おおぶね_prospectus

"長期厳選投資 おおぶね"の交付目論見書は画期的!!!

私は今年5月から【農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド】という投資信託を毎月コツコツと買っています。

この投資信託の名称が9月21日に変更されました。

農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

この名称変更に合わせて、目論見書もリニューアルされました。

目論見書

投資信託説明書(交付目論見書)とは、購入しようとしている投資信託ついて投資判断に必要な重要事項を説明をした書類のことで、投資信託を購入する前に必ず投資家に渡されます。
投資信託説明書(交付目論見書)には、重要な事項が記載されていますので、購入の前に必ず目を通しましょう。
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/information/prospectus/

この目論見書、上記の通り、投資信託を選ぶ際に非常に重要なものであるのですが、実際のところ、そのほとんどがあまり面白くありません。別の言い方をすると、具体性に乏しかったり、違いを感じるのが難しかったりする面があります。

今回の【長期厳選投資 おおぶね】の目論見書が画期的だと感じたのは、投資先を選ぶ際の考え方がハッキリと明瞭に示されている点です。

おおぶね_prospectus_1

多くの投資信託は「中長期的な信託財産の成長を目指す」という表現で済ませており、非常に抽象的です。つまり、株価で投資先を選ぶ(値上がりしそうな会社を探します、ということ)のか、企業価値で投資先を選ぶ(持続的に価値をつくりだす会社を探します、ということ)のか、という点については明示していないことがほとんどです。「両方をバランスよくやります」と宣言している投資信託もありますが。

いずれにせよ、株価ではなく企業価値で投資先を選びます!というその考え方を図表でここまで明瞭にアピールしているのは非常に画期的だと感じました。

加えて、この図表も非常に印象的でした。

おおぶね_prospectus_2

持続的に利益をつくりだすことができる会社がその価値を蓄え、それを株式市場が評価するので、株価上昇が見込まれる、期待しうる、結果、長期でそんな会社の株式を保有することが報われる、ということがよく分かる図表だと感じます。「オーナーになる」ということ、なぜそれがリターンをもたらすのか、がよく分かります。同時に、このように持続的に利益をつくりだす会社を探し出すこと、しっかりと見守り続けることが非常に重要だということも理解できます。

この他にも非常に分かり易い図表がありますので、ぜひ目論見書を一度ご覧になってみてください。

https://www.ja-asset.co.jp/fund/140829/pdf/koutline140829.pdf

この投資信託のように、株価、企業価値のいずれで投資先を選ぶのかを目論見書で明示するようになってほしいですね。ただ、ほとんどの投資信託は「企業価値を見ているんです!」と主張するようになるかもしれません。であれば、それを本当に実践しているかどうか、を運用報告書や月次レポートでキチンと説明する必要が出て来ますね。その点、この【おおぶね】では際立って素晴らしいレポートが発信されていますので、そこで毎月、確認することができます。

最後にもう一回。

"長期厳選投資 おおぶね"の交付目論見書は画期的!!!

この【おおぶね】に関連する私のノートです。


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