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蓮華切り抜きチャンネル第1期の報告と第2期への展望

はじめに

はじめまして、もしくは、平素よりお世話になっております。蓮華切り抜きチャンネルです。お笑いコンビの蓮華さんによるYouTubeチャンネル「RengeBalloon【蓮華】」の中で、面白い瞬間を切り抜いて皆さんにお見せし、笑顔と共感をお届けすることを使命としております。YouTube、Instagram、TikTokなどのショート動画に特化したプラットフォームを中心に、X、Threadsでも活動しております。

当チャンネルは2023年2月4日に開設され、順調に活動を続けておりましたが、2023年8月7日に活動を休止せざるを得ない状況に追い込まれました。約半年に及ぶ活動期間と約3ヶ月にわたる休止期間を経て、当チャンネルは多くのことを学び、成長しました。そして、今、再びスタート地点に立ち、より魅力的なコンテンツを提供する準備が整いました。

この報告書では、当チャンネルの設立経緯、活動を通じて得た成功と挫折、そしてこれからの展望について詳しくご紹介させていただきます。これからも、蓮華さんの動画と共に笑顔を共有し、楽しい瞬間を共有してまいりましょう。


(1)蓮華切り抜きチャンネル設立までの経緯

当チャンネルは「ハスメケイ」という個人によって運営されているチャンネルです。蓮華さんの魅力や面白さをショート動画の特性を活かして共有し、世間の皆さんにもっと蓮華さんを知ってもらう目的で設立されました。

いわゆる中の人であるハスメケイがどんな人物であるかといいますと、ただの蓮華さんのファンの一人に過ぎません。一番好きな芸人さんは誰か?と尋ねられた時には、蓮華さんと答えるようにしているので、ファンであることは間違いありません。

https://x.com/YMTK4A/status/1574749080055840769?s=20

↑二次創作が本人にバレるタイプのファンです。


そんなファンである私ですが、ファンになった瞬間からずっと気になっていたことがありました。それが何を隠そう、切り抜きチャンネルが存在しないということです。私がファンになった当時、レンゲラジオはポッドキャスト時代(通称、旧レンゲラジオ)と合わせて300回以上の放送回数があり、数百時間にも及ぶ素材があるのにもかかわらず、切り抜き動画がないというのが不思議でした。この疑問が日々膨らみ、ついにファンになってから半年後の2022年4月頃に、切り抜きチャンネルを開設することを心に決めました。現代のネット社会における基本理念である「言い出しっぺの法則」に従って、自分が実現するべきであると気づくのに半年掛かったともいえるでしょう。

https://x.com/Hasumekei_825/status/1611362168741720065?s=20

↑ちなみに、切り抜きチャンネルの計画を公表したのは2023年の年始でした。


(2)蓮華切り抜きチャンネルの開設への準備

2023年2月4日までの約10ヶ月の間に、私の行ったすべての活動は、チャンネルの開設に向けた準備の一環でした。例えば、ハスメケイとしてSNSのアカウントを開設したことや、レンゲラジオの歌に関連したいくつかの動画の投稿も準備に該当します。これらの準備は主に「信頼」と「技術」の2つの要素を獲得するためのものだったと考えています。

まず、信頼です。これは、蓮華さんから私への信頼だけでなく、他の蓮華さんのファンから向けられる信頼も指します。なぜ信頼が必要だったかというと、お笑いと切り抜き動画の性質に関係しています。当チャンネルは、しばしばイジりの要素を含む動画を作成しますし、蓮華さんのコンテンツを使用するためには使用許可が不可欠です。これらを円滑に進めるために、信頼が欠かせなかったのです。信頼を築くためには、時間をかけて人柄を示す必要がありました。この文脈で見れば、中尾班-1のときの蓮華さんのうちわの画像の作成や、レンゲラジオの歌の作成は、ファンとしての濃度を見せるものであったと理解できるでしょう。ただし、当時はこれらの戦略や計画が明確であったわけではなく、純粋に蓮華さんを応援する気持ちがあってこそであり、結果論としてその方向に進んだだけのことです。

https://x.com/Hasumekei_825/status/1560616794163130368?s=20

↑うちわの蓮華さんのシルエットがかまいたちの夜ではないバージョンはレンゲラジオ#440で見ることができます。


レンゲラジオ#440/初参加のLIVE STAND!中尾班-1グランプリで優勝しました!

