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パーマをかけたっていう話

この前、二十年ぶりくらいにパーマをかけました。

私の髪の毛は昔から直毛の剛毛で、ものすごくまっすぐで、パーマはかかりにくくとれやすい。二十歳の頃にパーマをかけて大失敗して以来、二度とパーマはかけないと決めたのだった。

そんな私がなぜパーマをかけたかというと、髪の毛のカットに失敗したからです。夏頃にショートカットにしたんだけど、それがすっごいおばさんくさくなっちゃって、もうどうしようもないくらい老けた。
今まで気にならなかった首のシワや、ほおのシミなどがすごく目立つ。キューティクルが無くなった髪質も、眉上にそろえた前髪もおばちゃんくささが際立って見えた。
娘にも「ママどうしちゃったの?おばちゃんみたいだよ」と心配される。鏡を見ると娘の言うとおり、あれ、わたし、ほんとうに老けた…。

専業主婦ならそのままでもよかったんだけれど、この髪型で仕事に行かなければならない。この髪型をまださほど仲良くもなっていない職場の皆さんに見せなければならない。おばちゃんくさいこの髪型を笑ってはくれないだろう。ああー明日から仕事どーしよう。
鏡を見るたびにため息をついていた仕事前日の夜に、YouTubeでたまたまストレートヘアアイロンでウエーブを作る可愛い女の子の動画を見た。マネしてヘアアイロンで髪を巻いてみたら、これが大成功でなんとかおばちゃんじゃなくなったのでした。

それからずっと毎朝アイロンで巻いてから仕事に行っていたんだけど、めんどくさくなっちゃって。もうパーマかけちゃおうと美容院に行った、というわけです。

おばちゃんヘアにされてしまった美容院に行くのはやめて、違う美容室へ。担当してくれた若い美容師さんは寡黙だけれどかかりにくい私のパーマの相談にもきちんと乗ってくれた。知らない美容師さんが苦手な私ですが沈黙が続いても不思議と嫌じゃなく、そして前髪を切るのがとっても上手で、今まで行った美容室の中で1番の前髪にしてくれた。さらに駐車場が広くて停めやすい。この美容室にずっと通う!と心に決めたのでした。久しぶりにかけたパーマはすごく好きな仕上がり。
そんな感じでパーマヘアの私が誕生したのである。

パーマって、濡れた髪だとウェーブが復活する。ってことを私は知らなかった。担当してくれた美容師さんとYouTubeが教えてくれました(恥)
私が無知すぎたせいで、ずっと髪質的に取れやすいと思っていたパーマ。確かに乾かしたらほぼストレートになるので、昔はスタイリングもせずに『パーマもう取れちゃった…』と思っていた。
でも濡らしたらちゃんとクルクルになって、その状態をスタイリング剤でキープすることで理想的なパーマヘアを維持できるんだ!!とこの歳になってやっと知ったという事実。お恥ずかしい。

さて、私の朝のスタイリングはこう。
まず夜に髪を洗っているので朝はほぼストレート状態。朝一番に顔を洗うと共に、髪も濡らす。このとき髪の毛をビッシャビシャにするのがポイント。くしゃくしゃっとタオルドライして、濡れた髪にオイルを付ける。くしゃくしゃっとしながらドライヤーをかける。このとき完璧には乾かさない。家事をしながら自然乾燥させたらちょっと落ち着いているので、毛束を少しと前髪をストレートアイロンでくるくるさせて、みどりのケープ(ナチュラルに固まる)をして完成。
色々試行錯誤したけど、これが私のパーマスタイリング。

約20数年ぶりのパーマヘア、とても気に入りました。もうストレートには戻れないかも。たぶんこれからずっとパーマをかけ続ける予感。

ケープといえば中学時代、前髪を固めるために使っていた。そのとき以来買ったケープ。

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