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日本人が英語を話せない理由

渋谷のカフェでお茶しているデービッドとタカシ。
どうやら友達の噂話をしているようです。
話が盛り上がっている最中、タカシは次の一言を英語で発しようとしました。

タカシ「いや~デービッド、あいつモテモテなんだよ~」
タカシ:「He is....(彼はね・・・)」
(タカシの脳内)「モテモテ・・・!?」
タカシ:「So he is like....(彼は・・・)」
デービッド:「He is like what?(彼はなんて?)」
(タカシの脳内)「モテモテってなんて言うんだ!?」
タカシ:「mmm.... never mind...(あ、なんでもないよ)」
デービッド:「alright.(そっか)」

言いたいことが出てこなかったことを悔やみ、この後タカシは男子トイレに行き、グーグル翻訳で「モテモテ」を検索しました。

その後デービッドと別れ、電話の中で「あ~あの時モテモテっていう単語を知っていればな・・・。もっと単語を勉強しないと・・・」

みなさんにも、こんな経験ありませんか?

さて、ここで質問です。
このときタカシがモテモテという単語を知っていれば、話が続いていたでしょうか?
今後単語をたくさん覚えれば、思いのままに話せるようになるんでしょうか?



答えはNOです!



「え!?」「単語をたくさん覚えれば、英語って話せるようになるんじゃないの!?」

実はこの「単語力=英語力」という思い込みが、日本人が英語を話せなくしているのです。
もう少し、分かりやすく解説していきますね。

今までの学校教育では、「単語をたくさん覚えている」「日本語から英語一言一句正しくに訳している」ことができていれば、テストで合格点をもらっていました。

中学・高校時代、良く電車の中でこいつを使って勉強していたと思います。

単語帳

なので、ついつい英語で話そうとすると、「日本語から英語に訳しながら話そうとしてしまう」「分からない単語から考えてしまう」という癖がついてしまいます。

英語で言いたいことが言える=日本語を正しく訳せる

という考えになってしまうわけなんですね。
ただ、これはもうしなくていいんです!

っていうのも、日本人はこれまでたくさん単語を勉強してきて、ネイティブすらあまり使わない単語を知っているわけですから、
持っている知識を存分に活かして、別の言い回しを考えれば、言いたいことが絶対言えるからです。

先ほどのタカシ君の例でいきましょう。

あいつ、モテモテなんだよ

ここでポイントになるのが、「モテモテ」という単語を使わずに、いかに下の画像を伝えられるか。

モテモテ

ポイント ①
・主語を変えてみる。

「あいつ=He」から、「たくさんの女性=Many girls」にすること。
そうすると、あら不思議。
Many girls like him. という文が出来上がってるじゃないですか!

これでデービッドも納得の様子。

画像4


ポイント ②
・セリフを入れる。

Many girlsが彼に対して言いそうなことを「」の中に入れてみる方法もあります。そうすると、
Many girls say "I love you" to him. という文が出来上がります!
ちなみに、この鍵かっこ作戦はネイティブの人が良くやる表現方法です。
あの有名な Friends でも、良く見られるシーンです。

画像3


少し慣れが必要なやり方ですが、「訳すこと」をやめてしまえば、あなたも自然に英語が話せるようになるはずです!

ちなみにこのやり方は「英語を話したい日本人」しかできないんですよ。
なんでかって?

同じやり方を「スペイン語・中国語・イタリア語などを話したい日本人」がやろうとしても、そもそも前提知識がないから無理なんです。
ようするに、中学・高校でたくさん英単語を勉強してきたからこそ、できるんです!だから日本人はポテンシャルだらけなんです!

それでは、次回のブログをお楽しみに!
See you next time!




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