかり主旋律やっててズルい!目立ちたい!!』という気持ちを常に抱えていました。じゃあトランペットやクラリネットやればいいじゃん←いやなんか難しいんだよあの辺の楽器…

そのまま大人になった結果、『主旋律を担当すると気持ちが良い』という歪んだ認知が残ってしまい、このようなこだわりポイントが残ることとなりました。
しかし主旋律+バスを拾うだけでも混フレが生まれて譜面にやりごたえが出ますし、どの音を叩いているかわかりやすい(=ノリやすい!)という利点があるので、この戦略はかなり良かったなと感じています。

ちなみに、小さい音や目立たない音は敢えて拾わないようにしています。(どこ叩いてるのかわからなくなる案件が発生しやすいため…)

本記事に一切関係のないトロンボーン


②叩いていて楽しい配置・押しやすい配置を多めにする

最初にも書いた通り、音ゲーはノリノリになれることが一番大事だと考えています。
そしてノリノリで叩くために大事なことは何か……それは、押してて気持ちよくなれる配置にまとめることだと考えました。

この辺りは経験則による部分が大きいため言語化がやや難しいのですが、サビ前に大きめの同時押しを配置してボルテージを上げやすくしたりとか、実際にテストプレイしてみて『この配置意外と押しにくいな…』と感じた部分は調整を入れたりとか、ヌチョ配置を減らしたりとか…そんな地道な作業を繰り返していました。
あと見た目がキレイ≠叩いてて楽しいという点は特に注意しました。

③2~4個ぐらい難所を置いてメリハリをつける

②で記載した内容、実は罠で、楽しい配置だけにしてしまうと特徴が薄れてしまい、飽きやすくなるという過酷な現実が待ち構えています。
これは毎日同じ味のラーメンだと段々飽きてしまうのと同じ理論で、別の味や他の炭水化物(米とか)が欲しくなりますよね。
それが難所に該当していて、良い味変になると考えています。

今回の譜面制作においては、基本的に音の密度が高い部分やリズムが複雑な場所の1小節に限定して難所を置き、簡単にはフルコンできない難しさや、もう一度挑戦したくなるような中毒性を持たせられるようにしました。

理不尽な縦連・左右振りを置かない、うまい人ならパフェ抜けができる、このレベルならこの密度まで…と、難所の調整は考えることが非常に多く、譜面制作にあたりトップクラスに苦戦しました。

本記事に一切関係のないラーメン


④繰り返し配置を置かない

繰り返しメロディーの多い曲にありがちなのですが、規則性に沿ってノーツを置くと、全く同じ譜面が何小節にも渡り繰り返される(コピペしたような譜面になる)といった悲劇が生まれがちです。

繰り返し配置は『飽きる』『癖がつきやすい』と良くない部分が目立ってしまいます。
今回は以下ルールを守ることで、繰り返し配置を生み出さないよう気を付けました。
・バスの配置を1~2小節ごとにズラす
・バス2(?)を置いたり置かなかったりする
・(1小節区切りで)同じ配置を作らない


ここからは曲ごとのこだわりポイントを書いていきます。

■喋喋喃喃

・正統派のキュートなボーカロイド曲なので、誰でも楽しめるような方向性の譜面にしようと考えました。(EXがLv36~40程度を想定)

・とはいっても譜面まで正統派にしてしまうとせっかくの個性が潰れるかも…と考え、幸い乙女心を熟知していることを活用し、時々中級者キラーのような配置を敢えて置いてみました。乙女心は激しく揺れ動いているものなので

・もちろん音ゲーとして””叩いてて楽しい””を意識し、わかりやすい音や叩きたい音(イントロ、アウトロのハイ!ハイ!ハイ!ハイ!など)を気持ち良い形で配置するよう意識しました。

・結果として、正統派な譜面ではあるが、時々難所が混ざっていてフルコン難度も高い、"誰でも楽しめる"を体現できた譜面に落ち着いたかなと思います。

☆・゚:*:゚こだわり配置*:・'゚☆

秒針止まる瞬間震えてる(譜面も震えてる)
だって本気にしたでしょ?震えてる(譜面も
ハート配置が混ざっているよ!探してみてね❤


■珊瑚郷

・トラディショナルな曲なので、譜面にも独特の雰囲気を持たせるような方針としました。(ぶっちゃけコンポーザー名を出すと、猫叉Master様や劇団レコード様のような・・・)

