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オランダ2部クラブの施設へ侵入。ホームスタジアムの収容人数は、わずか3,200人

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初日で2クラブの施設を見た後、夜は有名な飾り窓地区を通って(通っただけ)…とかなり充実度が高かった。ちなみにその翌日はアヤックスvsユベントスのCLが前日覗いたヨハン・クライフ・アレーナであったのだがviagogoやStubHubで最低でも650ユーロとかなり高額だったので断念した。

アムステルダムをちょっと観光して、17:00過ぎにこの首都から東へ電車で30分ほどのアルメールという街へ。初めてaribnbを使って取った宿でやや不安感もあったので、早めに移動することに。

そして、降り立ったアルメールという街がとんでもなく何もない。中央駅の1つ手前の駅が宿の最寄りだったのだが、駅前には小さい花屋やファーストフード店、バーが入った小さなショッピングモール(この言葉もふさわしくないと思えるほどの規模だ)に加え、あとはひたすら一軒家が並ぶのみ。

その中から宿を見つけられるか不安だったが、BB(Bed & Breakfast)と書いてあるのでわかりやすかった。ちょっと大きな海外の一軒家という感じだ。

ANITAさんがこの宿のホストで、“AND"で付け加えられているのは旦那さんんの名前っぽい。

インターホンを鳴らして入ってみると、家主であるFRANKと思しき陽気なおっちゃんが出迎えてくれて、2階の部屋案内から共有リビングの使い方などを懇切丁寧に教えてくれた。リビングの冷蔵庫にある飲み物(100%ジュースや水、コーラ、ビールなど)とコーヒーや紅茶は飲み放題で、wifiも完備。結論、今回の旅で泊まった宿の中で最も良かった。


謎に掲げられている“福”の文字。

部屋に入ったのが19:00前で、寝るにはまだ早い。ただ、やることも特段ない。そこでふと、「この街にもサッカークラブがあるはずだ。グラウンドや練習施設を見に行こう」とgooglemapを見ると、北東へ5kmほどの場所にサッカーグラウンドらしきものを発見。少し遠いが、宿で自転車の貸出があったので、行くことにした。住宅街を進み20分ほど走ると、広々とした緑の敷地が現れる。

時刻は20:00前と少し遅かったためトップチームの選手ならびにスタッフは誰一人いる様子はなく、グラウンドではジュニアチームと思しき少年達が練習に励んでいた。

グラウンドは数えてみると6面はあり、クラブハウスの横にスタジアムが併設されている形だった。名前は「YANMAR STADION」。






スタジアム:入場可能数 ホームスタジアムは、メインスタンドに椅子席があるものとし、その入場可能数は 5,000 人以上でなければならない。なお、ベンチシートは1席あたり 45cm 以上で計算を行うものとし、芝生席は、安全性等についてJリーグが検査し、特段の支障がないと認められる場合には、観客席とみなすことができる。

【参考】 J3クラブライセンス交付規則
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/regulation/2018/29.pdf

話はそれたが、この人口20万人に満たない街のクラブですら、これだけの施設を持っている訳である。

ちなみに街中には公園がけっこう存在し、鉄でできたゴールもあった。オランダがサッカーの強豪国で入られる裏には、こういった環境面が大きいのだろう。

その後、チャリで戻る途中にスーパーで晩ごはんの食材を買って、宿に戻って夜ご飯を食べる。居合わせたブラジル人男性と30分ほど、食事と会話を楽しんだ後、就寝。


さあ、3日目はこの旅の目的地の1つであるフローニンゲン。

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