【PSYCHOPATH 20】「ツイッターから効率よく学ぶ方法」こんな話には要注意〜〇〇とみかんダイエット〜
今からあなたにツイッターから何かを効率よく学ぶ方法と注意点を教えます。
いわゆる"コツ"というヤツです。
結論を先に言ってしまうと、あなたが「学びたいと思っている分野の勉強を先にツイッター以外からある程度やってしまうだけ」です。
そうすることで、ツイッターの情報の真偽や希少性(専門性や情報の早さ)が理解できるようになります。
情報の真偽の判断に関しては、このnoteを読み進めることでも多少の訓練はできます。
ツイッター以外から学ぶ理由
あなたは、勉強をしたいジャンルの本を読むことを避けては通れません。
たとえば、ダイエットがしたいのであればダイエットに関連する本を読むことを避けられません。
何かに本気で取り組むのなら、「座学も必要」だということです。
これは、ブロガーや投資、スポーツなど他のジャンルでも同じです。
また、勉強をしたいジャンルを問わず、読み手の心を掴むような「自己啓発系の本」も必ず読む必要があります。
そうすることで、「インフルエンサーの発信する情報は、"読み手の心を掴む方法"も含めて、大半は本に書いてある」ということにあなたは気付くのです。
その上でウェブサイト、YouTube、インスタグラムをたくさん見れば、少しずつ、ツイッターの「情報の真偽がわかる」ようになります。
同時に、インフルエンサーの発信する情報のレベルが「全ての情報ソースのどのあたりに位置するものなのか」もわかります。
さらに、ツイッターだけで早めに拡散される有意義な情報もスムーズに掴むことができます。
もう、おわかりだとは思いますが、「何かを学ぶにはツイッターだけではあまりにも不十分過ぎる」ということです。
ツイッターは拡散が早く、ごく稀に質の良い最新情報もあります。
ですが、ツイッターで拡散される情報の多くは「古いものをわかりやすく、または面白く伝えているだけ」です。
また、質の悪いものや誇張、ウソも多いです。
ツイッターから得られる情報を効率良く吸収するためには、まずは「ツイッター以外から学ぶことが大切」です。
本の選び方「森を見てから林を学ぶ」
今からあなたに、本の選び方と学び方を具体的に教えます。
まず、間違ってはいけないのは、たとえばダイエットであれば、"〇〇で簡単ダイエット"のような本を「絶対に手に取ってはいけない」ということです。
この手の安易なものに手を出すことは、あなたは「自分の体で人体実験をするのと同じ」です。
また、予備知識がなければ、"〇〇で簡単ダイエット"が果たして正しいものかどうかもわかりません。
本は、必ずしも正しいとは限りません。
本の中には"クソ"のようなものもあります。
狭い範囲の本に最初に手を出して、"木を見て森を見ず"になればあなたはラッキーです。
「目の前の"クソ"をひたすら見つめているだけになることもある」と覚えておいてください。
何かを学ぶときのコツは、「誰かに本気で教えるつもりで学ぶ」ことです。
だからといって、"ダイエットアドバイザーになるための本"を手に取ってはいけません。
あなたが誰かにダイエットを本気で教えるとすれば、職業としては何が適正だと思いますか?
