蓮行流業績道場#3「トヨタ財団2016年度研究助成」

今回ご紹介するのは、
公益財団法人トヨタ財団 2016年度研究助成プログラム
で採択された研究課題です。

研究課題名は、
『地域社会における多世代共創型演劇ワークショップによる効果の総合的・定量的評価』
(英題:Comprehensive and Quantitative Evaluation of the Effect of Theater Workshop Targetting Multi-generation in the Community)

研究代表者は、わたくし、蓮行が務めております。
2017年度〜2018年度の2カ年で採択されたプロジェクトなので、
ちょうどいま1カ年目が終わり、折り返し地点に差し掛かったところです。

この研究プロジェクトの目的は、具体的には、

いくつかの地域で子どもから高齢者までの多世代が参加する演劇ワークショップを実践し、
演劇の制作・上演という集団創作のプロセスを体験してもらうことで、
・異なる世代に対する新たな発見
・地域社会における互助関係の再構築
・自分自身の「幸福度」の向上
・アート「演劇」の価値の再認識 etc…
さまざまな価値を創出できるのではないか?…という仮説のもと、
その客観的な根拠を示そう!というものです。

自分で言うのもなんですが、なかなかチャレンジングなプロジェクトです。

さらにいうと、
医学、教育心理学、経済学、アートマネジメントといった、
さまざまな専門領域の学者が集まってこれを明らかにしようとしておりまして、
研究代表としては、より一層チャレンジングさが増しております…!

このような研究テーマを採択してくれた
トヨタ財団が掲げる研究助成プログラムの趣旨は、
「社会の新たな価値の創出をめざして」

地球規模の課題、世代を超える課題、まだ顕在化していない将来の課題など、これからの社会が対応を迫られる困難な課題に、私たちはどのように向き合えばよいのか。
世界を俯瞰し、未来を見通す広い視野から、そのフィロソフィーとアートを探究し、社会の新たな価値の創出をめざす、意欲的な研究プロジェクトを応援します。

とされています。

アート、特に「演劇」の立場から
アーティスト、医学、経済学、教育心理学、アートマネジメント etc…が越境&融合して、
「新たな価値の創出」を目指すのが、我々のプロジェクトなのです。

1年目は京都市、福井市での多世代演劇ワークショップを実践し、
研究者としては、「新たな価値の創出」に大きく貢献できると確信しております!
2年目に突入するにあたり、さらに気を引き締めて取り組む所存です。

企画書・概要は、トヨタ財団のHPにUPされておりますので、
さらに詳しく知りたい方はこちらをチェックしてください!↓
http://toyotafound.force.com/psearch/JoseiDetail?name=D16-R-0661

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