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【楽器製作】○○casterの製作②(ボディ素材準備その2)

正月早々、noteのタイトルも決まらないままに製作は突き進んで行くのです。

昨日リビングを占拠していた板材を持って工房へ。

これぞシンデレラフィット
ひと皮剥けるといい表情

貼り合わせで出来た凹凸を自動かんなで平らに。そして出来た板材を早速バンドソーで二枚におろしていきます。

DELTAのほぼ限界寸法
二枚おろし完

流石に250mm幅の挽き割りは緊張しますが、刃を研いでいたので無事にクリアです。

出来た二枚を再度かんな掛けしたら、これで素材が出来上がり。15mm強の厚みですが、この後の工程での仕上げ代を見込んでの寸法にしています。

まな板にしてもいい感じ
実測15mm強に仕立てています
試しにテレキャス描いてみた

二枚を並べてみたら充分にテレキャスが取れる寸法ですが、今回はここからが勝負です。

その辺に転がってた端材をバンドソーで切り込み、切り幅をシックネスゲージで実測します。

1.15mmでピッタリ

1.15mmの切り幅に対し、仕上げ代を踏まえ1.3mm厚の短冊を準備します。工房に転がってたウォルナットの辺材から製材し、先の板材の厚みと同じ幅に切り出していきます。

表皮を取れば使える素材へ
自作薄板治具を希望厚みにセット
ガイドで材を挟んで送ると
薄板が出来ちゃう
1.4mmになっちゃった

0.1mmの誤差は手仕上げで修正、そしてここで先に作った二枚の板を少しずらして両面テープで貼り合わせます。

剥がせる様マスキングの上に両面を
ずらして平行に張り合わせ

重ねた板の上に曲線をケガキます。そして大胆に二枚共にバンドソーでケガキに沿ってカットしてしまうのです。

雲形定規が行方不明なので適当に
もう取り返しがつきません
えらいこっちゃ

さて、派手に切り落としたら、それぞれの板を交互に組み合わせ、間に短冊を挟んで貼り合わせ。タイトボンドを塗ったくり、アルミフレームの上で面を出しつつクランプしていきます。

アルミフレームとクランプの連携
まだ地味

これはまだ1回目、ここから気に入るまでひたすら同じ作業を繰り返して行くのです。
正月休みは確実にコレで消失してしまいますね。

(ぼくには)素敵な光景

リビングが最早クランプの森になってます。カミさんと娘が旅行から帰ってくるなり絶句してましたが気にしない。一年の計は元旦にあり、飛ばして行きましょう!

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