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免許合宿を終えて以降、グランパスの試合に関してはリーグ戦の松本（H）、仙台（A）、大分（A）、清水（H）と連戦で取材をしている。

が、いずれも勝利をつかめていない。気になるのは4試合で3得点というところだが、個人としてはいつかこういう時期が来るものだと思っていた。それに、風間八宏のチームを追っている身として一時的なショックさはあれど大きな驚きはない。成長していく中で常に壁にぶつかることはある。

大分戦での手応えも…

松本、仙台という２連戦では相手が見せた決死の対策を自分たちが上回れなかった。仙台・松下佳貴が「名古屋相手に今週1週間は準備をしてきて、準備してきたことが出せたところが多かった」と語り、松本の宮阪政樹が「粘り勝ち」と言った直後に「本当に11人が上手かったですし、怖いなと」と口にしていたのがとても印象深い。

2連敗で迎えた大分戦も1-1のドローとなったが、敵陣に押しこんでセカンドボールも回収し二次攻撃へ、という展開を終始発揮することができた。予測とそれに合わせる、目、技術が揃い“点と点”で繋いで奪った宮原のゴールも素晴らしかったが、悔やまれるは瞬間的に前と後ろの距離感が空いたところを突かれてしまった失点シーンと、シャビエルがらしくない決定機逸をしてしまった部分である。

黒星を重ねた直近の2連戦と比べれば、全体としてやるべきことが体現できた。そういう意味ではプラスに捉えられるものの、勝利を逸したことには変わりないのだが、内容的にも次の（つまり今回の）清水戦はさすがに大丈夫であろうと思っていた。

だが、結果は周知の通り。

この日の名古屋のパフォーマンスはかなり低調だった。今季ワーストを塗り替えたとも言ってよいかもしれない。

「今日は本当に『どうしたんだ』というくらい、全員のパフォーマンスが良くなかった。」と風間監督は語っていたが、その“パフォーマンスの悪さ”をより具体化した言葉を、対戦相手である清水のある選手が言葉にしていた。