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誰もが認める最高の0−0。ハイレベルな攻防が見られた早稲田と筑波の頂上決戦【MN7】


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【KEYWORD】
「手を返して右から左から真ん中からといろいろトライしても小島に最後止められていたので、そこは褒めるしか無いですし、それより…まさに相手を褒めるしか無いかなと。」
(小井土正亮 筑波大学 監督)


激戦


0-0というスコアは「塩試合」と思われがちだ。どうでも良いがこの言葉、誰が言い出したのかわからないが絶妙である。ただ、全てのスコアレスドローがこれに当てはまるわけではない。11月4日の日曜日、味の素フィールド西が丘で行われた関東大学サッカーリーグ第19節・早稲田vs筑波の試合はその日と前日に行われたJの試合と比べても遜色ないくらいのエンターテインメントを見るものに提供してくれた。





白熱戦を呼んだ背景

前節の試合開始前の時点では首位・早稲田は2位の筑波に勝ち点差9をつけており、東洋に勝利しこの筑波との直接対決を制することができれば優勝、という状況だった。しかし、こうなった↓

4試合で勝ち点差が6に縮まり次節は直接対決というドラマチックな展開に。筑波はここで早稲田を倒せば3試合で3差になり逆転優勝が現実的になる。そういう意味では“勝ち点6の価値”とかそういう表現も薄っぺらく感じるほど意味合いが強い試合となった。そして迎えた当日、試合会場は大学サッカーの聖地・西が丘だ。舞台は整った。


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