https://x.com/Hasumekei_825/status/1574047068771033090?s=20

↑レンゲラジオの歌は上手い人に歌い直してほしいです(切望)。


次に、技術です。これは動画編集技術そのものと、その技術を活かすための環境整備を指します。動画編集技術を向上させるには、動画作成が最も効果的です。かつてはゆっくり実況者だったので、それなりに動画編集技術を持っていましたが、動画作成を行わないと技術は退化していきます。レンゲラジオの歌やその感想回、感想回の切り抜き動画といくつかの動画を作成することで、切り抜きチャンネルの開設に向けた技術を段階的に復旧させていきました。同時に、パソコンや外部ガジェットを含む環境整備も行いました。

(3)蓮華切り抜きチャンネルの始動

約10ヶ月にわたる準備期間で、切り抜き動画チャンネルを開始するために必要な信頼と技術を得て、2023年2月4日に当チャンネルが始動しました。蓮華さんが両名とも宣伝してくれたこともあり、0からスタートするチャンネルとしてはなかなか良いスタートを切れました。

https://x.com/changdie/status/1621806711043657731?s=20

https://x.com/YMTK4A/status/1621888737805496320?s=20

↑本当に宣伝ありがとうございました。この他にYouTubeやRadiotalkでも宣伝してくれています。



(4)蓮華切り抜きチャンネル第1期の振り返り

当チャンネルは約半年の第1期期間中に27本の動画をYouTube、Instagram、TikTokに投稿しました。それらの動画を一つずつ振り返ると、あまりに長くなるので、ここでは特に重要なターニングポイントや思い出深いエピソードのある動画をYouTubeを話題の中心にピックアップして、蓮華切り抜きチャンネルの歴史を振り返ります。

(a)【蓮華】芸人が提唱するジムのやめ方

当チャンネル初の記念すべき動画です。初めての動画であり、試行錯誤が至るところに見られます。編集方法については第1期終盤と比較しても大きな変化はありませんが、タイトルの付け方に関してはかなり変わりました。特に切り抜き動画ではタイトルが非常に重要で、バズっている動画と似たような文章構成やキーワードを含む動画が同様に再生されやすい傾向があると思われます。この点において、構成やキーワードに改善の余地がたっぷりあります。なお、この動画は第1期で唯一リメイクされ、「【蓮華】爆音いびきベンチプレスでジムをやめる芸人」というタイトルに大幅に変更され、X、Threadsにアップされています。

また、動画内容とは異なりますが、もう一つの変更点として、途中で投稿時間が21時(UTC+9)に変更されたことも挙げられます。初期はレンゲラジオに合わせて17時と設定されていました。

YouTubeやInstagramの再生数はあまり伸びませんでしたが、TikTokではすぐに1000回再生されました。ショート動画の特性を強く感じましたし、1000回再生を目標にする往年のニコニコ動画文化にどっぷり浸った身としては、隔世の感がありました。

(b)【蓮華】ゴミ屋敷

YouTubeの再生数ではトップを誇る動画です。第1期の後半では、とにかくキーワードを意識して、なるべく多くの要素を押し込めるスタイルに落ち着いたのですが、これは逆に簡素で潔いタイトルです。"ゴミ屋敷" というキーワードが #お笑い #芸人 などのタグと相性が良く、結果として多く再生されたと分析しています。"屋敷" で検索すると、ほぼニューヨークさんのチャンネルの動画で埋まりますからね。

