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ひふみ投信ウオッチ 2022年3月号 #123

僕が2008年からずっと毎月、毎月、買い足している #ひふみ投信  の月イチの定点観測です。

ひふみ投信のWebページです。

2022年2月末基準の月次レポートです。

https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/pdf/report202202.pdf

今回はポートフォリオから始めます。

ポートフォリオ

業種別の比率です。

業種別構成比

1年前、3年前、5年前、10年前と比較してみました。

2022年2月末の投資先は264社。1年前と比べると2社減っています。1月末との比較では12社減っています。

時価総額別の比率です。

時価総額別構成比

大型株 は前月末比 +9.68ポイント、
中小型株 は前月末比 ▲3.15ポイント、
超小型株 は ▲0.29ポイント、
現金等 は ▲6.25ポイント

となっています。現金比率が減少、大型株比率がグッと増えました。

2022年2月末の上位10社、2021年11月末の上位30社です。

2022年2月末の上位10社、2021年11月末の上位30社

2022年1月末、2021年10月末はこうでした。

2022年1月末の上位10社、2021年10月末の上位30社

上位10社、前月末から4社が入れ替わりました。

1年前、2021年2月末、2020年11月末の様子です。

2021年2月末の上位10社、2020年11月末の上位30社

1年前の上位10社で、2022年2月末も上位10社に入っているのは #ソニーグループ  のみです。9社が入れ替わっています。

組入期はどのタイミングでファンドの投資先に加えられたか(運用報告書からの推定)です。現在は第14期です。2022年2月末の上位10社では、 #オリエンタルランド #三井住友フィナンシャルグループ #信越化学工業  が第14期に組み入れられたと推測されます。

TOPIXのポートフォリオとどれだけ違っているかを示す、アクティブシェアは 70.15% です。数字が大きいほど、中身が違っていることになります。これまでの推移です。

アクティブシェア 推移

国内株式の組入比率は 84.41%。前月末比 +6.21% です。

2022年2月末の上位10社のメンバーから感じたことは「有料パート」で書いてみます。

受益権総口数・純資産総額

2022年2月、ひふみ投信は2022年1月末比 口数増=ファンドへの資金純流入となりました。ひふみプラスも口数増=ファンドへの資金純流入です。5ヶ月連続の資金純流入です。

【ひふみ投信】のマザーファンドは

6,571.56億円に。

パフォーマンス

月次レポートはTOPIX(配当込み)と比較していますが、2,000社以上で構成されたTOPIXだけでなく、日経225とも比較してみました。ひふみ投信の現在の投資先数ともTOPIXよりも遥かに近しいので。日経225は一番規模が大きい、こちらのETFを使っています。

年ごとの収益率です。

ローリングリターンです。

5年です。

ローリングリターン 5年(年率換算)

2017年2月末〜2022年2月末の 5年間保有のパフォーマンスは年率換算 7.4%。5年保有すると、投資額は1.42倍になりました。

データ期間数は101。中央値は17.9%(年率)となっています。年率17.9%ということは5年保有で2.27倍です。

10年です。

2012年2月末〜2022年2月末の 10年間保有のパフォーマンスは年率換算 15.6%。10年保有すると、投資額は4.27倍になりました。

データ期間数は41。中央値は16.3%(年率)となっています。年率16.3%ということは10年保有で4.27倍です。最小値は2010年3月末〜2020年3月末で 年率13.2%です。この場合でも10年で投資額は3.46倍になっています。

コツコツと、毎月同じ金額を追加投資していた場合。

2008年10月末から毎月定額で投資していると、2022年2月末の時価は投資累計額の2.47倍になっています。さらに、ひふみ投信には「資産形成応援団」という仕組みもありますので、実際にはもっとふえていることになります。

資産形成応援団とは、直販で5年以上保有いただいているひふみ投信について、信託報酬の一部を当社がお客様に還元することにより、信託報酬を実質的に割り引く、という日本で初めて導入された仕組みです。
5年以上、または10年以上継続して保有されている受益権口数に対して応援金を還元いたします(受益権とはひふみ投信をご購入いただいたお客様が、ひふみ投信の利益を受けることができる権利のことです。)。

https://hifumi.rheos.jp/fund/toushin/about/

なお、上記の10年リターンはこの資産形成応援団のことは一切考慮していないので、実際に10年保有していた場合のリターンはもう少し大きなものになっていると推測されます。

コツコツ投資の開始を、2008年10月末、2009年10月末、2010年10月末、2011年10月末、2012年10月末、2013年10月末、 2014年10月末、2015年10月末、2016年10月末、2017年10月末として、開始後の各月末の (評価額)÷(投資累積額)-1 を見たグラフです。クリックで拡大してください。

2018年10月末、2019年10月末、2020年10月末、2021年10月末スタート版です。

4月からのリニューアル を見据えて、
コツコツ投資の実際 ほかは「有料」とさせていただきます。
マガジン「アクティブファンドを眺めてみた」の定期購読をご検討してくださると嬉しいです。

このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。

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