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アパレルのサスティナビリティとエシカル消費

こんにちは、広報・PRの中原です。
「サスティナビリティ」「エシカル消費」、最近よく耳にしませんか?

たとえば、国連が掲げている「持続可能な開発目標(SDGs)」。2019年春に公開された『earth music&ecology』のCMでは、「エシカルへ」と題し海外の生産工場のつくり手と買い手の繋がりが描かれました。

また、ファッションだけでなく食・音楽など幅広い分野で展開する『koe』は、2019年3月にエシカルにこだわったドーナツファクトリー「koe donuts」をオープンしました。

これらは今後、企業だけでなく消費者にとっても非常に重要な概念です。
今回のnoteで理解を深めていただけたら嬉しいです。

「サスティナビリティ」「エシカル消費」とは?

サスティナビリティ……環境や社会の持続可能な発展を目指す取り組み。
エシカル消費……エシカルは「倫理的」の意味。エシカル消費とは、製造に関わる人や環境、地域に不利益にならない“フェア”な商品やサービスを消費すること。

エシカル消費は、サスティナブルな世界を築くうえで身近な行動のひとつ。つまり、サスティナビリティとエシカル消費は、お互いに結びつきの強い考え方なのです。

以下に、サスティナビリティ・エシカル消費に取り組むアパレル企業の事例を挙げます。読んでみると、より意味が理解しやすいかもしれません。

「サスティナビリティ」「エシカル消費」事例

patagonia (パタゴニア)
アウトドアウェアを製造・販売する『パタゴニア』は、直営店で働くスタッフの体調の悪化をから、製品に使用されるコットンをすべてオーガニックコットンに切り替えました。これをきっかけに大きなサスティナビリティ改革が始まり、続いて作物から素材、最終製品に至るまですべての過程を調査。外部からも協力を要請して、パタゴニア製品を縫製する全労働者の労働条件から賃金を取り決めたそうです。

ほかにも、リサイクル・ポリエステルを使用したり、2019年5~7月には全国11大学で無料で服の修理をおこなうイベントを開いたり、さまざまな取り組みをおこなっています。
(参照:https://www.patagonia.jp/responsible-company.html
https://ideasforgood.jp/2019/06/10/patagonia-college/)

H&M(エイチアンドエム)
ファストファッションブランド『エイチアンドエム』は、環境先進国スウェーデンの企業ということもあり、早くから環境への配慮や労働慣行改善に取り組んできました。2030年には再生可能素材100%での縫製を目標に掲げています。その一環として、2017年に再生素材を使用したコレクション『コンシャス・エクスクルーシブ』を発売しています。

2019年4月には、製品の使用素材や生産国などの「製品のサスティナビリティ情報」を誰でも見られるようにするなど、続々とサスティナビリティ活動をおこなっています。
(参照:https://www.wwdjapan.com/422062
https://www.fashionsnap.com/article/2019-04-26/hm-sustainability/)

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「サスティナブルな世界をつくろう」
というと、なんだか気が遠くなるように感じるかもしれません。

少し角度を変えて、「まずは日々の買い物から変えていこう」と考えてみてください。そうすると、サスティナブルな未来も描きやすく、自分もサスティナビリティに貢献している1人だという実感も湧きやすいと私は思います。

サスティナビリティとエシカル消費、まずは身近なところから取り組んでみませんか。