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自他ともに

こんばんナム(^人^)

今日は、朝から千葉市で法務

この辺りは7月盆で、新盆をお迎えになる方を、「施餓鬼(せがき)修法」という法要のやり方で、ご供養をさせて頂きました。

お盆の時期に、施餓鬼をやるお寺さんが多いのですが、ご存知でしょうか(^^ゞ

施餓鬼修法の意味を知って頂くと、お寺にお参りしたくなると思います(笑)

【施餓鬼の云われ】
お釈迦様のお弟子、阿難(あなん)さんが木の下で、瞑想をしていました🧘

すると突然、口から火を吹く餓鬼(焔口餓鬼)が目の前に現れました。

餓鬼が阿難さんに言います

「けけっ!お前の命はあと3日しかないぜ。死んだあとは、オレと同じ餓鬼の姿になって苦しむのさ‼️」

それを聞いた阿難はビックリ😱

阿難「どうしたら、私は助かることが出来るのか⁉️教えてくれ‼️」

餓鬼「オレと同じように苦しんでいる餓鬼たち、全員に食べ物と飲み物を与えてくれたら、お前は助かるさ」

それを聞いた阿難さん、餓鬼全員に飲食を施せるほどの財を持っていません。

困り果てて、お師匠様であるお釈迦様のもとに参ります。

お釈迦様が阿難に言います。

「観世音菩薩の秘法を行えば、少量の食べ物が無限の数になり、全ての餓鬼に、飲食を施すことができるであろう」

阿難は観世音菩薩の秘法を用いて、全ての餓鬼に施しを行い、餓鬼になることもなく、寿命も延びた。

この施餓鬼の云われで大事なところは

◯困っている餓鬼、全てを救うことで、自分が救われる

他を救うことで、自分が救われる。みんなが良くなることで、自分が良くなる。という考え方です。

自分さえ良くなれば良い、他人は関係ない。そんな心を持つ人を「餓鬼」と言います。

施餓鬼の教えを学び、実践することで、餓鬼の心を捨てるのです。

施餓鬼修法を行うのは、まず、供養を受けることのできない、たくさんの人たちを供養することで、善行を積み、功徳を頂く。その功徳で、新盆を迎える故人を供養する。

そうすれば、故人も、故人以外の人たちも、みんな供養を受けることができます。

「自他共に良くなろう」

施餓鬼は、この意味合いを込めて、行われているのです(^人^)

http://ren9zi.namaste.jp/

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