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これからの「コミュニティ」と「企業」の在り方を考える #サイボウズ式チーム本

https://team-community-waseisalon.peatix.com/

こちらのイベントに参加してきました。

ご登壇されたのが

ピースオブケイクでnoteのディレクターを務める水野圭輔さん
キリンでコンテンツマーケティングを担う平山高敏さん(素晴らしい司会でした!)
そして、サイボウズ式編集長の藤村能光さん

参加の理由は、あるイベントで藤村さんにお世話になったこともあって、それから1年くらい経った今年3月に #イケウチな人たち  のMeetup#00 で再会して、そんなこんなのうちに、本を出版されたということで、一度お話を聞いておかねば、と考えたからです。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4594082459

イベントの会場で本を購入したので未読です、、、読んでから聞くか、聞いてから読むか、今回は後者なのです。

ご登壇の皆さんのトークを聞いていて、最も印象に残ったことは

心理的安全性が大事

藤村さんが現在のチーム運営で心掛けていることとして、チームのメンバーの「不安」「不満」(それは仕事に関係したものに限らず)を把握する、理解しようとすることだ、ということを繰り返し強調されていました。今そこにいるメンバーの能力を最大限に引き出して、かつ、メンバーが楽しく、充実した気持ちで仕事に取り組んで成果創出を目指すには、お互いの信頼関係を築くこと、それには相応のコミュニケーションの量が必要だ、と。今回の本ではツールをどう上手く使うか、ということにも沢山触れられているようですが、「話す」ことの大事さ、ツールでは浮かび上がってこないことがあることも指摘されていました。

実は、最近、組織について書かれた別の本を読んでいたのですが、途中で挫折してしまいました。人間って生物としてこうだから、こういう組織運営をする、といった具合の主張です。確かに、この方法に沿えば、大きな成果を創出する可能性があることは理解できました。でも、なんだろう、この組織に居たら絶対擦り切れちゃうなあ、と感じたのです。成果にたどり着いたその後は「燃え尽きる」だろう、と。結果にコミットしてくれるのはいいけれど、その結果が一瞬のスナップショットでいいの?ということです。すぐリバウンドしちゃうじゃん?って。ある程度コンスタントに、持続的に、安定した成果を出し続けるチームが「未来のチーム」なんだろうなあ、と感じました。平山さんが「管理するのはマネージではなく、コントロールです。マネージはやり繰りすることです。」とコメントされていたのが印象的でした。ギッチギチにコントロールを利かせれば、ある瞬間に大きな成果を生み出す可能性は大きくなるのかもしれません。しかし、それがチームのメンバーにとって幸せなのか、満足度を高めるのか、充実感を得られるのか、そこら辺ってどうなんだろうねえ、って感じました。ほどほどかもしれないけど結果を継続して残しつつ、メンバーの満足度や充実感があって「次もやろう!」って盛り上がっている方がステキなチームだと私には思えます。

コミュニティの可能性

今回のイベントでなるほど、と感じたのはコミュニティの可能性です。会社等の日々の仕事の流れとは異なって参加するコミュニティがサードプレイスになるということ。そこに心理的安全性が感じられたら、会社ではなかなか行動に踏み出すことが出来ない試みに挑戦できたりする、結果、その挑戦という行動を経たことで、仕事の場でも一歩踏み出せたりするようになることがある、と。素直になって自分の考えを誰かに聞いてもらえて、共感を得ることができたら、何かが動いている、動かせている、まわりの仲間が自分と一緒に動いてくれている!と感じられたら、それは確かな自信になりますからね。

私にとっては、「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」が、コミュニティというにはかなり緩やかな絆だと思うものの、サードプレイスだったのかなあ、という発見がありました。

非常に貴重なインプットを沢山いただくことが出来ました。新しいアイデアにつながりそうなヒントも得られました。

今回のイベントを設定してくださったWasei Salonの皆さん、ご登壇されたお三方、穏やかな雰囲気をつくってくださったご参加の皆さんに深く感謝です。

有難うございました!

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