れみです。やっと１週間が終わった。今週はいろんなことがあって疲れました。今日はサクッと書いて終わりにします。

前日の記事

今日は最近聞いて思ったことを書こうかなと。

とある数年目の社会人がそれまでの仕事に嫌気がさして、前から興味のあったwebページ制作の道に進みたいと思いました。htmlとcssを自分でかいてページを作ることに楽しさを感じ、ある程度を学べたから、次に公開する方法を勉強したようです。

そこで出会ったのは、wordpressとphpだったようですね。ローカルでwordpressを動かすことに成功すると、人に見せられるように公開することを考えました。

色々調べた結果、選択したのは、レンタルサーバー。レンタルサーバーにwordpressを配置して、ドメインを取得し、レンタルサーバーへ取得したドメインを使ってアクセスすることができるようになりました。

正直、その人はとても頑張ったと思いますし、達成感もあるでしょう。webページ公開はその人にとっての第一歩で、そのページを見てもらうことで自分を宣伝し、webページ制作の案件を受注し、それで食っていきたいと思ってるようでした。

正直に言います。そのドメインにhttpでアクセスすることで、目に見えない部分で何が起こっているのか。そのリクエストをもらったサーバーは、リクエストしてきたクライアントに何を返すのか。サーバーを借りて自分でやるならば、そこをまずは理解するべきです。

でもそれは、webページをただ作りたいだけの人にはわからなくて当然の話です。その人は、指摘されるまで聞いたことも考えたこともない状況にぶち当たったことでしょう。その公開したページにお問い合わせフォームがあって、送信者の情報をサーバーに送る機能があるなら、httpは危険でhttpsでの接続を強制するべき。こんなこと知るわけないじゃないですか。自分が作ってないパス以外のパスを指定してアクセスすると、サーバーのディレクトリが見えてしまう。思いもしなかったでしょう。

こうやって失敗しながら学んでいくものだと思うのですが、知ってる人が見ると脆弱性だらけのページで宣伝し、案件をとりに行っても、その人の価値を下げるだけです。厳しい話ですが。

IT業界は稼げる。本当によく聞くようになりました。成功者はそうだと思います。自分より若いのに何倍も年収が違う人はいっぱいいます。ただ、それで食っていくのならまずはスキルを身につけるべきです。企業に雇われるわけではなく個人でやるのなら、ただhtmlでページが書けるだけでは、デザイナーでもない限り見向きもされないと思います。なぜかって、他にできる人がいるからです。人は足りないですけどね。社会全体での需要は多いのは確かです。その需要に応えるために要求されるスキルもまた高いですが。

webの世界で個人でやっていこうと思っている皆さん。本当に知っておかないといけない情報がたくさんあります。知らないと、悪意ある攻撃者から身を守ることができません。自分のページにイタズラされるだけならそんなの全然いいんです。いい勉強になったで済みます。他人に迷惑をかけることは絶対に避けるべきです。そのために日々勉強しないといけないと思っています。

お問い合わせフォームで送信者からもらうメールアドレス１つでもそうです。それがサーバーの脆弱性によって流出し、悪用されると、本当に犯罪に繋がります。そういう時代です。犯罪につながらなくても、普通に迷惑ですし。

この世界を楽しいと感じること、それがIT業界に入るためになくてはならないことではないかなと思います。webページを作れても公開するための勉強はつまらない、やりたくない、楽しくない。もしそう思う人がいるなら、デザイナー志望に変えるか、別の楽しみを探した方が良いかなと思います。

あんまり読んでて楽しい話ではないですね。

本当は自分もこの業界にもっと多くの人がいたらいいのになと思ってます。でもハードルは低くないのも事実です。どうか、このIT業界に興味を持ってそれが楽しいと感じるエンジニア、デザイナーが増えるといいなと思ってます。

あ、ページを公開するだけなら、レンタルサーバーなんて借りなくてもherokuとかのクラウドサービスがあるでしょ、その方が絶対に簡単でしょ、と思った人。そんなムズカシイ話、htmlファイルに書いたJavascriptのコードを動かしてページを作ってみた、コンピューターサイエンスの知識が全くない人に伝わるわけないんですよ。興味を持って調べること、それができないなら、誰かが教えないといけないことだと思ってます。

まあ別に自分がそんな悩むこともないと思ってるんですが、ただ自分が作ったページを人に見てもらうのに、なんでこんな難しいんだ、と思っている人たちはやっぱり多いんですかね。自分も思いますし。

何かできることはあるだろうかー。