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農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 第2回年次総会 ― 株式投資で「希望」や「明るい未来」を感じ取る

先日、私が毎月コツコツと少額ですが買付けている、買い付け続けている(といっても、今年5月からなんですが) #投資信託  、農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね の第2回年次総会に参加してきました。

この年次総会は二部構成でして、第一部は  #おおぶね  の投資先の1社、米国3M社の相模原・橋本にある拠点「カスタマーテクニカルセンター」の現地訪問、見学、第二部は 東京・大手町の農林中金グループの施設アグベンチャーラボでこの1年の活動や運用の報告会となっていました。

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第二部の会場の開始前の様子です。素晴らしい会場でした。真ん中のでっかい柱が気になるといえば気になる、でも、そのおかげで登壇者が会場の真ん中でお話されるという場面が増えていたのが印象的でした。

最初は、投資判断の責任者、農林中金バリューインベストメンツ #NVIC  奥野一成さんの講演です。

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長期的な時間軸でより良い成果を得られる可能性の高いポートフォリオをつくるために、より良い中身にするために、この1年どんな行動を行ってきたか、が報告されました。

長期的により良い成果を得るために、おおぶね では、奥野さん率いるチームが時間をかけて様々な角度から調査して選び抜いた「構造的に強靭な企業」に投資し、「構造的に強靭」である限り保有し続けています。

ポートフォリオの中身を磨き上げるうえで重要なことは大きく2つだと考えられます。

1.新しく「構造的に強靭な企業」を探し出し、調査すること
2.既に投資している企業が依然としてその「構造的な強靭さ」を維持しているか、強化しているか、あるいは、それが損なわれるような変化の兆候があるか、を調査すること

最初の観点では、新しく投資先に加えられた3社について、どのようなプロセスを経てその判断に至ったかを非常に丁寧に説明されました。3社とも、既に月次レポートでも詳しく報告されていましたが、それをさらにダメ押しするかのように詳しく。

2つ目の観点では、今回、投資先の1社、NIKEについて、その「構造的な強靭さ」の現状を確認する行動の一つとして、ADIDASとの比較について、丁寧な説明が行われました。ADIDASは世界的な規模でNIKEと競合していますが、実際にADIDASを訪問してのインプットを基にした考察を説明してくださいました。

投資先が持続的に価値をつくりつづけられるか、を出来得る限り調べ尽くして投資判断を行うのだ、という強い意思を感じ取ることができました。

奥野さんに続いて、登壇されたのが"刀"の森岡毅さん。NVICさんはマーケティング面での刀さんとの協業を発表されていましたが、協業における大きな具体的なアクションがファンド名の変更でした。

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新しくなった名前が おおぶね です。

森岡さんから協業に至った経緯、おおぶねになったプロセス等を非常に熱っぽく語られました。息をいれず勢いよく話される様は強く印象に残りました。

最初に強調されていたのが「消費者」の目線。これが従来、既存の金融機関からは決定的に欠落している、という指摘。情報の非対称性を、意図的につくりだしてそれを収益の源泉としているのではないか、と。結果、新しい価値を生みだす可能性を持っている筈の資本が預金にべったり貼り付けられている、これでは豊かになれるはずがない、という感じだったでしょうか(私の考えもほぼ同じなのでかなり意訳になっています笑)。

もう一つ、強調されたのが「時間」の重要性。例示された利回りの数字はかなりオーバーでしたが、これにも私は全く異論ありません。時間、投資をどれだけ長く継続できるか、が非常に重要だと私も信じていますので。

『安心感』について

プレスリリースです。

刀の森岡は、「人が投資や資産形成と向き合う際に求めるのは『安心感』。『安心感』の正体は、自分はちゃんと考えてやっているという『納得感』。NVIC の取り組んでいることをブランドデザインする中で、消費者の方にご理解いただきたいことを、農林中金の持つ誠実さを体現しつつ、覚えやすくて聞いたらピンと『安心感』が連想される『おおぶね』という言葉に練り込んだ。・・・」
https://www.nvic.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/%E5%B9%B4%E6%AC%A1%E7%B7%8F%E4%BC%9A%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%89%E5%90%8D%E5%A4%89%E6%9B%B4%E7%99%BA%E8%A1%A80926.pdf