医師、管理栄養士、エステティシャン、整体師は優秀な人材でありダイエットのサポートができる人達です。
ですが、ベストな選択は"パーソナルトレーナー"です。
ということは、あなたは「パーソナルトレーナーになるための本」をまずはパラパラとめくってみる必要があります。
ダイエットで大切なのは食事と運動とメンタルです。
つまり、何を食べてどんな運動をしてどのようにモチベーションを維持するのかをあなたは専門書から学ぶ必要があります。
パーソナルトレーナーには、栄養学・生理学・解剖学・ウエイトトレーニング・コーチングの知識は必要不可欠です。
サッパリわからなかったとしても、できる限り何冊もめくってみましょう。
そうすることで、「自分が本気で全てを学ぶ場合はどうするべきか」がまずわかります。
そこで、あまりにも難しいと思ったら、"優しい解剖学の本"のようなものを手に取ってみれば良いのです。
「ウエイトトレーニングの専門書は今の私にはいらない」と思ったら、「自重トレーニングがメインの本をめくれば良い」のです。
このように、「誰かに責任を持って教える場合にはどうするか」を最初に考えることで、学ぶべき分野の全体をボンヤリと捉えることができます。
そこから自分に必要なものとレベルを探すことで、全体の存在を知った上で効率よく学ぶことができます。
つまり、森全体を見てから、自分に必要な森の一部、つまりは林を見つけるわけです。
そして、林の中の木の1本1本をよく見て、森の存在を知った上で林について学ぶのです。
インフルエンサーの情報は"うまい"を差し引いて受け取る
まず、大前提として、ツイッターのインフルエンサーは「ツイッターがうまい人」です。
ついでに言うと、インスタグラムのインフルエンサーは「インスタグラムがうまい人」です。
ですから、あなたがツイッターで何かを学ぶ場合はインフルエンサーが発信する情報から「うまい」を差し引いて考える必要があります。
「うまい」とは、あなたの心を打つ=瞬間的な感動を与える ということです。
瞬間的な感動とは、「これ面白い!」とか、「わかるわぁ…」とか、「よし!なんか元気出た!」のような刹那的な気持ちの揺れのことです。
他にも、「こんな情報探してた!」とか、「これは知らなかった!」とか、「こんな風にすればいいのか!?」のようなものもあります。
ようは、面白い・共感・モチベUP・新発見などですね。
そして、インフルエンサーは「あなたの心を打つ=瞬間的な感動を与える」ことを優先しながら情報を提供している場合も多いです。
理由は19話で説明した通り、ツイッターはエンターテイメントで、インフルエンサーはエンターテイナーだからです。
あなたは、ツイートのどの部分が「瞬間的な感動を与える=あなたの心を掴もうとしている」文章なのかを把握する必要があります。
あるいは、どのツイートがあなたの心を掴もうとして発信したものかも把握する必要があります。
つまり、"うまい"を差し引いて、「この情報の価値は実際にはどれくらいなのか」を理解する必要があるということです。
これらを見極めるには勉強しかありません。
ツイッターの情報についてくる不要な付加価値「〇〇の話」
インフルエンサーは表現が"うまい"ので、情報に付加価値がつきます。
また、ツイッターで拡散される情報には「情報の良い部分だけにスポットライトが当たったもの」も多いです。
わかりやすく言えば、どちらも"大げさ"なのです。
人は大げさな情報を見たとき、「有益だと錯覚してしまいがち」です。
たとえば、あなたはこんな感じのツイートを見たことはありませんか?
待って待って!この〇〇、モチモチしてて美味しいのに1つたった15kcalしかない!前食べてたのは匂いが苦手だったけど、これは匂いも気にならないし、見た目もお花の形で可愛いし水で戻すだけですぐ食べれる!1つで十分お腹いっぱいになるし、1袋にたくさん入ってて300円とかもうコスパ良すぎじゃない?
ちょっと食べてみたくはなりませんか?
ちなみに、この〇〇は実在します。
そして、このツイートは……
「金魚が花麩(はなふ=花の形の麩)をオススメしている」ツイートです。
「魚の餌が臭くて美味しくない」と思っていた金魚が、"花の形の可愛い麩を見つけて興奮してツイートをした"というていで、僕が作りました。
「金魚かよ!」と思ったあなた。
もし、人間用だったら嬉しかったですか?
食べ物の好みも人それぞれではありませんか?
あなたは「美味しくない」と感じるかもしれません。
ツイッターの問題点は、誰に対しても良い物であるかのような「不要な付加価値」がついてしまうことで"錯覚を起こすこと"です。
みかんダイエット「だから"情弱"は騙される」
みかんを毎日10個以上食べる「みかんダイエット」で痩せた女の子の話をします。
彼女は、お菓子ばかりを食べていて"少しぽっちゃり"でした。
具体的には板チョコやポッキー、コアラのマーチを3〜5個、スナック菓子を2〜3袋、ケーキや大きめの和菓子を2〜3個程度、毎日食べていたそうです。
そんな彼女はある日、お菓子の代わりにみかんを食べることにしました。
お菓子は一切やめて、必ずみかんです。
彼女は肌が綺麗になって、めちゃくちゃ痩せました。
めでたしめでたし。
まず、「考えなければいけないこと」があります。
それは、具体的な内容の内訳です。
同時に不自然な部分がないかをチェックしましょう。
不自然な部分は2つあります。
・これだけのお菓子を毎日食べいた彼女が、デブではなく"少しぽっちゃり"だったこと
・みかんを食べて肌が綺麗になってめちゃくちゃ痩せたこと
それでは、内訳を見てみましょう。
彼女は、そもそもご飯をあまり食べていませんでした。
そして、筋肉量が多く、筋トレをする習慣がありました。
お菓子は肌が荒れるので、みかんに置き換えたことと、ビタミンCが摂れたことで肌は綺麗になりました。
彼女の摂取カロリーの変化を計算すると、みかんを1日に12個食べたとしても、今まで食べていたお菓子の1/3〜半分以下の摂取カロリーになります。
ですから、食事の量が仮に少し増えても当たり前に痩せます。
たとえばですよ?
