アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年2回決算型)愛称 GGO ーアクティブファンドを眺めてみよう #45
アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから
「企業価値を探究しているか?」
そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第43回です。
これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。
今回眺めてみるのは
アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年2回決算型)愛称 GGO
です。
日本を含む全世界の上場会社が投資対象になっています。1998年7月の設定。したがって、運用実績は25年を超えます。
ただ、このファンド、2017年3月に大きな方針転換をしています。
同じマザーファンドのこのファンド。
こちらにあるお知らせです。
アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金向け):マザーファンドの運用についてのお知らせ
どのくらいの変化が起きたのか、はこのファンドの第16期運用報告書を見ると確認できます。
第15期末の投資先数は217だったのが第16期末で59まで削減しています。これは海外の株式で、国内株式も13 から1に大きく減らしました。
大胆にポートフォリオを変更したことがよくわかります。
交付目論見書、月次レポート等
交付目論見書 からです。
”スプレッド(予想リターンと資本コスト の差)に基づく投資魅力度の測定” という基準が明示されているのが特徴的です。
エンゲージメント を強調しているのも特徴ですね。
https://www.alliancebernstein.co.jp/app/wp-content/uploads/2023/05/SGT_Engagement_Jun_2023_JA.pdf
エンゲージメントレポートが発信されています。
いかがお感じになりますか。
上位の投資先の月次レポートでの紹介です。
SDGsと絡めることで事業活動で改善、解決を目指している課題が具体的になっている印象を持ちます。
受益権総口数の推移
マザーファンドの運用方針が転換された2017年3月以降を表にしてみました。2つのファンドともに足元は資金純流出となっています。
パフォーマンス
ローリングリターン をみていきます。
ここから先は
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