2019年11月23日、ローマ法王が来日されました。その日の夕方のニュースを見ていると、ローマ法王が来日するきっかけとなった1枚の写真が取り上げられていました。

　ローマ法王は核廃絶で広島と長崎を訪問しており、何でもこの写真は被爆後の長崎で撮られた写真だそうでした。

僕は、どういう意味の写真なんだろう...。おんぶされて寝ている子は兄弟かな...。気をつけをして礼儀正しそうな子だな...。なんて安易に考えていると、アナウンサーが喋り始めました。

この写真は被爆後の長崎で米軍兵士が撮影したもので、被爆して亡くなった弟を火葬するために、少年が焼き場で順番待ちをしている様子を写したものです。

愕然としました。それから数十分、涙が止まりませんでした。

なぜこの子はこんな表情で立っていられるのだろう。弟を連れて来ているということは、おそらく父さん母さんも被爆して亡くなっているのだろう。この先自分がどうなってしまうかも全くわからないのに、弟を供養してやりたい一心でここに立っているのだろう。涙も見せず、唇を噛み締めて。かわいい弟だったんだろう。少々歳が離れてそうだから、育児の手伝いもしていたんだろう...。

僕にはこの子の様な表情は絶対にできない...。

僕には3人の子どもがいます。みんな歳は保育園以下です。だから子どもらの健気さ、素直さ、尊さは身に染みて理解しております。

だから余計に、この子に気持ちを重ねてしまいました。

絶対にあってはならないことだと思いました。

もちろん、今の日本は平和なのでこの子の様な思いをする子はいないと思います。けれど虐待や育児放棄など、無力な子どもが犠牲になる事件は今でもあります。

心の底から腹が立ちます。大人はどうでもいい。大人が不幸になるのは少なからず本人に原因があります。ただ子どもは違う。無力な子どもには何の責任もありません。

そうは言っても僕には何もしてあげることはできない。動き出せない。自分の子を守るのに精一杯。

完膚なきまでに無力です。

そして先日、YouTubeでとある動画を見ました。

中田敦彦さんのYouTube大学というチャンネルの「寄付をしてみよう」の回です。

https://www.youtube.com/watch?
v=UJUvaXGNwmw&feature=share

寄付に対するマインドを変えようよ。すごくお互いに気持ちのいいものだよ。しっかり自分で調べて自分で選んで他人に貢献しようよ。

本編はもっと深い内容ですがざっくり言うとそんな動画でした。

単純ですが僕は心に決めました。ごくごく微力ではありますが、寄付しようと。

自分でよく調べて、一番自分が心を動かされたところに、一番助けたいと思ったところに、寄付しようと。

僕も知りませんでしたが、子ども兵士問題なんてゆう考えたくもない悲劇が世界ではまだまだ行われているようです。

人間は愚かですね。

とにかく今しのごの言ってもどうにもならないので、僕は将来もっと力をつけて、つまりお金を持って、寄付でたくさん貢献しようと思いました。

長くなりましたが

ありがとうございました。