そんな彼女がツイッターで「みかん食べてたらめっちゃ痩せて肌綺麗になったよー!」と、体型と肌の比較写真付きでツイートをしたらどうなると思いますか?
今の食事にさらにみかんを食べて、「より太る子が出る」とは思いませんか?
あなたは気付いたと思いますが、「お菓子をやめたこと」と「筋トレをしていたこと」がツイートに含まれていません。
そもそも140文字しかないので、全ては書ききれないのです。
他のツイートやプロフィールに書いてあったとしても、みかんを食べて太るタイプの子は読みません。
だから、「"情弱"は騙される」のです。
実は、彼女は当時、1人暮らしの大学生で親に仕送りをしてもらっていました。
お金があるので好きなだけお菓子を買って食べられる環境だったそうです。
そして、元バレーボール部で運動は得意です。
どこかは忘れましたが、あまり有名ではない島(離島)の出身で、そのあたりの地域の「みかんはとても美味しい」と熱く語っていました。
そして、親がみかんを大量に送ってきてくれたので、"好物なので食べていただけ"です。
さらに、みかんダイエットと同時に「バレーボールをしよう」と誘われ、基礎体力作りのために筋トレを増やしたそうです。
そもそも、「お菓子ばっかりは良くないな」と思っていたらしく、"何かきっかけを作って痩せるつもりでいた"そうです。
そんなもん、痩せるに決まってます。
そして、大事な話が全部抜けています。
みかんは関係ないのです。
彼女のケースであれば、りんごであろうがキウイであろうがなんでも痩せます。
でも、こういうことがツイッターではよく起こります。
情報は、フタを開けて必ず隅々まで見ないといけません。
隅々まで見て、"なぜそうなったのか"が理解もできないといけません。
ですから、勉強は必要です。
そして、勉強をめんどくさがる"情弱"は騙されるか、成長しないままか、その両方です。
ツイッターで効率よく学ぶ方法とは何か【まとめ】
ツイッターで効率よく学ぶ方法とは、「まずはツイッター以外から学ぶ」ということです。
そうすることで、ツイッターの情報についた不要な付加価値を自然と取り除くことができます。
何かを学ぶときは、「誰かに本気で教えるならどのような人が適切か」を考えましょう。
学びたい分野の全体を眺めてから、自分に必要な部分を探してください。
「森全体を一度眺めてから自分に必要な林を見つけ、さらに林の中の木の1本1本をよく見て学ぶ」のです。
ある程度それらができた上で、他の情報ソースにも積極的に触れてみましょう。
ウェブサイト、YouTube、インスタ、ネットで読める論文に目を通すのも良いでしょう。
学んだことを日々実践しながら、忘れないようにツイートをしていきましょう。
アウトプットです。
そして、いつかあなたは「インフルエンサーが発信する情報の大半は本に書いてあること、他の情報ソースと比べて別段取り立てて優秀ではない、むしろ、粗末なものも多いことに気付く」でしょう。
ここであなたには、2つの選択肢ができます。
1つ目の選択肢は、ツイッターの情報の拡散の早さを生かし、稀に流れてくる早く高品質な情報を的確に吸収しながら学び続けることです。
2つ目の選択肢は、ツイッターの弱いインフルエンサーを従わせ、強いインフルエンサーをも利用し……
自分が"インフルエンサーになる"ことです。
--PSYCHOPATH
あとがき
今回はシリーズの前後のバランスを取るため、最後に少し無理やりに「--PSYCHOPATH」を入れましたが、引き締まった印象になったのでこれはこれで良いのかなと。
正直、本編は僕のツイッターのダイエット情報アカウント「麗ダイエット」で公開を告知して、ダイエット情報ウェブサイト reidiet.com で公開しても良い内容でした。