実は、編集方法を悩んだ動画でもあります。レンゲラジオのコメント紹介回の切り抜きなので、リスナーさんのコメントが読み上げられますが、そのときにテロップの枠の色を変えるかどうかで迷いました。色を変えるとコメントを読み上げる山下さん自身の言葉ではなく、リスナーさんの言葉であることが分かりやすい反面、画面に表示される情報が増えるので見づらくなります。括弧で囲ったり、フォントを変更したりなども考えましたが、最終的にはシンプルさを理由に変更しませんでした。

ちなみに、YouTube Shortsのサムネイルは自動生成されますが、ちゃんだいさんが後頭部のみで顔が写っていない最低なサムネになっています。

(c)【蓮華】6時間遅刻した芸人に奇跡が起きる

お笑いの文脈では考えられないタイトルと言えるでしょう。タイトルを見ただけで、遅刻をしたけれど何か良いことがあったという話の要点がすべて露呈してしまいます。そんな露呈の上で、スワイプしないで最後まで視聴してほしいというメッセージを視聴者に伝えるためのタイトルとなっています。視聴者の維持率を下げないためのタイトルです。こういうタイトルはウインドウショッピング的に動画を見るショート動画で特に有用でしょうね。ただし、YouTubeにおいて、この動画からしばらくはショートフィードに表示されなかったため、再生数が期待したほど伸びず、その効果は不明です。

(d)【蓮華】最 終 回

上記の動画からショートフィードに表示されなくなったこともあり、とにかく自由にタイトルを試していた時期の動画です。自由とは行き過ぎたエゴかもしれませんね。自己表現の方向に振りすぎて、チャンネルの目的を見失っているようにも思えます。例えば、チャンネル登録者が増加し、好調な時期に、釣りタイトルのような形で使うのが最も効果的な使い方だと思うので、カードを切るのが早かった、少しもったいないことをしてしまったと思います。

(e)【蓮華】借金

上記のゴミ屋敷のようなシンプルなタイトルの利点を再評価し、第1期の動画としては最も簡潔なタイトルを付けました。多少収束していますが、近年のクズ芸人というカテゴリの盛り上がりもあるため、"借金" というタイトルと #お笑い #芸人 などのタグとの相性は抜群でしょう。ショートフィードに表示されたことで、再生回数も久しぶりに上向きました。

(f)【蓮華】パパ活パワハラ芸人

ここまでYouTubeを中心に歴史を振り返りましたが、当チャンネル第1期の中で、最高再生回数を誇るのがInstagramにアップしたこの動画です。YouTubeやTikTokではたまに1000回以上再生されることもありましたが、Instagramは比較的着実に成長するようで、視聴回数やフォロワー数が徐々に増えていたのですが、急に異常な再生数が記録されました。穿ち過ぎでしょうが「パパ活」がInstagramにウケそうなキーワードであるとは思います。しかし、正直なところ、分析してもここまでいきなり伸びた理由がはっきりしませんでした。めちゃくちゃバズっている動画から考えると誤差のようなものですしね。

(g)【蓮華】病気療養中にお笑いがパンパンに溜まった芸人

第1期の最終動画が、ここで振り返りのラストになります。ちゃんだいさんの療養後のレンゲラジオを切り抜いた動画をもって、偶然にもチャンネルが休止することになるのはちょっと皮肉ですね。今振り返るなら、タイトルの「お笑いが」を削り、もっと下ネタを連想されるタイトルにしていれば、もっと魅力的な動画になりましたね。「〇〇が」などの伏せ字を使用するのもよかったかもしれません。

(5)突然の活動休止

毎週土曜日に更新を続けるペースを崩さず、約半年間欠かすことなく続けてきましたが、2023年8月7日にパソコンが故障してしまい、休止することになりました。

https://x.com/RengeKirinukiCh/status/1688549381564502016?s=20

↑こちらが休止のお知らせです。緊急具合が伝わるでしょうか。


プライベートの事情により、パソコンの新調を放置せざるを得ない状況にあり、すぐには再開できない状態となりました。こうして、立春にスタートしたチャンネルは春から夏を駆け抜けて、立秋の前日に休止し幕引きを迎えました。