・EXのレベルは44前後にしつつ、微辛ゲージ(1025~1050ノーツぐらい)にしようと心から決めていました。(一番のこだわりポイント)

・序盤は主旋律だけにしつつ、Aメロに向けて少しずつ演奏パートが増えていくような構成にすることで、だんだん演奏者が加わっていく感じにしました。(ヨッシーアイランドのステージ選択画面BGMみたいな感じ)

・後ろでずっとハネリズムを刻んでいる音を常に置くことで、海を軽快に泳ぎ回っている感じをイメージしています。
また、この音をあちこちのレーンに配置することで、譜面がワンパターン化しないようかなり気を付けています。

・且つ別リズムの楽器も混ぜることで、複合リズムやズレ等が増えるよう配置しました。

・左右振り・テクニカルな配置も意図的に多くしたので、結果的に""それっぽい譜面""に仕上がったかなと思います。

☆・゚:*:゚こだわり配置*:・'゚☆

2回目サビ前・ラストの主旋律が6分になっている部分に
難所を置く気満々でした。


主旋律(特に終盤)は両手でカバーできるテクニカルな
配置をたくさん置きました。


スライド配置から逃げるな(自戒)


■citrine

・ハッピー音ゲーコアの名に恥じぬよう、THE・音ゲーな譜面にしようと考えました。
具体的には、捻りのない正統派な配置、どの音を叩いているかわかりやすい、押しやすい・楽しい、でも一筋縄ではいかない…といった点を意識しました。上で書いてることとだだ被りですね

・実は3曲の中で初めて譜面を制作したのはこの楽曲です。

・↓実際にあったやりとり↓
レアンくん「(死ぬほどわかりやすい譜面制作ソフトの説明)」
ワイ「なるほど…じゃあ一旦バスを左白に配置して、この主旋律を右白に配置しつつ、ピアノの音は真ん中に置こう。早速試しにプレビュー見てみるぞ!」

ワイ「(バチクソでかい大声)」

・繰り返しのメロディーが多めの曲なので、上記④の部分(繰り返し配置を置かない)は特に注意しました。

・④以外何も考えず配置したら1550ノーツぐらいの超物量譜面(しかも辛ゲージ)になったので、ちゃんと間引いてそれっぽい難易度・それっぽいノーツ数(1300台)にまとめました。

☆・゚:*:゚こだわり配置*:・'゚☆

要所要所のドコドコはよく見ると両手でキレイに押せます。


要所要所でデカい同時押しを4分で置くことで
気持ちよさMAX


転調前は2個同時押しから…
3個同時押しに増えていくことで、
『これから盛り上がるんだ!』感を出しました。


転調後に何度か来る16分は一番テストプレイを
重ねています。


▼まとめ

譜面制作、最初は正直不安が大きく、みんなが満足いくようなものを作れるのだろうか……と思っていましたが、(この配置は意外と押しにくいんだよな…)(この左右振りはスパイスとしてちょうどいいんだよな…)(自分にとっては押しやすいけど、適性の頃はこういう配置苦手だったんだよな…)と想像以上に自身の経験則が活きており、想定よりもスムーズに作成し切るすることができました。

また、私は1小節目から愚直に作っていくスタイルでしたが、「一旦スクラッチっぽい音だけ配置しておく」といった方法で譜面制作しているメンバーもおり、個性の出る作業で面白いな~~~と感じました。

そして何よりも、長年ポップンやってきて得た経験のおかげで、(音ゲー経験が無いor浅い)メンバー達の役に立てたことが一番嬉しく思いました。みんなありがとう。


そして繰り返しのご連絡となりますが、BOF:NTにて、11月26日(日)までインプレ受付中です。
インプレをしてくださると我らDONBRA CO.LTD.のメンバー一同が大喜びするので、是非よろしくお願いします!↓↓↓↓


一通り語ったので今回はここまで。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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