1時間足らずで信頼できますか?

昨日、テレビ東京のカンブリア宮殿でレオス・キャピタルワークス/藤野さん、そして、彼が率いるチームが運営する投資信託、【ひふみ投信】(【ひふみプラス】【ひふみ年金】)が大きく紹介されました。

おそらくですが、昨日の番組を見て、たくさんの人が、資料請求したり、早速藤野さんたちにお金を託そうとしたりと考えていることでしょう。

でも、私は思うのです。村上龍さんが編集後記で指摘されたとおり、投資信託においては、投資家と投信会社との間の「信頼がベース」なのです。昨日のあの1時間足らずの番組を見ただけで信頼というレベルに至るのだろうか、と。

お金を本当に託すかどうか、それを判断する前にまず藤野さんの著書を読んでみてはどうでしょうか。

http://renny.jugem.jp/?eid=2863

私自身は、藤野さんを、レオス・キャピタルワークスを、信頼しています。だから、これまでお金を託し続けてきましたし、これからも、お金を託し続けようと思っています。その信頼の源は、レオス・キャピタルワークスの企業理念にあります。

資本市場を通じて社会に貢献します
【全てはお客様と社会のために】https://www.rheos.jp/corporate/mission.html

昨日の番組で「ひふみ」がもたらしたリターンを喜んでいる受益者が何人か紹介されていました。あのリターンはどこからやってきたのでしょうか。もちろん、藤野さん、レオスの皆さんの力量に拠るところが大です。しかし、あのリターンをもたらした土台、根っここそ「資本市場」なのです。資本市場があるからこそ、リターンがあるのです。

その資本市場において、藤野さん、レオスの皆さんの活動、行動は、「これは素晴らしい!」という会社を丹念に調べて、分析して、お金を投じるという選択をするということです。上場こそしているけれど未来を、希望を感じられない会社にはお金を投じたりしないのです。こうした選択を能動的に行うことこそが資本市場を機能させる、未来を希望を創りだすことになると私は考えています。このような機能を果たすプレイヤーが実はとても少ない、プレゼンスが乏しい、投資家が能動的な選択を行わない、これらが日本経済の閉塞感を生み出しているように思われます。いまのままではまだまだトンネルが続くのではないかとさえ思います。

「資本市場を通じて社会に貢献する」そんな理念を掲げているレオスには、しっかりと信頼の絆で結ばれた投資家、お金が集まって欲しい、私は強くそう思うのです。

ですから、昨日のあの1時間足らずの番組を見ただけで、ただそれだけの勢いでお金を藤野さんに、レオスに、預けるのは思い止まって欲しいなあ、と切に思います。そこには信頼のベースは無いと思いますから。


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