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三菱UFJ 日本株オープン「35」 ーアクティブファンドを眺めてみよう #44

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第43回です。

これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。

今回眺めてみるのは

三菱UFJ 日本株オープン「35」

です。


1999年3月設定。運用実績はまもなく25年。老舗と呼べるでしょう。

このファンドに関心を寄せた理由は、月次レポートの開示範囲。

https://www.am.mufg.jp/pdf/geppou/119901/119901_202401.pdf

ご覧の通り、月次レポートで直近の月末の全ての投資先、ウエイトを開示しています。三菱UFJアセットマネジメントさんでは他にも同様の開示姿勢のファンドがありますが、直近の月末の全ての投資先、ウエイトを開示 業界全体で見ると圧倒的少数派です。

どんな資産をファンドで保有しているか、に関心を寄せる投資家としては高く評価できます。素晴らしい。

交付目論見書、月次レポート等

ファンドのコンセプトが示されています。

ファンド名の「35」は投資先数を念頭に置いた数字です。

「35」にプラスアルファ”裁量”という投資先が含まれており、2024年1月末時点の投資先は42社となっています。

全ての投資先にコメントが付けられているのですが、どの投資先が「35」なのか”裁量”なのか、は明示されていません。

昨年12月に「【三菱UFJ 日本株オープン「35」】企業の成長性に着目した35銘柄を中心に投資。それが、日本株オープン「35」!」なる臨時?レポートが発信されています。

受益権総口数の推移

ここ5年ほどの月次の受益権総口数の増減です。2021年5月以降、増加基調になっていましたが、足元は減少(ファンドからの資金純流出)の月が多くなっています。

パフォーマンス

ローリングリターン で見てみます。

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