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20代・30代の46人に1人が #つみたてNISA の口座をお持ちのようです

#つみたてNISA  ご存知でしょうか。

金融庁のWebサイトです。

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。

一定期間(20年)、値上がり益に対して税金が掛からない、これが支援、非課税の意味です。「少額から」とされているように、この口座を利用できるのは年間40万円が上限です。ですから、資産形成のために投資する原資があまり多くない若年層、あるいは、いきなり大きな金額を投資に充てるのはちょっと怖いなといった「これまで一歩を踏み出せなかった」層を意識した制度ということになります。

さて、先日、2019年6月末時点のつみたてNISAの口座数について、金融庁の調査結果が公表されました。

こちらによると、つみたてNISAの口座数は

1,470,872

とのことです。つみたてNISAより先に設けられた一般NISAは919万口座ということのようです。なお、つみたてNISAと一般NISAは同時に口座を持つことができません。

公表資料には年代別の口座数も公表されていました。グラフにするとこんな感じです。

201906_NISA_口座数_FSA

一般NISAは年間の投資可能額が120万円、非課税期間が5年ということで、年配の皆さんは一般NISAが圧倒的です。が、20代では、つみたてNISAの割合が多くなっていることが分かります。

さらに、このデータを年齢別の人口推計にぶつけてみたのがこの表です。

201906_NISA_口座数_FSA_年代別

人口推計は2017年10月のもの。ちょっぴり古めですがご容赦ください。

この表の数字は(各年代の人口数)÷(各年代の口座数)です。

つまり、20代の34人に1人が一般NISA口座を開いている、54人に1人がつみたてNISA口座を開いている、21人に1人がいずれかのNISA口座を開いている、ということになります。

50代以上になると、10人に1人がいずれかのNISA口座を開いていることになるようです。

20代・30代を合算してみると、

46人に1人がつみたてNISAの口座を開設していることになります。

つみたてNISA、一般NISA、どちらを選ぶか、それは個々人の自由です。ただ、株式への投資成果はより長い期間を活用した方が良い成果を得られる可能性が大きいので、長い時間をかけてじっくりと育てることが出来る人にとっては、つみたてNISAが適しているものと考えられます。

個人的には若い人たちに、つみたてNISAがもっと浸透して欲しいと考えています。その一方で、取り組むにあたって(別に最初の一歩をふみだしてからでも全然問題ありません。歩きながらでOKです!)、よく理解して、納得して欲しいことがあります。

「株式投資ってどういうことなの?」です。

これがとても大事です!と声を最大にして言いたいのです。

つみたてNISAの口座を開設、その際に自分のお金と交換して手に入れるのは投資信託です。投資信託の中には、数十、数百、数千の株式が入っています。投資信託を通じて利益を得ることができるのは、その数十、数百、数千の株式の株価が上昇するからです。その株価がどうやって決まるのか、株価の「その先」、つまり、その株式を発行している会社って?ということに対して自分でよーーーく納得した見方を持っておくことが非常に大切です。
なぜなら、株価は時に大きく下がったり、時に大きく騰がったりするからです。そうした大きな変動のせいで投資をやめてしまうことは、後から振り返ってみると実に勿体ないということになるかもしれないからです。

「株式投資ってどういうことなの?」をしっかりと理解しておくことが何より大事だと考える理由は、ただ一つ。投資を長く継続するためです。

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同じようなノートですがご紹介しておきます。


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