三井住友・中小型株ファンド (三井住友アセットマネジメント)
中小型株ファンドの目論見書、運用報告書をチェック! の第9回です。
チェックするのは
です。
楽天証券の「国内株式(中小型)」に分類されているファンドから抽出しました。3年間の評価では、「4」となっており、楽天証券のスコア算出のモノサシからすると、成績上位25%に入っています。1年間の評価では、「5」(成績上位10%)となっています。(評価は2015年12月末のものです)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/detail/?ID=JP90C00009J8
「交付目論見書」をみてみましょう。
投資対象を「株式・中小型株」としていますので、「中小型株に投資します!」と宣言、約束しています。
ファンドの特色は次のように説明されています。
1.主として、わが国の取引所に上場している株式(これに準ずるものを含みます。)のうち、中小型株に投資を行います。
2.組入銘柄の選定は、徹底したボトムアップリサーチにより推計した「企業価値」を基本に行います。
・徹底した個別銘柄の企業調査・分析による業績予想と、個別銘柄ごとのリスク評価から「企業価値」をもとめ、この「企業価値」をもとに「目標株価水準」を算出し、組入銘柄を選定します。
3.株式の組入比率は、高位を基本とします。ただし、企業価値と比較して割安度が高いと判断される企業が減少した場合等には、組入比率を低下させることがあります。
・株式以外の資産への投資割合は、原則として信託財産総額の50%以下とします。
中小型株式は「時価総額2,000億円未満」と明確に定義されています。
「ベンチマークはありません」
私は「ベンチマークなし」のアクティブファンドが好みです。
(個人の感想です)
パフォーマンスの傾向は以下の通りです。
運用報告書は直近のものしかWebに載せられていません。この点は残念です。
直近の運用報告書(全体版)です。
http://www.smam-jp.com/unpo/pdf/127709/127709_20150925z.pdf
ファンドに組み入れられている会社を見てみましょう。
この第12期に新たに加わった会社が21社、保有していた全株式を売却した会社が14社となっています。
個々の会社の評価額を見ていると、ウエイトにあまりバラつきが無いような印象ですね。
業種別では33種のうち、18業種が組み入れられています。この第12期末では食料品が全売却され、医薬品が新たに加えられています。
このファンドは月次レポートに大いに注目しましょう。
【ファンドマネージャーコメント2】の「ファンドマネージャーからのひとこと」が個性的で読み応えがあります。
2015年11月末時点の組入れ上位10社です。
上位10社は第12期末に既に組み入れられていた会社で占められています。
2015年12月末時点で 受益権総口数 6.56億口、純資産総額 15.26億円となっています。
信託金の限度額は3,000億円ということですんで、まだまだたっぷり余裕がありますね。
このファンドを保有している受益者の評価はどんな感じなのでしょうか、ホルダーの方、御意見をお聞きしてみたいですね。
中小型株ファンドの目論見書、運用報告書をチェック! の第9回は
以上です。
次回をお楽しみに。
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