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SFC2年の僕がスタートアップでデザイナーを目指した理由

Basecampアシスタントデザイナーのれおです。
先月から、坪田さんのお手伝いという形で働いています。

自分の中の一つの区切りとしてどうしてBasecampで働くことになったのか、ここまでの経緯をまとめてみました。


Hive Shibuyaでスタートアップと出会った3月

Basecampで働く前は、DiverFrontという会社で約9ヶ月インターンをしていました。

Hive Shibuyaで行われたSFC向けのイベントで、VCやスタートアップのことを知り「なんだこの人たちは!」と思った僕は、
すぐ木下さん(@kinoshitay)、岡山さん(@okayama1991)にコンタクトを取って想いを伝えた所、DiverFrontを紹介してもらったのがキッカケです。

京都の閉鎖的なコミュニティの中で育った僕にスタートアップは刺激的でした。ぼんやり大企業で働く事をイメージしていた自分には、凄くカルチャーショックだったことを覚えています。

それがキッカケで

DiverFront社長の板前(@itamae_maguro)と面談した時は15分話すだけのはずが、すぐにインターン決定でいきなりprogateをやらされ、気づいたら夜の11時....。

それまでの僕は、いわゆる意識高い系と言われる人たちが苦手でしたが、Hiveでは、自分と同年代のメンバーが一生懸命手を動かして、すごい熱量で働いていました。

それが、スタートアップの魅力にハマった理由です。


『突然デザインをやれ』と言われた6月

エンジニアになれと言われ、営業をやれと言われ、もともと突出したスキルがあったわけではなく、いろいろな職務をぐるぐるしていた僕は、ある日突然、

板前社長:「デザインやってくんね。」
って言われました。

これが僕がデザイナーを目指すようになったキッカケです。

最初、デザインって聞いたときに、
「絵が上手くてセンスのある人がやる仕事」というイメージしかなかったので「図工や美術が大の苦手だった僕に務まるわけがない!」
と思ったのですが、役職が固まっていない人が僕ぐらいしかいなかったので、渋々デザインの勉強をはじめることになりました。


最初はひたすら独学した6月〜

周りにデザインができる人がいるわけではなかったので、まずはWebで調べながらツールの使い方を学びました。

ここで、僕の「デザイナー=絵描きさん」というイメージが大きく崩れることになります。

デザイナーに必要なスキルの多さを舐めてたんですね。

ファイル整理や納期の調整などのマネジメント力、エンジニアや経営者とのコミュニケーション能力、フロントエンドの最低限の知識、などなど...。

必要なものはなんでも吸収しました。

幸い、DiverFrontは優秀なエンジニアに恵まれていたので、コードの書き方やgitの使い方も丁寧に教えてもらえ、自分もエンジニアに混じって開発ができるようにまでなりました。

ただ、UI/UXのスキルを伸ばすことに関してはなかなかうまくいかなかったんです。

たくさん社内のメンバーともぶつかりましたし、自分が良いと思うアイデアを示そうとしてもそれを形にするスキルがない。

どうすればいいのか途端にわからなくなりました。

もっと実力をつけたいという気持ちと、他のデザイナーさんがどうしているのか知りたいという気持ちで、勉強会などに参加するようになりました。


壁にぶつかったので外に助けを求めた

いくつかのデザイナーイベントに参加したり、他のデザイナーさんに相談するようになってネガティブとポジティブ、両方の意味で大きなショックを受けました。

まず、ネガティブなショックだったのは、あまりにも自分のデザインプロセスが未熟だったこと。

具体的な内容は長くなるので省きますが、思っている以上に自分がダメダメだったことに気づいたんです。

それはもちろんスキル的なこともありますが、デザイナーとしての自覚であったり、心構えというようなものにも、自分と他のデザイナーさんとで、大きなギャップを感じました。

自分でできないならできる人に教わらなければ、と焦りましたし、彼らのような優秀なデザイナーさんのもとで自分も働きたいと、この頃から意識するようになりました。

一方で、ポジティブだったのは、デザインの持つチカラの凄さを再確認することができたということです。

自分が日頃何気なく使っていたサービス・見ていたモノの裏側を見てみると、そこには、最適化された導線であったり、良いユーザー体験につながるいくつもの工夫が隠されていました。

「アートは自己表現、デザインは問題解決」なんて有名な言葉も自分にとっては衝撃的で、そういったことを学んでいくうちに、優秀なデザイナーになりたいという気持ちが強くなっていったんです。

そして、体系的にデザインを学ぶには今の環境がベストなのだろうかと悩むようになりました。


坪田さんと出会った7月

そしてそんな頃に、Skyland VenturesとPARK主催のデザイナー飲み会で、坪田朋さんと出会いました。(木下さん、素敵な集まりに僕のような新米デザイナーを招待していただき本当にありがとうございました。)

他にも多くのデザイナーさんが参加しており、僕は何も知らずにわいわいしていたのですが、今考えると実力のある人ばかりだったなあと思います。

その後、この集まりがきっかけで、坪田さんには何度か個人的に相談させてもらったり、デザインのフィードバックをいただくようになり、
DiverFrontにいたころから、多くのことを坪田さんに学ばさせていただいていました。

特にCDOナイトでのお話が衝撃的で、
このイベントをきっかけにデザイン教わるなら坪田さんだ、と本気で思うようになりました。

めっちゃいいイベントなので早く2回目やってほしいですー。


一旦スタートアップを離れ、先輩のもとで学べる環境へ(11月)

結局、デザインを学びたいという思いが勝ってしまった僕は、DiverFrontをやめた後、坪田さんにメッセージを送りました。

僕の知っている中で、一番すごいデザイナーさんが坪田さんだったというのが理由です。

今までにない魅力を感じて飛び込んだスタートアップをたった半年で離れることになるのは、正直言って悲しかったですが、デザイナーとしてスタートアップで活躍するには、まずは実力をつけねば、という想いでBasecampでデザインを学ぶ事に決めました。

学生のうちに、なにか日本のスタートアップに大きなインパクトを残せるようなデザイナーになるのが僕の当面の目標です。


今、僕がしていること

今は、坪田さんのもとでデザイン業務のアシスタントをしています。

Basecampはデザイン受注会社なので、いろいろなサービスのデザインを経験することができ、ツールの使い方・クライアントとのコミュニケーションの仕方・効率の良いアウトプットの方法など、日々、新しい発見ばかりです。

とても充実した毎日ですが、これもDiverFrontの皆さん、木下さん・岡山さんをはじめとするHive Shibuyaの関係者の皆さん、相談に乗っていただいた大勢の方々のおかげです。

本当にありがとうございます。

たくさんの方に支えられて、今の環境があることを決して忘れず、日々励んでいきたいと思います。定期的に僕の学びをnoteに書いていこうと思うので、ぜひフォローしてやってください。

みなさんこれからもよろしくお願いいたします。

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