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願望優先で歴史的事実を曲げているような気がして、よくそんなこと言えるなあとちょっと斜めから見てしまうこと

「サムライ日本」とか「武士道」とか、やたらと「侍」をアピールして、日本は武士の国みたいなことを言っているのを耳にする機会がある。そしてなにやら日本人もその気になってるところある。

はい?って思ってしまう。

江戸時代ですら9割近く農民だったんだから、その前なんてほぼほぼ百姓だったろう。商人だっていたわけだから、武士と呼べる人口なんてたかが知れている。日本そのものを表現するなら本来は「ノウミン日本」とか「百姓道」だろうさ。

漢民族が政治してた時代なんてたかが知れてるのに、「中国4000年の歴史」なんつって、さも自分たちの歴史…みたく言ってるのと似てる気がしてならないのだ。

歴史歪曲ばかりでファンタジーを本気にしている国もすぐ隣にあるではないか。見ていて気持ちがいいものではない。実害があるのも嫌だ。

とにかく「サムライ日本」って、願望優先で歴史的事実を曲げているようでどうしてもひっかかる。よくそんなこと言えるなあ、とちょっと斜めから見てしまう。

「ノウミン日本」で米作りの歴史を誇りとすればいいではないか。日本の米はこれだけ美味いのに。「百姓道」も壮絶な歴史が背景にあるだったはずだ。

うちは商家だったようなんで、サムライ日本に当てはまんないし、武士道も関係ない。そもそも「アキナイ」で日本そのものを表せるとは思えない。

日本という国には当然日本人としての誇りは持っているつもりだけど、サムライ日本と言われるとうーんとなってしまうのだ。

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