私自身も『納得感』は非常に大事なことだと考えています。これが長く続けるために非常に重要な要素の一つです。

では、最初に出た『安心感』。ここは少し考えたいところです。

これでいいんだ!と納得できているつもりでも実際は結構難しいですよ、と思うんです。投資信託の価額は上に下に、日々動きます。大きく動くこともあります。おおぶね であっても環境によっては、嵐の中に居れば、大きく揺れてしまうのです。それは避けられません。その際「安心」できるかというと、、、

一定期間、その上げ下げを経験して、まあこんなもんだろう、って実際に体感してみて、納得感は安心感に変わるような気がします。一方で、何年かに一回ドスンと下がったりした際に、未曽有の、何十年かに一度の、嵐の中で、納得感から得ていた安心感は続くのか、という問題もあるように思ったりします。

#コツコツ投資  を継続して十数年、私自身は「安心感」のようなものは確かにあります。その根っこには納得感があるのも確かです。自分のお金を託している投資信託のマネージャーさんへの信頼も確かなものがあります。加えて、そのマネジャーの皆さんが選び抜いた投資先、その投資先の会社が価値をつくりだしつづけてくれるものと期待しています。だから、値動きが大きくても動じることなく継続することが出来るだろう、と考えています。

投資信託への『安心感』は長く保有してみて、お付き合いしてみて、生まれてくるものではないか、と私には思われます。

"ファンドの主役は投資家であり、ファンドマネージャーは投資家と投資先企業をつなぐ導管である"

プレスリリースの一節です。これが非常に重要な点だと感じたのです。

第一部で見学させて頂いた、3Mさんでは沢山の驚きがありました。非常に幅広い技術プラットフォーム、それを多様に組み合わせて実現した製品の数々、社員の皆さんのホスピタリティ。先日の #鎌倉投信  さんの #受益者総会  でも感じましたが、投資先の会社の皆さんが、つくりだしている、つくりだそうしている「価値」を感じる、ナマで体感することで、そこに「希望」や「明るい未来」を貰っているような気がしたのです。このような貴重な機会が得られたのも、NVICさんと3Mさんとの間に時間と共に培われた信頼関係があったと思います。(鎌倉投信のケースも同様だと思います。時間と共に培われた信頼関係があるからこそ、投資先の会社の経営者や社員の方が受益者総会に多数ご登壇してくださるのでしょう。)

投資先の会社の皆さんと、同じ船に乗り込んで、価値をつくりだして、ほんの少しでもステキな社会の実現に貢献できているのではないか、と。

大きな嵐がやって来た、遭遇してしまった時。
同じ船に乗っているのであれば、希望や未来をシェアできているのであれば、感じ取れているのであれば、仮に嵐の中に入っても一緒にそれを乗り越えたい(もちろん、できる範囲で、と良いと思います)、って感じるのではないでしょうか。

それが奥野さんの言われる「オーナーシップ」の一つの大きな、重要な側面だと思うんです。

株式投資で「希望」や「明るい未来」を感じ取る

NVICさんのノートです。

企業の「投資」は社会をより良く便利にします。
そういった企業に「投資」をすることで、皆さんも社会とつながり、社会を良くする活動に間接的に参加できるのです。
もし、それらの「投資」が正しく選択できていれば、企業は利益を得ることができ、皆さんはその配分を受けることができます。結果的に、皆さんの資産は大きくなり、豊かな人生を送るための選択肢が少し増えると思います。

非常に感覚的な話で申し訳ないのですが、なぜ将来が不安なのか、それは、一面、希望や明るい未来のイメージが無いからではないでしょうか。腰を据えた「オーナーシップ」ある株式投資を通じて、その投資先の価値を感じることで、私は希望や明るい未来のイメージは、少しかもしれませんが、感じ取ることが出来ると思うのです。

希望や明るい未来を感じ取らせてくれる、そんな機会を提供してくれる、ファンドマネジャーにこれからもお金を託し続けたい、そんな気持ちを強くしました。

↓↓↓ のノートに書いた気持ちがさらに強くなりましたw


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