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建築レビュー

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実際の建築を訪問した体験から、その建築をレビューします。
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記事一覧

両極端の価値観を内包し新しい建築展の可能性を提示するーー中山英之による、TOTO・ギ…

中山英之さんの、TOTO・ギャラリー間での建築展「, and then」に行ってきましたのでレポートし…

建築家・菅原大輔さんが設計し運営も手掛ける調布の「FUJIMI LOUNGE」のレポート

建築家菅原大輔さんが設計し運営も手掛ける調布の「FUJIMI LOUNGE」を訪問しました。菅原さ…

篠崎弘之建築設計事務所による、東京・江東区の「門前仲町の集合住宅」、写真レポート

篠崎弘之建築設計事務所が設計した、東京・江東区の「門前仲町の集合住宅」を写真レポートしま…

青木淳による集合住宅「Maison AoAo」

青木淳が設計した集合住宅「Maison AoAo」(2010)の外観を拝見。 外壁には美術家青木野枝の…

能作淳平による「鷺宮の住宅」

能作淳平が改修を手掛け、建具で藤田雄介の戸戸が関わった住宅を拝見。 改修後に販売される。 …

栗田祥弘による、東京・日野の特別養護老人ホーム。

栗田祥弘さんが設計した日野の特別養護老人ホームを拝見。 外観における慎重に選ばれた落ち着…

既存空間をリスペクトした新設の天井が、全てを解決するーームトカ建築事務所による「天井の楕円」

青木淳建築計画事務所出身の村山徹さんと、山本理顕設計工場出身の加藤亜矢子さんが共同主宰する設計事務所「ムトカ建築事務所」が、改修を手掛けた東京の住宅「天井の楕円」を見学させてもらいましたので、その様子をレポートしたいと思います。 *** まずこの改修作品の前提条件から説明していきましょう。 もともとの建物は、建築家の葛西潔さんが設計を手掛け1997年に完成した「銀の木箱」と名付けられた作品です。(こちらで竣工当時の写真が閲覧できます。) (引用:http://www.

ブランドコンセプトと建築家のアイデアがせめぎあい融合するーー伊庭野さん・藤井さん…

こんにちは。 アーキテクチャーフォト後藤です。 先日、id+fr / 伊庭野大輔+藤井亮介による…

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阿佐ヶ谷アートストリート建築展で考えたこと。

こんにちは。アーキテクチャーフォトの後藤です。 先日、杉並区役所の2階市民ギャラリーで行…

空間のチューニングによる適度な緊張感と、なめらかなユーザー体験がアートを鑑賞する…

こんにちは。 アーキテクチャーフォトの後藤です。 いつもご覧下さり誠にありがとうございま…

アノニマス建築特有の魅力を理解し、法的知識とデザイン力で建築を再生し現代に適合さ…

こんにちは。 アーキテクチャーフォトの後藤です。 先日、東京・表参道で行われた再生建築研…

"住み継ぐ"という意思が、改修空間に形を持って現れるーー山縣武史建築設計による「高…

こんにちは。 アーキテクチャーフォトの後藤です。 先日内覧会にて、山縣武史建築設計による…

時代の空気をまとうことと、建築の作法でつくることは矛盾しないーー谷尻誠+吉田愛 /…

こんにちは。 アーキテクチャーフォトの後藤です。 今日は、先日訪問した、調布市にある谷尻…

展示プログラムと会場構成の一体感が、紙の物質感を視覚を越えて体感させてくれるーー中山英之の会場構成による、takeo paper show 2018「precision」

こんにちは。 アーキテクチャーフォト後藤です。 今日は、建築家の中山英之さんが会場構成を行った、takeo paper show 2018「precision」を見てきたので、その感想を書いてみたいと思います。 会場は表参道のスパイラル。会期は2018年6月3日17時までです。 私は、建築分野を専門としているので、ここでは展示の内容というより会場構成について書いてみたいと思います。 本当に素晴らしい会場構成だったのですが、それには、この展覧会の特徴も関連していると思い