人の優しさ
再再発してから、私はもしかしたらもうダメだ
そんな事しか考えられてなく、たかくんを突き放していた。
もう一緒にいてはいけない。
そんな事しか頭の中になかった。
だから、たかくんの体調の変化に全く気付かず最悪の嫁であった。
ある日私は考え
ドナーを募ればもしかしたら…と思った。
そしてSNSで
ドナー募集中
とダケ書いた。
そしたらたかくんがドナーの呼びかけをしてくれていた。
私は病気だと知られたくなかった。
知られると、たかくんまで同情される。
だけど、21歳の誕生日にブログで言ってしまった。
隠すから、みんな遠のいていくんだと思っていたから。
でも逆だった。
知るほど人は離れていった。
どう対応していいかわからなかったのだと思う。
でもたかくんが発信してくれたおかげで
私の中の何かが変わってきた。
あの子が過ごした21年間 あの子が残した手記をどういう形で残してあげれるか考え続けました。 出さない選択もありましたが、少しでも誰かの力になって欲しい そしてあの子を時々思い出して欲しいです そんな思いで出します。 集まったお金を孤児院へ寄付いたします。