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音楽監督ヤニック・ネゼ=セガン(フィラデルフィア管弦楽団+メトロポリタン歌劇場)の魅力を語る、クラブハウスのルーム(補足情報)

クラブハウス・ルーム開催日時:
2021年10月29日(金曜)午後1時~2時
このURLで、ルームにご参加ください。

破竹の勢いとはこういうことか?
2000年(25歳)グラン・モントリオール・メトロポリタン管弦楽団 首席指揮者兼芸術監督(ビデオ)2分30秒あたりに10歳の指揮者ヤニックが。友達に木で作った弦楽器を弾くふりをさせ、録音された演奏を指揮(笑)。
2006年(31歳)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 音楽監督
2012年(37歳)フィラデルフィア管弦楽団 音楽監督(ちょうど100年前、30歳のストコフスキーの就任を彷彿させる。)
2018年(44歳)メトロポリタン歌劇場 音楽監督(レバインの問題により予定より2年早く)

そして、ほぼ全ての人に愛されている、その秘密は?
カーテンコールの映像から。

2016年6月 メトロポリタン歌劇場(MET)、次期音楽監督にヤニック・ネゼ=セガンを指名、と正式発表
・6月3日のサントリーホールでのこのコンサート開演前に米国の主要メディアが一斉に明かした。翌朝ヤニックは東京からこのビデオ会議でMETと歴史的記者会見を行った。
(写真:サントリーホールにて。ヤニック、フィラデルフィア管弦楽団 副団長ライアン、祝賀を送る筆者。)

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魅力(ほんの一部だけ挙げます)
・オープンで気さくな人柄
・ぶれない音楽性(どうすれば貴方のようにクリアに指揮できるのか、そのテクニックを教えて下さい、の質問に対して、テクニックではない、と。頭の中で「こういう音楽にしたい」という事をクリアにするほうが重要。あとは自然に体が動く。)
・元々は合唱団指揮出身(恩師:プリンストンのウェストミンスター合唱大学のジョゼフ・フランマーフェルト)➡ オーケストラを歌わせるのが上手い。こっちまで深い呼吸を一緒に楽しめる。是非、彼のブルックナーを:
グラン・モントリオール・メトロポリタン管との第3番(ビデオ
・フィラデルフィアでは合唱作品を積極的に取り入れ。
合唱曲の場合、歌詞と楽譜は全部暗記。合唱団、歌手と一緒に歌いながら指揮します。
こちらはフィラデルフィアならずベルリン・フィルとのブラームス『ドイツ・レクイエム』の映像
そして、メトロポリタン歌劇場とのヴェルディ『レクイエム』の映像、そのConclusion
・草の根(コミュニティ)地域密着型指揮者(ビデオ
・水のように流れる指揮スタイルで深みを引き出す。指示が明瞭で的確。とにかく刺激的で盛り上がる!シューベルト『ザ・グレート』、フィラデルフィア管との演奏は名演中の名演(レコーディング、映像がない... 悔しい!)
・恩師:ジュリーニとデュトワの良さを掛け合わしたような。

おススメ映像、CD、記事(ほんの一部だけ!)
日本語インタビュー記事

フィラデルフィア管弦楽団
・マーラー第5番(2010年、若い!)
マーラー第8番
バーンスタインのミサ曲
フローレンス・プライス 交響曲第3番(アメリカ初の黒人女性作曲家の作品)
ラ・マルセイエーズ(パリ同時多発テロ事件への思いで)
ピアノを弾く1(家で練習)
ピアノを弾く2(オケを差し置いて、バイオリニストのアンコールで伴奏 :-)
MET
カルメル派修道女の対話(プーランク)リハーサル映像
椿姫(ヴェルディ)リハーサル映像
ヴォツェック(ベルク)
ベルリン・フィルでも人気者
フランスの名前なので、フランス作品も振るが、実はドイツ・オーストリア・東欧の作品のほうが多かったりする。フランス作品でも、重厚なサウンドの作品をよく取り上げます。
ラヴェル『ダフニスとクロエ』
ドビュッシー『海』
ベルリオーズ『幻想交響曲』
と思ったら野外コンサートでもベルリン市民を楽しませています

番外
名前の発音が難しい?アメリカでも(ビデオ

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