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SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive) ーアクティブファンドを眺めてみよう #21 第17期(2023年7月)運用報告書を反映しました

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第21回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは


SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(年2回決算型)/愛称:jreviveⅡ


この2つのファンドを眺めてみます。

ジェイリバイブは年に1度の決算(7月)、jrevive IIは年2回(1月、7月)の決算という違いのほかに決定的な違いがあります。ジェイリバイブは口数単位(購入単位は1口以上1口単位として販売会社が定める単位とします。)という珍しいファンドです。ファンド設定時の1口は10,000円ということで小口での買付が難しい設定になっています。一方、jrevive II は他の公募投信と同じくファンド設定時の一口は1円。小口で買い付けやすくなっています。

昨年、眺めてみた際の記事です。

上の記事で一緒に眺めていたjnext IIはあらためて記事をつくりますのでお待ちください。

ジェイリバイブは2006年7月設定、jrevive IIは2015年7月設定です。ジェイリバイブは15年を超える実績を持っています。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。2015年1月以降です。

2023年10月アップデートしました

青く塗った月が、受益権口数が減少した、つまり、ファンドから資金が流出した月です。ジェイリバイブは2018年2月以降、69ヶ月連続でファンドからの資金純流出となっています。jrevive IIも2018年10月以降、61ヶ月連続でファンドからの資金純流出。ジェイリバイブは2018年1月末の66億口の15%程度の口数、jrevive IIは2018年9月末の346億口の25%程度の口数となっています。

パフォーマンス

WEALTHADVISOR さんのデータを元に、調べてみました。サンプルに使ったのは15年以上実績あるジェイリバイブです。比較対象にしたのはTOPIXに連動するETF(1306)です。

ローリングリターン 5年

こちらも2023年10月アップデート

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