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子供が学校でイジメにあった話

今日は子供達の通っている小学校の運動会でした。今年はGWが長かったので、練習の時間を確保するために例年よりも1週間遅い開催です。

昨年までの私は、運動会前日の夜中まで大阪で毎月の定例の会議があり、始発の新幹線で新大阪から自宅に戻り、運動会に参加するという修羅の一日でしたが、今は無職ということもあり、体力のある状態で始めて小学校の運動会に参加することができました。

話は表題に戻りますが、2年前、上の娘が小学校2年生の時に軽くイジメにあい、1・2週間不登校になったことがあります。
我が家では、妻が感情的でメンタル弱く、子育ての影響で身体に不調をきたし入院していたこともあるので、こんな時はあまり妻に負担をかけないように私が動きます。

ある日、長女が泣きながら家に帰ってきたことがあったそうです。そして次の日に学校に行きたくない、怖いと妻に告げてきました。
長女は幼稚園の頃から異性から非常にモテる傾向があり、仲良くしている男の子との仲を冷やかされるところからイジメはスタートしたようでした。
次第にエスカレートして男の子からの暴力を受けたり、傷を作って帰ってきたこともあったようです。

今ではクラスも変わったし、そのことはなかったかのように娘も元気に通学しています。

この時にわたしがとった行動が、必ず効果があるわけでもないと思いますし、小学校2年生だから通用した内容ですが、誰かのためになればと思います。

まずは「学校から泣いて帰ってきた」「学校を1・2週不登校にした」という親が身をもって体験した『事実』と娘から時系列で事象の調書を取り『不確かな記憶』という二つのメモを用意し、学校側(教頭が話にならなかったので校長)とアポイントを設定し、妻娘と3人で行きました。

『事実』の「不登校」については学校も出席簿で承知の通り(その後に理由によって欠席の処理はされていない)なので、ではなぜ「不登校」になったのか?という点で、「泣いて帰ってきた」があり、その理由が『不確かな記憶』に続いていきます。

その「不確かな記憶」のメモを、一文ずつ娘に確認を取りながら、時折校長からの質問に娘が答えつつ、一つ一つ説明をしました。
その後、「不確かな記憶」のコピーを渡し、登場人物を一人ずつ呼び出して、事実確認をしてほしいと要求。当事者、視聴者がいるのでそれぞれで記入内容の過半数を越えれば、「大方事実」として認識しましょうと約束をし、アポイントは終了。
この時、学校に対しても、当事者からも当事者の親からも「謝罪は全く必要ない」と学校側に伝えました。
理由は親は何もされていない、小学校2年生に「ごめんなさい」と言えばテンプレートのように「いいよ」と返ってくるに決まっている。また、当事者の親に対して「謝罪をした」という事実を与えたくないという、要は「絶対に許しませんよ」という意思表示ですね。

当日中に学校は当事者を親同伴で呼び出して、確認をしてくれました。
結果、「不確かな記憶」は全て「事実」となり、妻の携帯には謝罪の電話が鳴り続ける。
妻は出たくないというので、私が出る。
「謝罪はいらない」と伝えても引き下がらない親もいました。普通であれば電話で済ますものでもなく、とりあえずアポイントをとるべきじゃないでしょうか?私は営業の仕事で謝罪の鉄則は必ずその人のもとまでうかがうことだと思います。
しかも親は当事者ではないので、謝るとしたら「当事者を育てた教育」については謝ったらいいんじゃないでしょうか?要は親がアポイントを取って、子供を連れて、目の前で子供に謝らせるが正解だと思います。
たとえ、その行動をしたとしても許していないです。
だって事実は変わらないですから。

やっぱり謝ったという事実を与えることで、相手側に自己満足を与えたくなかったのです。

結局「謝罪はいらないけど、どうしても謝罪したいというのでしたら、同伴で家まで来てください。その上で、目の前で娘に謝ってください。それでも私は御宅の子供に許さないと目の前で言います。」そう伝えたら誰も謝罪に来ませんでした。

親の対応としていきすぎたところもあったかもしれませんが、子供を守るのにやり過ぎも何もないと思ってます。私が親として少し頭がおかしいと思われるくらいで子供の平穏が守れるのであれば、ぜんぜん安いもんですよ。

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