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【DIY工作】ベッドサイドテーブルの製作

私事で恐縮なのですが、いよいよ木材ストックがキャパオーバーとなり手に入れた木の置き場がなくなってきました。

コレはピンチです。何とか場所を増やす為にストックの中から用途が限られる木を使っていくことにします。要は大きくてあまり楽器に使わない木から使えばいいんです。

そんなこんなで今回使用する素材はこちら!

杉板ですね。幅320mm、厚み12~14mmの大きい板2枚。色合いからも結構年月を経た板かと思いますが、コレを使ってちょっとしたサイドテーブルを作ってみることにします。

入念な準備の元作図した緻密な設計図はこちら。

緻密さに溢れる設計図

これだけの情報があれば完璧ですね。

早速素材作りから始めましょう。今回板厚を稼ぐことと反りの矯正を兼ねて板を2枚重ねに貼り合わせます。

今回は木工用ボンドで
あれ?ギター作ってるみたい
万力の正しい使い方

タイトボンド使うの勿体なくて今回は木工用ボンドで、まぁこの用途なら強度は持つでしょう。

一日置いて乾燥させたら素材は出来上がり。

雑な材取りだけど気にしない

ここから部品を緻密な設計図の通りに切り出して行きます。

まん丸円盤
サンディング前
サンディング後

天板が出来たら次に脚を作ります。少し横着して自動かんなで面出してから形を切り出す事に。

粉舞うのが嫌になって横着
設計図を忠実に再現
うん、いいんじゃね!?

ここまで目見当で作ってきましたが、準備した素材じゃ大きさ足りなくなっちゃった。

仕方ないので、タイトボンドに頼り、素材を貼り合わせて大きくします。

やっぱりいつもの景色

一日待って乾いたらこっちもかんなを掛けた後に形を整えます。

直角出すのにこのジグは便利
適当の極み

もう一方の脚も長さを揃えて、

ジグにストッパ付けて位置決め

一度仮組みして様子を見てみます。

注)置いただけ
注)載せただけ

形はコレで良さそう。座る訳じゃないのでダボ組み構造にしていきます。

直角度の甘い面をかんなで整えて修正して、

地味な作業
だけど重要


組む前に面をベルトサンダーで整えたら水拭きして毛羽を出したり、

仕上がりも想像出来ますね

ここまで出来たら嵌合を決めていきましょう。

手頃なダボが見当たらなかったのでまずはダボ作りから。その辺に落ちてたウォルナットを旋盤でφ10の丸棒に加工します。

次に嵌合部の位置決め。といっても適当なものです。片側ずつダボ位置出し治具を使い、相手方の穴を開けて行きます。

相手の穴に合わせて位置決め
懐が足りず無茶しています
無事にダボ穴開きました

位置が出たらちゃちゃっと接着。ハタガネでしっかりと押さえます。

小回り効くのでハタガネ大好き

次に天板と脚を位置決めします。

ココで最近多い失敗をまたやらかします。上写真の様にダボ穴を開け接着してたら気がついた。

コレ脚の上下、逆さまですね。

仕方なく、木ハンマでぶっ叩いてバラします。コレは悲しい。再度ダボ穴を反対面に開け、今度は正しい向きに接着します。

こんな位置にダボ入れるつもりなかったのに
哀しみと反省の果て

接着が乾いたら、軽く毛羽を取って面を整えた後にオイルフィニッシュで仕上げます。今回はあまり色を付けたくないので荏胡麻油でササッと。

ササッと毛羽取り
オイルフィニッシュ前
オイルフィニッシュ後
あえて節を掠めてるのがアクセント
天板も動きある木目

いい感じにシンプルなサイドテーブルが出来、ぼくの息抜きになりました。在庫素材も使えていい感じ。

コレでまた安心して木材増やせます(違。

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