(6)蓮華切り抜きチャンネルの問題点

当チャンネルには大きく6つの問題点が存在します。それぞれ、継続性の低さ、時間配分の不均衡、視聴回数の少なさ、プロモーションの不足、コミュニケーションとフィードバックの不足、資源の枯渇の6つです。これらの問題点は共通する側面も多くありますが、問題点を個別に把握した上で説明し、その後、これらの問題に対処するための対策を解説します。

(a)継続性の低さ

継続性の低さとは、些細なきっかけによってチャンネルが継続できなくなるリスクのことです。今回のチャンネルの休止が示すように、パソコンの故障などが原因となる場合もありますが、私自身の肉体面または精神面を原因とするリスクも無視できません。例えば、モチベーションの低下による活動休止などは俗にエターナるとも呼ばれており、インターネット上で広く知られています。私の場合のモチベーションは、蓮華さんのファンであること、純粋に蓮華さんをたくさんの人に共有したいことに基づいています。これは、モノカルチャー経済の国や企業と同じような失策に陥る可能性が高いです。

また、パソコンを新調し、活動再開へ向けた準備をする中で、環境の移行が困難であることも明らかになりました。当チャンネルの運営は複数のソフトウェア、プラグイン、およびスクリプトを要求する複雑な環境で行われており、データは外部HDDとクラウドの二重バックアップ体制で完璧に保持しているにもかかわらず、簡単に環境を移行できませんでした。その複雑さから、どのようなソフトウェア、プラグイン、およびスクリプトでを使用していたのか正確に思い出せない場合もありますし、現在ではダウンロードできなくなってしまっているものもありました。

(b)時間配分の不均衡

時間配分の不均衡とは、より時間を割くべき場所に、十分な時間を割けていない状態のことです。現在、当チャンネルの主な活動は切り抜き動画を編集して、各SNSに投稿することですが、実際に視聴者とコミュニケーションを取る投稿という本質の部分に必要な時間を割いていません。現状の活動における時間配分としては、動画編集に80%の時間を費やしており、さらにそのうちの80%をタイトル考案に費やしています。つまり、全体の約3分の2以上の時間をタイトルの考案に使っており、その他の動画編集や投稿、SNSでの活動のための時間は非常に限られた中で行われています。チャンネルの成長に貢献するであろうSNS運用や動画作成の研究などに時間を費やす余裕がないのです。

また、週1回の動画投稿ペースでしたが、活動を週末にまとめて行うことが多く、土曜日の投稿予定時刻ギリギリまで編集作業を行う事態がよく起こりました。一週間の中で利用できる時間を均等に使うことが理想ですが、タイトルが決定するまで編集の進行が妨げられ、土曜日にようやくタイトルを決定して急いで編集するなど、時間配分は効率的ではありませんでした。

(c)視聴回数の少なさ

視聴回数の少なさとは、各SNSでの視聴回数が低いことです。当チャンネルは蓮華さんの協力によって成り立っていますし、そもそもの目的から考えても視聴者の存在が非常に重要です。そのため、視聴回数の低さは深刻な問題です。視聴回数の低さはさらに、投稿ペースの遅さと動画ごとの視聴回数の少なさの2つの要因に分かれます。

まず、投稿ペースの遅さですが、週に1回しか動画を投稿しないため、視聴者は新しいコンテンツに触れる機会が制限されています。これにより、視聴者との交流が生まれにくい状況になり、SNSのアルゴリズムにおいてもおすすめされにくくなる悪循環に陥っています。

次に、個々の動画ごとの視聴回数の少なさです。ショート動画の特性からすると、とにかく新規視聴者向けにリーチし、後から固定視聴者を増やしていく手法が一般的なのですが、そもそも当チャンネルでは、新規視聴者向けと固定視聴者向けのコンテンツを区別せずに運営しています。これが新規視聴者に対するアプローチが不足している一因であり、ショート動画に特化したチャンネルでありながら、新規視聴者向けのコンテンツが不足しているため、各動画ごとの視聴回数が低くなっています。

