【楽器製作】○○casterの製作⑩(ネック加工でまた惨事)
そろそろ苦手なトリマー加工を終わらせたいので、ネックシャフトの加工に取り掛かります。
今回は少し真面目にネックのテンプレートを作り、再現性のあるネック作りをしてみる事に。
原寸大に印刷した図面をMDF板に貼り付け、そのままMDFを切り出して行きます。
そしてヤスリやかんな、スピンドルサンダで外形を仕上げたら出来上がり。
次にシャフト材にトラスロッド溝をトリマで掘っていきます。素材にテンプレを重ねてアウトラインを引き、トラスロッドの仕込み位置を定めます。
位置が定まったらトラスロッド溝用に以前作った治具をシャフト材に固定します。ズレたら嫌なのでここでは真鍮の化粧釘で目立たない処に打ち付けてしまいます。
初めはφ4で溝を掘り、その後φ6の溝深さ7.6で加工すればトラスロッド溝を作れます。
が、ここでシャフト材と治具とをバラした所で気がついちゃった。
センターから左へ、軸中心が0.6mm程ズレてます。ジグ使ったのになんで!?と思いましたが、そういやこのジグ作った時他のトリマーを使ってた事を思い出します。改めて2つのトリマーベースを見比べるとなんか寸法が違う。コレは情けない。あーあ、やっちゃった。
もう見えないところだからイイやと割り切り、素知らぬ顔で次に進みます。
ネック外形を切り出したら、次にボディ側にトラスロッド調整用の穴を開けます。トラスロッドの現物寸法に合わせて端面に垂直にφ9.5の穴を開けちゃう。ボール盤の懐が足りないので、ハンドドリルで職人になりきります。
まぁ、コレでもトラスロッドは入ってくれます。
なんだかココ最近しくじりが多くて嫌になっちゃう。花粉のせいで集中出来てない気が。
ここまで来たら後は外形を整えて行きましょう。作ったテンプレを両面テープでシャフト材に貼り、倣いビット付けたトリマで外形を仕上げます。
ペグ穴開けるのも忘れてはいけません。ヘッド厚みを調整する前にペグ穴を開けておくとあとの仕上げがグッと楽になります。
次に厚み方向の整形を進めます。ヘッド側は厚み16.5mmとして、ネックは指板厚み5mmとして1Fで16.5mm、12Fで19mmのテーパーへ。
ネック裏もかっちり直線となるよう手を替え品を替え仕上げます。
そんなこんなでシャフト材の外形までは出来上がりました。
次は指板の作成ですね、どんどん進めましょ!
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