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つつみ込むように ― tsumiki証券のファイナンシャル・インクルージョン!

tsumiki証券について色々と調べました。

何度かWebサイトを見ているのですが、tsumiki証券のWebサイトには書かれていない?

でも、親会社の丸井グループのIR資料には、tsumiki証券を語る際、

「ファイナンシャル・インクルージョン」

という言葉が何度も出て来ます。

丸井グループはファイナンシャル・インクルージョンを通じて、既存のエポスカード会員のお客さまを起点に所得格差を解 消していきます。エポスカード会員さまは20~30代が中心のため、今後ライフステージの変化の中で多くの資金ニーズに直面することになります。そこで私たちは、生涯にわたる資産形成の重要性をお伝えするべく証券会社を設立し、日本初となるクレジットカードを通じた「つみたてNISA」を導入し、所得格差を解消する金融サービスを広げています。
http://www.0101maruigroup.co.jp/sustainability/pdf/s_report/2018/s_report2018_7.pdf

何度もこの「インクルージョン」を目にしていたのですが、いまいちピンと来ていませんでした。今日まで。

こちらのツイートを下山さんがReTweetされていたこと、その後、Wikipediaで「包摂」を調べたことで、「なるほど!」と感じました。

包摂(ほうせつ、subsumption)とは、経済・社会が、その本来の諸関係にとって外生的な存在を取り込む過程をいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%85%E6%91%82

訳語はinclusionではないのですが、本来の諸関係にとって"外"にいる存在を取り込むこと、ということなのかな、と。

社会的包摂
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E5%8C%85%E6%91%82

ここではしっかりとinclusionという訳語が使われていました。

恥ずかしながら経済学をキチンと学んだことが無いので、おそらくですが、↑の青野さんのツイートで初めて「包摂」という言葉に出逢ったものと思います。

"外"になっている(なってしまっている)存在を中に取り込んでいく、「株式投資、資産運用、資産形成なんて関係ない、興味がない」という人たちに「こんな可能性があるんだよ」と示して、理解を促すのが、ファイナンシャル・インクルージョンということなんですな。既に理解している人、実践を始めた人を連れて来ること、そこの優先順位は高くなくて、tsumiki証券が示したい、伝えたい可能性に適合するような品揃えということなのか!と勝手に解釈しました。

丸井グループは年齢や収入にかかわらず、すべての人に金融サービスを提供する「ファイナンシャル・インクルージョン」をミッションに掲げていますが、証券事業への参入は、このミッションに基づくものです。丸井グループのエポスカード会員さまの大半は20~30代 で 、そ の7割が女 性です。お客さまの声を聴く中で、お客さまが抱える「お金に対する将来不安」を希望に変えたい、安心してお金を増やすサービスを提供したいと考えたときに出てきた
日本で販売されている約6,000本の投資信託の中から、選りすぐりの4本をご提供。私たちと同じ想いでお客さまに寄り添い、資産形成の大切さを伝えている運用会社3社の商品です。
今後は、日本で普及しなかった「貯蓄から投資へ」の流れを進め、「つみたて投資を文化へ」と浸透するため、店舗やシステムなどグループの経営資源を最大限に活かしていきます。

どこかから奪ってくるのではなく、つつみ込む。そんな感じでしょうか。

これまで、資産形成サービスは、ほとんどが一部の富裕層向けに提供されており、若者をはじめとするその他の多くの人達には提供されてこなかった、という状況があります。では、 若者には資産形成のニーズがないのかというと、正反対で、多くの若者が将来のお金に対する不安を抱えています。ですが、どうしてよいか分からないので、とりあえず貯蓄と節約に励むという人たちが多いのです。貯蓄と節約だけではお金は増えないので、投資が必要なのですが、ここに大きなハードルがあります。若い人たちになぜ投資をしないのか聞いてみると、「よく分からない、怖い、お金がない」ということが理由でした。では、 どうしたらこれらのハードルを超えて投資を始められるだろうか?私たちがたどり着いた答えは、積立投資でした。
(丸井グループ社長 青井浩さん)
https://www.saison-am.co.jp/guide/information/_pdf/message1902.pdf

私が幹事の一人として関わっている『コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ』もこのインクルージョンの意識を抱いて臨みたいな、と感じました。


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