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楽器を演奏出来る事の、"価値"

こんにちは。RENEW LAB.メンバーの相馬素美です!

私は、音大の大学院でアンサンブルを中心にピアノを勉強しています。その傍ら、少しずつ学外でお金をいただいて演奏したり、RENEW LAB.では先月から広報のお手伝いをさせていただいたりしています。

大学院生になって約半年。

やりたい事がありすぎて、始めの頃は毎日がてんやわんやでしたが、なんとか駆け抜けてもう9月末。

今回のノートでは、そんな今の自分が感じている事を伝えたいと思います。

これは、将来の事を考え始めて不安になっている音大生に。
そして、音楽をする事に対してひねくれていた、過去の自分へ。

“クラシック音楽を演奏できる事”って、めちゃくちゃ価値がある。

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何を今更、そんなことか!と思う方もいるかもしれないですね。笑

でもこれは、
「楽器が弾けるって素敵だよね!」
みたいな、そういう感じの話とは少し違います。

現代の世界は、テクノロジーによって目まぐるしく変化していますよね。

AIの進化によって無くなる仕事がこれからたくさん出て来る事はもう言われて久しいし、古いビジネスモデルはどんどん淘汰されていく。
ネット上にはちょっと前なら有料だったノウハウが、無料コンテンツとしてシェアされていたりします。

そんな中で、20年、30年先の事を考えた時、
“音楽家”はおそらく、いや絶対に、無くなる仕事ではない、という事に確信を持っています。 

クラシック音楽を演奏するためには、ざっくり言って

「楽譜を読める高度な能力」
「音楽を解釈するための知識や情感」
「考えたことや感じた事を『自分の身体』という最も複雑なメカにプログラミングし、表現する技術」

少なくとも絶対にこれらの能力が必要です。

そしてクラシックの楽曲は普通に演奏するだけでも大変なものが多いので、これを習得するにはある一定の年数の鍛錬と、様々な音楽的経験が必要ですよね。

これを続けて来た人達って、普通に考えてめちゃくちゃ価値があるんじゃないでしょうか?

この事は、自分なりにビジネスの事やこの社会の事を知れば知るほど、最近ますます実感している事なんです。

仮にいつかロボットが人間のように楽器を演奏出来るようになる日が来るとしても、たぶんそれは恐ろしく程遠いし、技術的には出来るようになったとしても、それが”音楽コンテンツ”としては成立しない気がします。

まあ、そもそも音楽というのは、人間が演奏しないと本質的な意味がありませんからね。

よく音大生は、
「音大出ても音楽の仕事なんて無い、現実を見ろ」
「音楽では食べていけない」
なんて言われたり、言われなくても心の中で思っているかもしれない。

でも、意外にも楽器を演奏出来る人の価値は、この先今以上にどんどん高まっていくんじゃないか、と私は思います。

だから、”クラシック音楽を演奏できる事って、めちゃくちゃ価値がある”という事を、音楽をやってきた人達がまず忘れないで欲しいんです。

その価値を殺さず、活かすには?

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クラシック音楽を演奏出来る事には大きな価値がある。

その上で、それを”活かす”ためには、楽器演奏技術の鍛錬とは別の、様々な工夫と努力が絶対に必要だと思います。

音楽の届け方。
音楽の教え方。
音楽の楽しみ方。

これらをもっと工夫して、アップデートしていく事がこれからの自分の課題であり、また業界全体の課題でもあると思います。

…3歳でピアノを触り始めてから、紆余曲折あったけど、今年で20年。

せっかく磨いてきた価値を、もっとたくさんの人に届け、役立てる音楽人生にしたい。

そのために出来る事は何か、これからもこのRENEW LAB.で色々な事を吸収して、仲間と一緒に考えていきたいと思います。

あなたはあなたの価値を、どう活かしますか?

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