はじめましての方でダイエットに興味がある方は、「ツイッター 麗ダイエット」や「reidiet.com」で検索してみてください。
僕のコンセプトは、いついかなるときも「弱者の救済」です。
裏話「愛されるべき寡黙なひと」
PSYCHOPATHシリーズの目的は、"社会的弱者の救済"です。
僕はその中で、悪意のあるなしに関わらず、弱者を虐げる者、少しでも搾取をする側にいる者を一律「サイコパス」であると定義しています。
その方が単純明解で、あらゆる悪意から弱者を守りやすいからです。
ですが、僕は本音でも彼・彼女らを「サイコパス」だと思っています。
厳密には、「悪意の有無に関わらず、第3者から搾取し、あなたに不利益をもたらす可能性のある者」と表現をする方が、"柔らかくて読み手には受け入れられやすい"のかもしれません。
ですが、このように書くと印象が弱く伝わらない上に、「サイコパス」に該当する者は気付きません。
「サイコパス」は自分の存在が迷惑、ハッキリと言えば"悪"と認識をしないので反省もしません。
僕が「サイコパス」の彼・彼女らに伝えたいことはこうです。
「お前、自分では"普通"とかいい人って思ってるかもしれんけど、めちゃくちゃ他人に迷惑かけてるし、勝手にやればいいけど、自分が"悪"であることぐらいは認識しろよ」
--僕はなぜ、そこまでして糾弾をするのか。
それは、本当にまわりに気を遣いながら、「自分をすり減らしながら、常に誰かに削られながら生きている人達も大勢いる」からです。
その人達は、"普通の人達"からは普通に生きているように見られてはいますが、実際には自分勝手な奴らの"餌"になっています。
"寡黙でおとなしい人"は、「うまく話ができないから馬鹿だ」と言う人がたまにいますが、僕に言わせれば全くの逆です。
僕の友人で、まわりから人見知りと認識をされている寡黙な女の子の本音はこうです。
「私は一言一句、表情を見ながら言葉を選ぶけど、"普通"の人の会話で重要なのはテンポと声の大きさだよね?誰かと話して私が傷付くのは良いとして、元々声が張れない私は、相手に"聞こえない"と言われては謝ることも多くて、申し訳ないと思ってしまう……」
そして、僕の親友はこう言います。
「自称、"普通"の人はヤバイで。普通を無害と履き違えて、思ったことをポンポン言う病(やまい)にかかっとるさかいな。」
「12時ンなったら昼メシ食うの当たり前、夜は寝るのが当たり前、土日は休みが当たり前の自分の当たり前を押し付けてきよるさかいな。自分と違ったら、めっちゃ嫌な顔するしな。」
「そういう人に限って、"みんなと合わせよう"とか、"みんなの意見を尊重しよう"とか、めっちゃ言いよんねん。」
「俺が黙って聞いてたらな、"きいてんの!?"って怒りよるけど、ソイツには勝手に話す権利はあンのに、俺にはソイツの話を適度に相槌を打ちながら聞く権利しかないンやで?」
自称、"普通"の何が悪いかと言えば、「自分は普通だから万人に受け入れてもらえて当たり前なのに」という"甘え"があるところだと思います。
その甘えが、「相手の気持ちを考えない、相手の表情を見ない、話しかけたらきいてもらえて当たり前」という傲慢な態度につながっています。
ちなみに、僕はいい人ではありませんし、なかなかのお喋りです。
"普通"の人達から見て寡黙な人である彼女や彼は、なんというか……相手のリズムに合わせて、優しく奏でるように話します。
話す相手によって、テンポや声のトーンが大きく異なり、相手のリズムで話します。
彼女や彼との会話があれば、コーヒーが冷めていようが大雨が降ろうが、その日は僕にとって"いい日"になります。
PSYCHOPATHシリーズは、"弱者"の救済が唯一無二の目的です。応援よろしくお願いします。