Ren Yano

シドニー在住の書家の仁(れん)です。2003年アーティストとして豪州の永住権取得。2010年、作品「ふるさと」は日本の国有財産としてキャンベラの日本大使館収蔵。

忍耐の修行

しばらく音沙汰が無かったと思ったら、
ひさびさに来た。天の神様からの使命。
まさに忘れた頃にやってくる。

会社の仕事が終わってから、
今日はある寄り合いに。(遅刻して。)

それがあんましオモシロくなくて、
しかもなんだか料理もイマイチで、
見るからにつまんなそうにしていたボクに、
主催者側の女性がわざわざ俺の隣に来て
話しかけてくれた。

食い物も無くなくなってたし、
飲み物は水だったし、

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Death Note

Sydneyの中心であるTownHall駅の上にあるWoolworthの裏っかわの出口から出てすぐのところに韓国人経営のレンタルDVD屋がある。

割と堂々と、ある。

そこには最新の日本のTV番組…に酷似したものが、
ドラマだろうがバラエティだろうが、
およそ1週間遅れで到着する。

割と堂々と、する。

「負けてはならじ」
と思っているかどうか知らんが、
DVD化された日本映画

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分相応

見知らぬ白人二人がうちの会社の受付のソファーで佇んでいた。
男の方は眠りにおちていて、女の方はソファーの上で両手をあらぬ方向に動かしながら、あらぬ方向に首を動かしている。
薬をやっているとしか思えない。

ランチに出ようとした同僚が知らせてきた。
フロアにはセキュリティがいない。

うちの部長(英)が立ち上がった。
それで俺も立ち上がった。

二人でラリパーカップルを追い出そう!
って

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ひとでなし

頭に浮かんだので「ひとでなし」について調べてみた。
「ひとでなし」なんて、昭和のドラマで浮気した亭主に女房が茶碗や皿を投げつけながら言う言葉ってくらいのイメージだけど、今まで茶碗を投げつけてる人と会ったことがないから、必然的にその投げつけられる「ひとでなし」にも会ったことがない。それで「ひとでなし」についても考えることがなかった。

[名・形動]人間らしい心を持たず、恩義や人情をわきまえないこと。

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身長が190センチを越えるところだった。

ところで世には「背が高い」のをよしとする傾向があり、
そうでない男子はできうるならば高くなりたいと願ったり。

少年ジャンプの後ろのほうのページに「あなたもすぐに17センチ背が伸びる!」なんていう魔法のような広告があるのに引っかかって何万も支払った純情少年も少なからずいよう。

送りつけられてきたビデオを再生させてみると、変なピンクのレオタードのお姉さんがいきなり「なんちゃらのポーズ」とかいって足

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ふるさと

ものすごく盛り上がった。めちゃくちゃ楽しかった!
音楽はやっぱりすごい。

演奏された曲の中に「ふるさと」が入っていた。

キャンベラの日本大使館内に飾られてる俺の作品はこの「ふるさと」の歌詞を書いたもの。2010年に外務本省の審査を経て、国有財産として大使館所蔵に。

日本を離れて海外で暮らしていると、とまではいかずとも、育った町を離れて生活していると、やっぱり故郷は懐かしく、その思いは強くなる

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