(d)プロモーションの不足

プロモーションの不足とは、各SNSにおける適切なプロモーションと宣伝戦略が不足している状態のことです。私自身がこれまでSNSを積極的に活用してこなかったため、SNS運用に関する知識やスキルが欠けています。当チャンネルは複数のSNSを活用していますが、戦略的に運用していないので、全てのプラットフォームの棲み分けができていない状況です。ショート動画の急速な成長を見て、1分未満の切り抜き動画を作成し、YouTube、Instagram、TikTokなどに投稿していますが、適切なプロモーションが行われていないため、大きな機会損失が発生しています。

同様に、XやThreadsなどの文字に重心のあるソーシャルメディアでの宣伝戦略も不十分です。これらのSNSはニッチなコミュニティとして活用できる可能性があるにもかかわらず、その潜在能力を最大限に引き出せていません。

(e)コミュニケーションとフィードバックの不足

コミュニケーションとフィードバックの不足とは、プロモーションの不足から発展した問題です。SNSの活用が不十分であるため、当チャンネルが生み出すべきストリームである切り抜き動画でまずは知ってもらい、蓮華さんに興味を持つ流れを作り出せていません。

一方で、現在のチャンネルは小規模ですが、コアな視聴者が集まっているために当チャンネルをハブとしたコミュニティは構築できるはずです。しかし、このようなコミュニティを形成できておらず、視聴者との対話やコミュニケーションによって得られる貴重なフィードバックも受けていないのが問題です。視聴者の意見や要望を受け入れ、それを元にコンテンツを改善することができるだけでなく、コンテンツの品質向上を図ることで、視聴者の満足度を高める機会を逃しています。視聴者との良好な関係の構築と、コンテンツの改善に関する貴重な機会を逃していることが損失となっています。

(f)資源の枯渇

資源の枯渇とは、コンテンツの有限性に起因し、切り抜き動画の作成本数に限界があることを指します。現在、YouTubeにはレンゲラジオのエピソードが250本以上公開されています。また、切り抜き動画を作成するためにYouTubeのタイムスタンプをメモ帳アプリに約100箇所記録しています。もし当チャンネルが従来通りの週1回のペースを維持するなら、それにより約2年間は続けることができるでしょう。しかし、蓮華さんの多忙によりレンゲラジオの更新が難しくなり、新しい切り抜き動画のベースとなる新しいエピソードを期待することはリスクであり、2年間しか続けられない可能性があるのです。

(7)蓮華切り抜きチャンネルの対策の基本指針

上記の通り、様々の問題が当チャンネルで浮上しています。しかし、ここから具体的な対策を説明します。まず、対策の基本指針を説明し、次章では具体例を示します。

(a)最悪の状況で機能するように運用する

たくさんの問題点を抱える当チャンネルは、非常に不安定な状態にあります。このため、問題の解決を目指すのはもちろん必要ですが、むしろ問題だらけの最悪の状況でも運用を続けられるように、体制を整える方針です。忙しかったり、テンションが上がらなかったり、モチベーションが低かったりしても、十分に切り抜きチャンネルとして機能し、常に面白いコンテンツを提供できるようになることを目指します。

(b)インセンティブを高める

自ら望んで立ち上げたチャンネルですが、将来の発展に向けてさらなる動機づけが必要です。再生回数やいいねの数、蓮華さん本人たちの肯定的な意見は大いに励みになりますが、それ以外の誘引があって困ることはありません。インセンティブが十二分に与えられているなら、エターナる心配も薄くなります。今後の発展を見据え、インセンティブを高める必要があり、チャンネルを運営していくことで、信用や影響力が増すような仕組みを構築します。

(8)対策の具体例

ここからは、問題点に対処し、対策の基本指針を踏まえながら、より具体的な対策を説明します。当チャンネルが抱えている問題を個々に対応するのではなく、複数の問題に対処できるような包括的な対策を示します。

