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僕について離れない「さみしさ」と「人と共存する居場所」について。

こんにちは。

かたくられんです。

突然ですが、ひとつ質問をします。

あなたの活動の原動力は何ですか?

……僕は、「さみしさ」です。

時々"れん君、病んでるね"とか"闇を抱えてるね"って言われることがあります。

僕はそんなつもりはないのですが……。

今やっている仕事はやりがいがあって楽しいし、忙しくさせてくれることに感謝もしています。

リバ邸はどんどん増えて、僕のかかわる居場所も増えていきます。幸せなことです。

インターネット上の活動(クズサロン等)も充実しています。

なのに、なぜ「病んでるね」って言われてしまうんだろう。

少し考えてみました。
これは僕の根っこにある「さみしさ」が露出しているのではないかなと。

僕はさみしいんです。これまでも。今も。これからも。

お金を稼げば満たされると思っていた


僕は母子家庭の生まれです。

物心ついた頃には父は蒸発していました。

正直、それなりにお金のことで苦労もしました。

数年経って蒸発した父が飲食店を経営していることを知り、悔しい気持ちでいっぱいになりました。

自分の力で、父よりももっとお金持ちになってやろうって決心したんです。

歌舞伎町でホストを始めて開業資金を貯め、父と同じ飲食業で勝負しようとしました。

No.1も獲得し、無事にお金も貯まりました。

でも、そこで気付いてしまいました。

"ホストで店のNo.1になってお金を稼いでも、僕には何もないなぁ"と。

お金を稼ぐことの虚しさに気付いたのはこの頃からかもしれません。

結局、僕はどうしても父と同じ土俵で飲食店をやりたくて、ガールズバーの経営をしました。

経営自体はうまくいっていたのですが、いろいろあってそのガールズバーを閉店させることになったとき、出会った人たちがどんどん僕のもとを離れていきました。

まさに、金の切れ目が縁の切れ目。

あ、やっぱりお金稼いだってこんなもんか。

なんだよこれ。満たされないなって思ってしまったんです。

がむしゃらにお金を稼いで、父と張り合っても、人から経営がうまくいってるねと言われるくらいのお店を作っても、

そこにはお金しかない。僕の心にぽっかり空いた穴はお金じゃ全部埋まらない。

さみしい。僕はさみしかったんです、ずっとずっと。

シェアハウスの運営は幸せ。でも……

それから紆余曲折を経て、僕はシェアハウスの運営に携わるようになりました。

まだ、リバ邸の代表取締役になる前ですね。

シェアハウスの運営は、ガールズバーにおける搾取の構造とは対照的でした。

みんなが割と幸せで、みんなの居場所つくれるあたたかいものでした。

そして、それを作っていける僕の仕事はすごくやりがいがあるものだと思いました。

株式会社リバ邸の代表取締役に就任した今も、もちろんそう思っています。

でもね。

まだ僕はさみしいんです。

シェアハウスは出会いと別れを頻繁に繰り返すものですし、こういう生活をしていると、自分自身が生活の拠点を変えることも多々あります。やっぱりさみしいですよね。

それに、僕が住んでいたシェアハウスの面々にいつのまにか置いてかれていっているような気がしたりして、言葉にあらわせないさみしさを感じることもあります。

シェアハウスの運営に携わっても僕について離れないさみしさ。

それは僕に深く根付いたものであり、一生付き合っていかなければならないものなのかもしれません。

さみしさには種類がある

ただ、お金稼ぎが全てだと思っていた頃とは「さみしさ」の種類が違います。

お金を稼ぎたかっただけのころは、虚しさが入り混じったさみしさ。

今はシェアハウスのホッとするようなあたたかさが近くにあるが故の、ちょっと贅沢なさみしさ。

リバ邸の運営を通して、ありがとうだとか、リバ邸での生活が楽しいよとか、

そういうことを言ってくれる人がいて、僕はとっても幸せなんです。

ちょっと嫌な言い方をすると、欲求は満たされてはいる。

それでもさみしいって、失礼なことかもしれないけど。

逆に言えば、僕はいつまでもさみしいから、リバ邸という居場所づくりを続けられているんです。

僕や、他にもさみしい人の居場所ができるように。

僕が居場所、居場所と口酸っぱく言うのは、さみしい人間だから。

僕が居場所を作り続けるのは、「さみしさ」に支配された人間だから。

そんな経営者じゃ、ダメですかね?

いいよ。と言ってくれる人がリバ邸で待ってくれていることが、今日も僕は幸せです。

リバ邸は大きな意味で社会からドロップアウトした人間たちが住む居場所であり社会実験の場であると思っています。

誰とでも自由に繋がれる世界になったからこそ、希薄な人間関係になっていく世界がたくさんあります。

世界が大きくなった今だからこそリバ邸のような小さな居場所が必要だと僕は思います。そして、これからも踠き悩みながらも居場所をつくっていきます。

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さみしい人へ。

「ただいま」と「おかえり」ちゃんと言えてますか?

日本全国にそれを言える場所を、言ってもらえる場所を作ってみませんか。

3月にリバ邸ノマドプランがスタートします。

月額1万円で、日本全国に広がるリバ邸があなたの居場所になります。

僕みたいにさみしさと葛藤している人にはオススメかもしれませんね。

執筆協力:Cyndi


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