【司法書士試験を兼業・独学合格】使用教材について①テキスト編

こんにちは!れんとまんです。
今回は、司法書士試験を兼業・独学で合格した人間が何の教材を使っていたか、お話していこうと思います。

教材については2回分けて書く予定で、今回は択一用のテキスト(参考書といったほうが良いのかな?)についての話がメインになります。

次回は過去問と記述のテキストについて書きますので、そちらもお楽しみに。

まず結論から言うと、私が使った教材は、ほぼ全て早稲田経営出版から発刊されている、山本浩司先生のautoma systemです。
いわゆるオートマと言われている教材で、司法書士試験のテキストでは最も有名なものの1つですよね。

私はほぼオートマしか使っていません。
(ほぼというのは、記述用のテキストは他のものも2つほど使いましたので、何を使ったかはまた次回。)

オートマは癖があると言われたり、合う人と合わない人がいる…と言われたりすることもありますよね。

そこで、実際にオートマを使ってみての感想や、どんな人が使うと良さそうかについて書いていこうかなと思います。
なお、他のテキストを使っていないため、比較をすることができません。ごめんなさい。

オートマの最大の特徴といえば、"まるで講義を受けているかのような感覚で読める"という点ですよね。
基本的に話し言葉が使われていることがこの特徴の最たるものであり、癖がある、合う合わないが分かれるという意見もこの特徴からくるものだと思います。

個人的には、あまり気にならなかったというか、良かったと思う側です。

流れるように文章を読める感覚があって、理解しやすいと感じていました。
何よりも、話し言葉が使われていることで堅苦しさがないのが良いんですよね。

法律のテキストって、どうしても堅苦しくなりがちだと思います。
大学時代の教科書なんて、堅苦しすぎて少し読むのもひと苦労でした…。
加えて、小難しい内容を丁寧な言葉で詳細に説明しようとすると、文章が長くなって全然理解できない…ってことになりがちなイメージです。

オートマはそういったところがクリアできているので、読み物としての面白さもあるし、理解もしやすい…そんな教材だと思います。

あと個人的に良かったと思うのは、"法の制度趣旨や制定経緯まで書いてくれているだけではなく、それらも話し言葉で書いてくれている"ってことです。

法律って「何故こんな規定になっているんだ?」って理解できないものが出てくるときがあるんですよね。
それを補完するために趣旨や制定経緯を載せてくれるわけですが、これを淡々と説明されても「サッパリ分からん!」ってなっちゃうんです。
その点オートマは講義を受けているかのように書いてくれているので、とても分かりやすかった…ような気がします。あくまで個人の感想ですが。

一方で、分かりづらいなって感じる部分もありました。
それは「どこまでが区切りなのかが分かりづらい」という点です。
恐らく講義を受けているかのように話を流したいからなのだと思うのですが、何についてどこまで書かれているのかが分かりづらいんですよね。

例えば、本来であれば「(1)◯◯について…、(2)△△について…」というように分けて記載してもいいような論点を、「(1)◯◯について…、次に△△について…」って形式で書いてあるんです。

しっかり読んで自分で整理ができないと、「"次に…"以降も◯◯について書いているんだな」という誤解が生じてしまいます。
(「◯◯は大きいです。次に△△は長いです。」って書いてあると、「〇〇は大きくて長いです。」って誤解する恐れがあるということです。…伝わりますかね?

実際に、過去問を解いて間違って、「なんでだ?」と思って解説を読んで初めて〇〇と△△の区別を知る…ということが結構ありました。

ですので、オートマを使うことに向いている人は、

  • 文章を丁寧に読める人

  • 丁寧に読みながら自分の頭で知識を整理できる人

  • 上2つに当てはまらなくても、過去問などを解いて間違えたときに解説を確認する癖がつけられる人、それによって誤解を解消できる人

  • 堅苦しい文章より話し言葉を読む方が理解しやすい人

だと思います。
違ったらごめんなさい。

いずれにしても、オートマは良いテキストであることは間違いないです。
私が合格できたんですから。
テキストに迷っている方は、是非一度使ってみてください。

それではまた次回!
次回はオートマの過去問と記述について書いていこうと思います。

オートマ過去問が最高の過去問集だという話であったり、何故記述はオートマ以外も使ったのかだったり…そういうことを話していきますので、次回もお楽しみに!




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