(a)持続可能な環境保全

持続可能な環境保全は、チャンネルの持続性を確保するための総合的なアプローチです。まず、資金面では、従来はまとめて修繕用の貯金をしていましたが、パソコンやHDDなどの出費に備えるために別口で積立することにしました。これは、チャンネル休止のタイミングと、大規模修繕のタイミングが重なってしまったため、資金的にパソコン購入が後回しにされてしまった経緯があるので、その問題を回避するためです。

精神的な面では、後述するようにチャンネル運用をシステム化し、スケジュールに余裕を持たせます。時間の過度な集中を避け、作成を段階的に進行させるための優先順位付けを導入します。また、多忙な場合や更新が難しい状況では、いつでも休止を検討し、無理せず運用する方針を採用します。

環境設備面に関しては、現在の環境をバックアップすると共に、その設計を文書化して保存します。バックアップはデータと同様にソフトウエアなどにも適用して従来通り実施し、チャンネルの継続性を確保します。また、四半期ごとに環境を再評価し、新たなソフトウェアやハードウェアの導入が必要かどうかを検討します。環境移行が必要な場合、段階的な計画に基づいて実施し、問題が生じないよう慎重に対処します。四半期は1月、4月、7月、10月の末日を基準に設定します。

(b)チャンネル運用のシステム化

チャンネルの運用を効率的に行うために、7日サイクル制度を導入し、編集や投稿などの活動を体系的に行います。当チャンネルの投稿日が土曜日であるため、日曜日を起点として7日間のサイクルを設定します。

日曜日はチャンネルに対する反省と学習の時間と位置づけられます。この日がチャンネルの向上のための中心となり、詳細な内容については後述します。

月曜日は動画の投稿予定を計画する日です。7日サイクルながら月曜日は特別で、28日分の動画投稿スケジュールを策定します。例えばクリスマスや賞レースなどの年中行事に関連する切り抜き動画の作成を重点的に行いやすくするための工程です。同時に新しい状況に対応して、動画の投稿予定を適宜変更するために、先週までの内容を見直します。

火曜日には動画の編集を行い、フルテロップまで進めます。第1期ではタイトルを先に決定してから編集を開始していましたが、第2期からはその順番を逆にすることで、時間の効率的な利用を実現します。

水曜日はタイトルのためにキーワードの抽出を行います。前日までの編集作業により、容易にキーワードの抽出ができます。また、キーワード抽出に加えて、抽出されたキーワードをマインドマップなどを活用して拡張し、さらなるキーワードを発見します。

木曜日にはタイトルとそれに付随する各SNSのキャプション、タグ、ポストなどを作成します。水曜日に抽出したキーワードを、キーワード検索数のチェックツールや共起語ツールを使用して選別し、タイトルに組み込むキーワードを決定します。その後、これらのキーワードを生成AIを使用して複数のタイトル案を生成し、その中から最良のものを選択します。第1期ではタイトルの選定に時間がかかっていましたが、機械的に進め、思考時間を削減することで効率化に努めます。タイトルの決定プロセスを各SNSのキャプション、タグ、ポストなどにも適用します。

金曜日は動画の投稿予約日です。フルテロップ化まで進めた動画にタイトルを追加し、動画を投稿します。

土曜日は各SNSに投稿された後の反応を確認するくらいで、作業は殆ど行わない日とします。休息日と表現するのが最適かもしれません。最悪の状況で機能するように運用するという基本方針により、もし金曜日までに編集が完了していない場合は、土曜日の休みを変えず、その週は動画の投稿を行いません。

また、このシステムには4つのルールがあります。まず、作業内容とその曜日は土曜日以外はあくまでも目安であり、柔軟に対応します。また、各日の作業時間は1時間に制限します。そして、チャンネル運営の進行状況を逐次、XやThreadsに投稿します。最後に、いつでも全てを前言撤回できるというものです。モチベーションの低下を抑えつつ、低下自体を受け入れるためのルールです。

