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月次レポートとは"オウンドメディア" #投資信託

#IKEUCHIORGANIC #イケウチな人たち  の牟田口さんのツイートです。

今年最大(現時点です)の衝撃(大袈裟?)が「イケウチな人たち。」との出逢いでした。

このインタビューにヤラレちゃいました。

牟田口さんがツイートされている通り、個々の記事に対する「クオリティ」に対する意識、「この想いをどうにかして伝えたい、伝わって欲しい」という意思を強く感じます。

この文脈を私の関心領域である #投資信託  に持ち込んじゃいます。

投資信託の多く(ほぼ全て?)は定期的にレポートを発信しています。「月次」のケースが大多数を占めるでしょうか。Webサイトに掲載されていますので基本的に誰でも閲覧できます。その投資信託を保有していない人も。ですから、何か投資のヒントがないだろうか、あのファンドはどこに投資しているのか、という興味でチェックしている人もいるようです。

で、この定期的なレポート(以降、月次レポートといいます)は、ファンドを保有している人だけでなく誰でも見れるわけですから、「オウンドメディア」と呼べる存在ではないか、と思うのです。

月次レポートの「品質」という面で、私が個人的に「ダントツ!」と感じるのが #鎌倉投信  さんです。

投資先の紹介のみならず様々なイベントの紹介や鎌倉の情報など、コンテンツの幅の広さでは「ダントツ!」です。加えて、過去のバックナンバーが全て確認できるのも素晴らしいと思います。

農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド の月次レポートも品質の高さを感じます。

ファンドの運用助言をしている 農林中金バリューインベストメンツ #NVIC  さんの一貫した投資哲学を強く感じられるレポートは毎号、非常に楽しみです。こちらも過去のバックナンバーが確認できるのが素晴らしいですね。

「品質」で取り上げたいファンドがもう一つ。

このファンドの月次レポートも素晴らしい内容で、毎号感嘆させられています。 #スパークス  さんの哲学を理解する大きな助けになっています。結果、ファンドに対する信頼が高まりました。残念なのは、2016年5月以前のバックナンバーが閲覧できないこと。このファンドの設定来の歴史がどんなだったのか、すごーく興味あるんですけどね。

私が個人的に「ダントツ!」と評価しているのは、この3つのファンドです。他にも素晴らしいと感じるファンドもあるのですが、この3つのファンドには及びません。

パフォーマンスに関する数字的なデータを沢山載せるファンドもあります。そこから感じるのは「とにかく数字を見てくれ」というファンドの姿勢だと思うのです。結果、そういう面を重視する投資家が集まってしまう、というか、、、そう考えると、月次レポートは「オウンドメディア」なんですよね。

長いお付き合いしていくなかで「月次」で個人的に知りたいことは 数字の羅列ではありません。その1ヶ月にどんな行動をしたのか、その行動に至った判断はどういうものか、その判断は投資哲学、プロセスの観点で一貫しているのか、ということに私は強い関心を抱きます。投資先のX社の株価が騰がった下がった、パフォーマンスに影響を与えたという話も、イマイチ響きません。短期的な「価格」の動きのお話ですからね。X社の実態的な「価値」についての方がずっと大事だというのが私のスタンスです。ほとんどのファンドの月次レポートは「価格」の話に偏りがちです。結果、「価格」に敏感な投資家や販売会社を集めることになるのではないでしょうか。

月次レポートは自分自身を伝えるための「オウンドメディア」だ、と強く意識するファンド、投信会社が増えて欲しいと思います。


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