中小型株ファンドはJPX日経中小型株指数を参考指数にしようぜ

2017年3月13日からJPX日経中小型株指数の公表が始まりました。

JPX日経中小型株指数とは

http://www.jpx.co.jp/markets/indices/jpx-nikkei400/01.html

当指数は、JPX日経インデックス400で導入した「投資者にとって投資魅力の高い会社」を構成銘柄とするとのコンセプトを中小型株に適用することで、資本の効率的活用や投資者を意識した経営を行っている企業を選定するとともに、こうした意識をより広範な企業に普及・促進を図ることを目指すものです。併せて、こうした企業への投資者の投資ニーズにこたえることを企図しています。

この指数を構成する銘柄、そのウエイトはこちらのページで確認できます。

https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?idx=jpxnkms

2017年3月17日の終値ベースで調べてみたところ、構成銘柄のうち、時価総額が最も大きいのが

岡三証券グループ でした。時価総額は1,601.17億円。

最も小さいのが

トレジャー・ファクトリー。時価総額は90.22億円。

構成銘柄199の平均値は 655.50億円となっています。

時価総額1,000億円超が37銘柄。ですから、162銘柄が時価総額1,000億円未満となっています。

市場別では東証一部が179銘柄でダントツなわけですが、当然この179社はTOPIXの構成銘柄でもあります。そこで、2017年2月末時点の179社のTOPIXでのウエイトを調べてみました。データソースはこちらです。

http://nextfunds.jp/data/monthly_holdings.html

179社のウエイトを総計してみると・・・

1.70% でした。

ところで、東証は大型・中型・小型について次のような説明をしています。

TOPIX(東証株価指数)を補完する指数の一つで、東京証券取引所の市場第一部上場銘柄(内国普通株式)を、時価総額と流動性に応じて次の3つの規模別に分類し、それぞれの株価指数を算出したものです。

・大型株:時価総額と流動性が高い、上位100銘柄(TOPIX100の算出対象)

・中型株:大型株についで時価総額と流動性が高い、上位400銘柄(TOPIX Mid400の算出対象)

・小型株:大型株・中型株に含まれない全銘柄(TOPIX Smallの算出対象)

http://www.jpx.co.jp/glossary/ka/105.html

先ほどのデータを基に調べると、岡三証券グループは479位にいますのでギリギリ中型株という扱いになりそうです。

というわけで、このJPX日経中小型株指数は大きく「小型株」に重心を置いていることが分かります。

TOPIXでは1.7%の存在感が無く、「小型株」に大きく寄った「中小型株」の指数。非常に興味深い存在だと思います。

国内の中小型株を主要な投資ユニバースとしているファンドでありながら、参考指数をTOPIXにしているファンドも時々見受けられます。そういうファンドにはぜひ今後、このJPX日経中小型株指数を参考指数にしてもらいたいな、と思います。

JPX日経中小型株指数が国内の中小型株への投資の関心を高めてくれるといいなあ、と感じています。



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