(c)反省と勉強

日曜日に予定されている、チャンネルについての反省と勉強は、反省と学習を繰り返すことで、コンテンツの評価を行い、改善につなげるプロセスです。これはPDCAサイクルの中でCとAに該当する活動と言えます。

反省では、視聴者の反応やコメントをしっかりと分析します。なぜ伸びたのか、逆に伸びなかったのか、いいねの数に差があるのはなぜかなど、チャンネル全般の傾向を理解し、チャンネルの成長につなげます。そして、同じ分野の他のチャンネルも研究し、参考にすることで、当チャンネルの成長を促すヒントを見つけ出します。

勉強では、切り抜きチャンネルとしての最適化が究極の目標です。動画技法で言えば、タイトル、サムネイル、動画の長さなどを工夫して、視聴者の興味を引くために、反省で得たヒントを活用して次回の動画に生かします。また、他のチャンネルからテンポや効果音、テロップなどの編集技術を学びます。また、既存のSNSを学ぶだけではなく、新しいプラットフォームにも積極的にアプローチし、新たな視聴者層を開拓します。

(d)動画投稿頻度の増加、およびターゲットの区別

RengeBalloon【蓮華】​回と旧レンゲラジオ回の週2体制を目指し、動画投稿頻度を増加させます。ただし、第2期が始まってからすぐには実行しません。チャンネル運用のシステム化など、これまでの方法をガラリと変化させるため、第2期の活動が安定してから週2体制に切り替える予定です。

旧レンゲラジオからの切り抜き素材を活用することで、動画のバリエーションを増やし、RengeBalloon【蓮華】内のコンテンツに依存する状況を改善し、資源の枯渇を軽減します。例えば、山下隆章の罵詈雑言やちゃんだいのマティーニを飲みながら、前口上などを切り抜いてテロップを追加した動画や、各エピソードに分散しているコーナーを結合させることで、睡眠用〇〇のような動画を作成する計画です。

週2体制に切り替えることで、動画で大衆にアクセスしやすいRengeBalloon【蓮華】​回を新規視聴者向けに提供し、音声のみでコアなファンが見たくなる旧レンゲラジオ回は既存の視聴者向けに提供できるようになります。チャンネルの戦略が明確になることで、新規視聴者を獲得しながら既存の視聴者をキープするための強力なフレームワークになることを期待します。

(e)さらなるSNSの活用

まず、各SNSプラットフォームに蓮華切り抜きチャンネルの中の人であるハスメケイのアカウントを明記します。これにより、当チャンネルの責任の所在が明確になるとともに、信用や影響力という点で、インセンティブを受け取れるようになります。また、視聴者からすると、蓮華切り抜きチャンネルの中の人というキャラクターが分かることで、サポートもやりやすくなると思います。

SNSを活用するための企画の一例として、過去の切り抜き動画の再投稿などのほかに、自分では判断できない状況の場合、視聴者にアドバイスを求めるアンケートなど、積極的にコミュニケーションを図る場所にしていきます。さらに、山下さんのギャグの中でも手が出しやすい、逆さまやツッコミたいフレーズなどシリーズになっているものを大喜利形式で投稿することも一つの方法だと考えています。また、過去のレンゲラジオや他のチャンネルへの出演にリンクを貼ることで、キュレーションメディアのように蓮華さんの動画を視聴者に提供できる仕組みも構築します。

さいごに

皆様、1万字以上もの文章を最後までお読みいただき、心から感謝申し上げます。蓮華さんと蓮華切り抜きチャンネルへの応援に、本当に感謝しております。

蓮華切り抜きチャンネルは、笑顔と共感を大切にし、皆さんと一緒に成長していくことをお約束します。蓮華切り抜きチャンネルを応援してくださる皆様に、感謝の気持ちを忘れず、これからも楽しんでいただけるコンテンツを提供していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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