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ひふみワールド ーアクティブファンドを眺めてみよう #20

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第20回です。

前回はこちらです。

今回眺めてみるのは

ひふみワールド


昨年、眺めてみた際の記事です。

このファンドの設定は2019年10月。設定から3年あまりです。

2月に第4期の決算を終えて現在第5期に入っています。

受益権総口数

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

設定来の月次推移を表にしています。資金がまとめられて一緒に運営されているひふみワールド+と合わせて、です。

青く塗った月が、受益権口数が減少した、つまり、ファンドから資金が流出した月です。ひふみワールドはこの1年で2回だけでしたが、ひふみワールド+の方は5回、流出になっています。

パフォーマンス

WEALTHADVISOR さんのデータを元に、調べてみました。比較対象にしたのは下記のETFです。

主要投資対象は、日本を除く先進各国および新興国の株式等や株価指数先物取引に係る権利。信託財産の1口あたりの純資産額の変動率をMSCI ACWI ex Japanインデックスの変動率に一致させることをめざす。

まだまだ運用実績が少ないのでローリングリターンは1年のみとしました。

ローリングリターン

緑の棒グラフが+になっているのが、ひふみワールドがアウトパフォームの期間です。期間数は30。ひふみワールドの12勝18敗。2020年9月末〜2021年9月末から18期間連続でアンダーパフォームでしたが、2022年3月末〜2023年3月末で19期間ぶりのアウトパフォームとなりました。

ひふみワールドはリスクがやや高めな感じですが、データ数が少ないので、ボチボチゆっくり見守りましょう。

交付目論見書

https://hifumi.rheos.jp/fund/world/pdf/world_kofu_20221112.pdf

企業業績の変化に着目する定量調査、ヒトの可能性に着目する定性調査 という表現は分かりやすくて良いと思います。

ただ、もう少し具体的に実例を挙げるなどして解像度を高めてもらえたら、と思うのですが。「企業価値」に関する表現としては

長期的な将来価値

この言葉が対応しているように読み取れます。

月次レポート

月次レポート、最新のものは こちら です。

「企業価値」を探究している、そのオーラが感じられましたか?

ひふみワールド+ では 投資先の会社が紹介されています。

https://hifumi.rheos.jp/fund/worldplus/pdf/report202303.pdf

いかがでしょうか。

月次レポートは毎月定点観測しています。


投資先の推移

投資先数の推移です。REIT等の投資証券は除きました。

2022年2月の第3期末は197にまで膨らみましたが2023年2月の第4期末は145まで減っています。

第4期末 2023年2月

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