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扉の向こう

無菌室は本当に隔離状態。

熱が下がったり上がったりしながら抗がん剤治療をしていた。

体調は一月が一番辛く、移植が決まりそうだったが私自身の体が悲鳴を上げていた。

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あの子が過ごした21年間 あの子が残した手記をどういう形で残してあげれるか考え続けました。 出さない選択もありましたが、少しでも誰かの力になって欲しい そしてあの子を時々思い出して欲しいです そんな思いで出します。 集まったお金を孤児院へ寄付いたします。